表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/32

第8話 道路工事

「ほ・・・

本当にやるのですか?

ザマア殿・・・」


「やるの。」


ザマアとニーは、未開拓の荒れ地にいた。


農戦士ファームバトラーに乗って。


ザマアの機体は、コンバイン。


ニーの機体は、ボロ。


それぞれ、鎌を持っている。


「おりゃあああああああああああああッ!」


バキバキバキ・・・


コンバインが振るった鎌から、かまいたちが生じて、辺りの草や灌木をなぎ倒す。


「いやあ・・・

便利だ・・・

農戦士ファームバトラーは・・・」


ニーは、絶句している。


「どしたの?」


「い・・・

いえ・・・

まさか、農戦士ファームバトラーを農業や土木作業に使う者はいなかったので・・・」


ザマアは、傍にあった荷車から、斧を取り出す。


「さあ!

とにかく、何をするにも「下積み」から!」


ザマアたちは、領民が発見した鉱山への道を開拓し始めたのだった。


「こんな便利なもの・・・

なんでみんな、こういう使い方できないんだろうなあ・・・」


ニーは、砂利を敷いて、踏み固めだした。


「そうそう。

筋がいいね。」


「もし、この道が通ったら、道沿いは栄えるのでしょうか?」


「うん。

間違いなく。」


領主が、自ら「道路工事」をしています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ