表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
同棲犯  作者: 松河直人
3/6

最近、大学が面白くない。いや、最近じゃなくてずっとかもしれない。授業はもちろん面白くないし、友達といても楽しくない。だから、というか結果的に、大学に入ってから今までの数ヵ月の大半を一人で過ごしている。

中高と女子高に通っていた私は、恋愛の話ばかりしている共学の女子たちについていくことは出来なかった。好きな人の話なんか数分で終わってしまうし、自分以外の話を聞いて何になるのだろうと思っていたからだ。そんな話をしているぐらいだったら、一発ギャグをしたり、下ネタを言って騒いでいた方が余程楽しいと思う。

大学に入って初めて「女」として扱われることも、それを盾に媚ばかり売っている女子たちも、気色悪くて仕方がなかった。

高校生に戻りたいと、何度思ったことか。でもそれはただの願望に過ぎないと割りきり、梢は今日もただ青春をすり減らす。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ