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悪役?ライバル?に転生〜器用貧乏型が知識と努力で運命を切り開く〜  作者: ヒバリ


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20 初めてのスキルレベルアップ

現在更新中

北条氏政転生 週一 

六角義治転生 週一

ファンタジー 毎日(一章分)

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こいつはコンテスト狙うための作品のつもりです。

反響が良ければそれ以降も書きます。

応援コメント いいね ブックマークよろしくお願い申し上げます。

         20第一章

    初めてのスキルレベルアップ


 エルは、初めての中層狩りを終えた後に水を浴びて母の手料理を食べたらどっと疲れが出てすぐに寝てしまった。


 「エリン。あの子は何かとんでもない力を秘めているようだぞ。今日なんてボブゴブリンを2〜3体1人で受け持てるようになっていた。」


 アルスとエリンは召使である老婆のメリンダにいつものように後片付けを任せるとテーブルにお酒を出して今日あった出来事を話し込んでいた。


 「まぁ、エルにそんな危険なことをさせたのですか!」


 「いやいや、待つんだ!しっかりと浅い層で狩りが出来ていたし、俺が守ることも可能だと思った上での行動だ!それに、エルが強いのは魔法を教えているエリンも分かっているだろ!?」


 アルスは両手を前に出して待て待てと宥めながら言い訳を並べる。


 「もう!分かってはいますけど一言言いたくなるのですよ!」


 「すまんすまん。だがな、あいつは多分俺たちにも言っていない何かがあると思うんだ。もしかしたら本人が気づいていないだけでスキルが出ているかもしれない。」


 ゲームでは自分のステータスは確認できるが、スキルを確認するには各大都市や首都にある大教会まで行かなければならないという設定があったが、この世界におけるスキルは教王のお膝元である聖国や聖国から派遣されている神官の司教クラスが住まう大教会でしか判明させられない。

 普通の都市や街にある教会は神官の司祭レベルまでしかいない。町の治療所みたいな役割を果たしていた。


 「それは、私も思っていたわ。魔法の飲み込みを考えれば魔術のスキルがあるかも…もしかしたら賢者かな!?」


 この世界では魔力のあるものは魔法を使えるが、その中でも飛び抜けた才能を持つものは往々にして何か魔法に関するスキルを持っていた。

 

 「うーん。もしかしたら戦士や武術関係?まだまだわからないが楽しみだな。」


 「ええ!きっとあの子は私たちなんかよりも大きく凄いことを成し遂げるに違いないわよ。けど、私としてはただ幸せに元気で過ごしてくれたらそれで充分なんだけれど…」


 「はっはっはっ、俺たちのようにかぁ。それだと冒険者として世界を旅することになるな。」

 

 「そうねぇ。けど、あの時間は私たちにとってとても大切で素敵な時間だったわ。」


 「あぁ…。」


 プラチナ級冒険者パーティーのリーダーをしていたプラチナ級黒雷のアルス、そのサブリーダーを務めた同級のエリンは普通の冒険者では経験できないような逆境や経験をしてきた。

 エルもいつかそのようになるのかと考えたら嬉しい気持ちや少し心配な気持ちがよぎっていた。

 


〜〜〜〜〜


 「うーん、よく寝てしまったな。」


 エルが朝起きたのはいつもよりも少し早い時間だった。身体から倦怠感は抜けているが少し心配だったので今日は休みにすることにして軽くランニングだけした。

 家に帰ってきてもまだ起きていなかったので昨日回収したボブゴブリンの魔石を吸収してどれだけスキルレベルが上がるかの検証をする事にしたのだ。


 「よし、とりあえずはメイン武器の剣に突っ込んでみるか。えーと、今のスキルレベルは…」


スキル

ユニーク 心装顕現 lv1 (136/600)


ツリー表記


心装顕現→魔剣顕現lv1(54/100)

    →魔杖顕現lv1(82/100)


 エルはステータスを開いたまま、剣を1つの魔石に近づける。ゴブリンの魔石よりも大きさと純度が変化しているような気がする。

 父曰く、小〜中魔石らしい。ゴブリンは屑〜よくて小魔石だとも聞いている。

 近づけた瞬間スッと魔石は消えた。それを確認した後にステータスを確認すると


魔剣顕現lv1(60/100)


となっていた。今の手持ちはあと10個ほどだ。まずは、8個食わせてみようと思いエルは2個だけ机の上から退けて魔剣に吸収させる。


 魔剣が魔石を吸収した瞬間ピカっと光った。急いでステータスを確認すると


魔剣顕現lv2(0/200)

new!

原初の剣lv1(0/100) 経験値up(極小)

第二の剣 腕力up(極小)


 新たな魔剣と今まで使っていた魔剣へのレベル制度が発現していた。

 まずは、新しい件を確認しようと思って第二の剣と念じながら魔剣顕現を発動すると手の中に原初の剣とは別の剣が握られていた。

 見た目は鉄の剣という感じでボブゴブリンや店で売っているような普通の剣だ。

 当たり前だが、木の剣である原初の剣よりも重く良くきれそうな見た目だ。しかし、特殊効果によるものなのか木剣よりも軽く振るうことができた。

 

 次は、原初の剣のレベル制について調べるために原初の剣を念じると手の中の剣が入れ替わって木剣が出てきた。

 これは他の武器種とも入れ替えができることから予想ができていた。


 さて、原初の剣のレベル制度を確認するために魔石へと近づけてみると…

 いつもと同様に魔石を吸収していったようだ。もう一度ステータスを確かめる。


魔剣顕現lv2(2/200)

原初の剣lv1(5/100)

第二の剣


 多分予想だが、原初の剣はlv1テーブルの経験値取得率をしている。魔剣顕現lv1自体のレベル上げと同じような上がり方をしていることからも確かだろう。

 一方、魔剣顕現はlv2テーブルに入って今までの約1/5程しか経験値がはいっていない。これは苦労しそうだな…。

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