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同棲犯  作者: 松河直人
5/6

周り

「ねえ、本当に良かったの?」

帰り道、友香と二人になったところで切り出した。

「なんの話?」

「温泉とか本当は興味ないでしょ。」

高校の時から友香を見ているが、こういう時は遊園地に行きたがるものとばかり思っていた。友香はお子様だから。

「バカにしないでよねー。私だって興味なくはないから!」

声に出ていた?と思ったがそんなわけもない。長い付き合いだと雰囲気で伝わってしまうのだ。

「でも遊園地の方が好きでしょ?なんで別のを提案したの?」

「うーん、最初に話しかけた子がね?遊園地には興味無さそうな感じだったから。楽しめない人がいると楽しくないからね!」

友香のそういうところが好きだ。

「いやでも、なんで温泉?好きだとは限らなくない?」

「あの子の雰囲気が私のおばあちゃんに似てたから。でもまあ要するに勘かな!」


友香はこんな感じなのに周りが見えてて気を使えるのがすごい。でも言ってしまうと悔しいだけだから、まだ褒めないでおく。

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