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ぼっち回避

気付いたら、何人かの方にブクマをして

いただけているようで、嬉しいです。

活力になります。

 イナバは自分の指、腕を見やり、耳を探るように触ると、満足気に頷く。

 先程、巨大な水晶で姿を確認した際は、テンパっていた為に気付かなか

ったが身体のそこかしこには、キャラメイク時に選択したアイテムがしっ

かりと装備されていた。

 腕輪や指輪、耳飾り、一見すると単なる小汚いズタ袋など様々だ。

 金属の指輪や耳飾りなどを、この寒い中で身に付けていたら普通なら凍

傷になったりする恐れがあるが、当然イナバは【冷気無効】のスキル効果

のおかげで、そんなものとは無縁である。


(一番重要なのは……やっぱコレだな)


 イナバは右の二の腕に装着されたアイテムを見る。

 『宝箱の腕輪』という名のアイテム。

 銀の輝きを放つ腕輪には、細やかな文様がびっしりと彫り込まれており

虹色の宝石が1つはめ込まれている。

 この虹色の宝石は異空間に繋がる入口になっており、その異空間の中に

重量や大きさに関係無く、合計50個のアイテムを収納できるというアイ

テムだ。


 『転生の門』では武具や消耗品などのアイテムは、軽く数百種類用意さ

れていた。また、魔法の巻物スクロール、各種魔法薬(ポーション)等の複数所持したい使い捨てア

イテムも多い為、はっきり言って50という収納数は少ない。

 しかし、この『宝箱の腕輪』と言うアイテムにはその少ない収納数を補

って余りある、もう1つの便利な効果があった。

 『転生の門』……と言うかこの異世界には、敵の装備しているアイテムを

奪取したり、ピンポイントで破壊できる魔法やスキルが存在する。

 この腕輪は、中に収納したアイテムをそれらの効果から保護してくれる

力があるのだ。

 その保護効果の力は非常に強く、魔法で言うならレベル90以上の者が

使う魔法でも、『六つ星』以下の奪取、破壊魔法なら完全に無効化し、

『七つ星』以上の魔法でも高確率で無効化してくれる。

 当然だが、この腕輪自体もその保護効果で守られている。


 なので、イナバはレア度が高く、特に有用そうなアイテム達を厳選して

この腕輪の中に収納していた。


(アイテムを取り出すにはどうしたら……う~む……)


 イナバは少し悩んで、試しに取り出したいアイテムを頭に思い浮かべて

みる。


 すると、腕輪にはめ込まれている虹色の宝石が光を放つ。

 そして、その光の中からある1つアイテムが飛び出し、イナバの垂れ下

がった耳に自動的に装着された。

 そのアイテムは、間違いなくイナバが頭に思い浮かべたものだ。

 イナバの持つマジックアイテムの中でも、1、2を争うほど強力な効果

を持つレアアイテム。強力すぎるので1つしか所持を許されなかった為、

いざという時に装備しようとしまっておいたのだが、ここはゲームの中で

は無く、未知が溢れる異世界だと理解した以上、出し惜しみせずに装備し

ておくべきだと判断した。

 できれば、このアイテムが発動するような事態が起こらなければ良いが

……と考えながら。


(アイテムも正常に作動したな……あ、そうだ!)


 イナバは200mほど離れた場所で未だにピクピクと痙攣している、で

かい狼を思い出す。


 近づいてよく見てみると、血を吐き、前脚と後ろ脚がそれぞれ1本ずつ

おかしな方向に曲がっており、かなり痛々しい姿になっていた。

 スキル【強度測定】を発動させてみる。

 狼の体から立ち上るオーラの色は灰色――レベル20台のようだ。


(ああ、やっぱり雑魚キャラだったか)


 今にも息絶えそうな狼を見ながら、淡々とそう判断する。

 稲葉浩の頃なら、大怪我をした人や動物を見たら、大いにビビったはず

だが、今は特に動揺もしない。

 モンスターに生まれ変わったたことで、メンタルが強くなったのだろう

か?などと考えながら、イナバは左腕に5つほど纏めて紐で括り付けてあ

るズタ袋のようなものの1つを取り外すと、その中を漁り始める。


 この一見小汚いズタ袋のようなものは、名を『魔法の収納袋(マジック・バッグ)』と言い、

中が異空間と繋がっており、重さ5kgまでの物を合計1000個まで収

納できる。しかも、いくら物を中に収納しても膨らまず、重さも増えない

という、まさに魔法の袋だ。

 『宝箱の腕輪』よりも収納数は圧倒的に多いが、アイテムを奪取、破壊

する効果から自身、及び中に収納されているアイテムを保護してくれる力

は無い。

 なので、この袋にはレア度は低いが大量に必要となりそうな使い捨てア

イテムなどを色々と突っ込んでおいた。


 その中の1つ、緑色の液体の入った硝子の小瓶を取り出した。

 一応、中を漁る前に袋の口を開いた状態で、取り出したいアイテムを思

い浮かべてみたが、『宝箱の腕輪』のように自動的にそのアイテムが出て

来ることはなかった。

 どうやらこの袋は、自分の手で使いたいアイテムを取り出さなければな

らないようだ。


 取り出した小瓶の蓋を開け、中身の緑色の液体をでかい狼の身体に振り

かけてみる。

 すると、狼の身体がほのかに光り、曲がった脚などの怪我がみるみるう

ちに治っていった。

 振りかけた液体は『治療の魔法薬(ポーション)・下級』と言う名のアイテムだ。

 その名の通り、飲む、あるいは身体に振りかける事で、怪我を治療し体

力も回復してくれる、と説明文に書いてあった。


「おお! 凄いなこれ!」


 回復薬というのは、大抵のゲームに必ず登場すると言ってもいいくらい

ポピュラーなアイテムだが、実際リアルにその効果を目の当たりにすると

さすがに驚愕する。


 ちなみに治療をしたのは、別にこのでかい狼を哀れに思ってのことでは

無い。

 これも単なるアイテムの効果の確認作業だ。

 稲葉浩の頃ならば、襲ってきた相手とはいえ、死にかけていたならば哀

れに思い、助けていたかもしれないが、今は『殺そうとして襲い掛かって

来たのなら、返り討ちにあって、その結果死ぬ事になったとしても自業自

得、文句は言えないよね?』と、あっさり割り切れるようになっていた。

 慈悲は無い!

 これもモンスターになったが故の変化だろうか?


 あなた…覚悟して来てる人…………ですよね。人を始末しようとするって

事は、逆に始末されるかもしれないという危険を常に覚悟して来ている

人ってわけですよね…というやつだ。


 傷が癒え意識が戻ったのか、狼は顔を動かす。

 そしてイナバが目の前に来ている事に気付いた――その瞬間、残像が見

えるような凄まじい速さで起き上がり、一目散に逃げ出していった。

 一瞬の迷いも感じさせない、無駄の無い洗練された動きだった。………

無理もないが……。


(脱兎の如くだな……あ、兎は俺か……)


 くだらないことを考えながら、遠ざかる狼を見送り、イナバは改めて辺

りを見回す。


(とりあえず、確認したい事は全部したと思うし……いつまでもここに

居ても仕方ないな……)


 周りは何も無い平野だ。

 空は曇ってはいるが、今はまだ明るい。明るい内に雨風が凌げ、寝泊り

ができそうな場所を探しておきたかった。

 今はモンスターになってしまっているが、ついさっきまではある程度の

文明に囲まれて暮らしていた現代っ子だったのだ、いきなり他のモンスタ

ー達の闊歩するような場所で野宿は正直キツイ。


 人の集まっていそうな場所を探すか、と考え、イナバは移動を始めるこ

とにした。


「俺を守りながら、付いて来てくれ」


 律儀にイナバの後ろで、整列しながら待機していたスノウマン達に命じ

ると、スノウマン達はイナバの前後左右、四方を固めるような陣形を取り、

イナバが歩くのに合わせて移動する。

 その姿に頼もしさを感じながら、イナバは自分でも軽く周囲に警戒しな

がら歩き出す。




(綺麗な所だなぁ……)


 イナバは辺りを見ながら、のんきにもそんなことを考える。

 一面の銀世界、ぱらつく白雪、所々に屹立する巨大な水晶、神秘的と言

ってもいい景色だ。

 とてもモンスター達の闊歩するような場所とは思えない。(今は自分も

モンスターだが)

 こんな状況でなければ、歌でも1つ歌いながら散歩したくなるだろう。


 それからしばらく歩き続けるが、一向に人気のありそうな場所は見つか

らなかった。


「……お! なんだ?」


 不意にスノウマン達が光り始めたかと思うと、青白い光の粒となって、

空中に消えていった。


(時間切れか……)


 スノウマン達が居なくなり、一気に寂しい気持ちになっていく。


(人の居そうな場所も全然見つかりそうな気配が無いし……ん? 待て

よ……俺、今雪獣人(イエティ)じゃん!!)


 イナバはようやく気付く。


(そうだよ!今俺は雪獣人(イエティ)、モンスターだ!!

人間の居る場所なんて探してどうする!? 仮に見つけたとしても絶対に

宿なんか貸してもらえないだろう……少なくとも俺が人間だった頃にこん

な毛玉がいきなり目の前に現れたら、絶叫しながら逃げる!)


 その事に気付くとイナバをさらなる寂しさが襲ってくる。

 雨風の凌げそうな場所を借りたいなら、人間ではなく、モンスター達の

集まっている場所……集落なんかを探さなくてはならないだろう。

 それもさっきのでかい狼達とは違い、話が通じる知能と知性を持ってい

るようなモンスター達がいる場所を。

 しかし、モンスター達の集落に泊まるというのは何となく……と言うか

途轍もなく不安だ。(今は自分もモンスターだが)

 それに、モンスター達の住んでいる場所というのは、何となく清潔そう

なイメージが思い浮かばない気がする。(今は自分もモンスターだが)

 それでは、野宿と大して変わらないのではなかろうか……。


(う~ん……これは人生? 初野宿になるかなぁ……しかもぼっちで……

いや、待てよ? そういえば!)


 イナバは、頭の上に光る電球が浮かんだような気がした。

 再び左腕に括り付けている『魔法の収納袋(マジック・バッグ)』の1つを取

り外し、その中から、あるアイテムを1つ取り出す。


「コレだ! コレだ!」


 先程までの寂しそうな雰囲気は何処へやら、取り出したアイテムを見つ

めるイナバは非常に上機嫌だ。

 野球ボール程の大きさの、中心部に妖しい青い光を宿す氷。

 『氷魔結晶』と言う名のアイテム。


 召喚魔法によって呼び出された精霊は『特別な方法』を使わない限り、

先程のスノウマン達のように、一定時間が経つと消えてしまう。

 その『特別な方法』というのが、精霊ごとに決まった特別なアイテムを

媒介にする、というものだ。

 この『氷魔結晶』は元のレベルが50以下の、大体の『氷の精霊』の媒

介にすることができる。


 こうした媒介アイテムを使って召喚した精霊は、自身か体内の媒介アイ

テムを破壊されない限り、消えずに居残り続ける。

 媒介アイテムは余り多くは持ち込んでいない為、本来ならば使い所をよ

く考えるべきなのだろうが……このままぼっちで野宿をするのはどうして

も嫌だった。


(これを使って精霊を召喚すれば、最悪野宿になっても寂しさは薄まる

だろ!……さて、どの精霊にしよう……)


 先程と同じくスノウマンでも良かったのだが、そういえば女の子の姿を

した精霊もいたな、ということを思い出し、どうせ傍に居てもらうなら女

の子の方が嬉しいか、とイナバは考える。


「よし!……【召喚魔法(サモン・マジック)】! 氷の精霊(アイスエレメンタル)・雪乙女!!」


 イナバが魔法を詠唱すると、先程のスノウマン達の時と同じく、空中に

小さな青白い光が灯る。

 その光は先程とは違い、その場では膨らまず、スゥ~っと吸い寄せられ

るように、イナバの手の中の『氷魔結晶』に吸い込まれていき、結晶は激

しい光を放つ。

 慌てて手を放すと、結晶は宙に浮いたまま光を放ち続け、やがて光は人

のような形をとった。


(!!……か、可愛い!!)


 光が収まると、そこには1人の可憐な少女が立っていた。

 見た目は人間で言うと、15歳くらいの年齢に見える。身長は150c

mちょいだろうか。

 長く艶やかな黒髪、病的なまでの…雪の様に白い肌、吸い込まれそうな

ほど深い蒼の瞳、薄紅色の唇、纏っている純白の着物には所々に金色をし

た六角形の氷の結晶のような模様がある。

 その模様と同じ形の、これまた金の髪飾りを1つ頭に付けている。


 『雪乙女』と言う名の、一見すると美しい人間の女性にしか見えない、

氷の精霊の一種である。


(APP15……いや、16はいくか?)


 TRPG好きの人にしか伝わらなさそうな表現で、イナバは目の前の『雪

乙女』の少女を評価する。

 雪獣人(イエティ)になっても、人間と同じ外見を持つ精霊を見て可愛いと思

うという

ことは、美的感覚は稲葉浩だった頃と余り変化していない様である。

 レベルは30台といったところで、戦力としては心許ないが、別に戦力に

なってもらう為に召喚したわけではないし、何より可愛いので全く問題無し

だ。


 雪乙女はその蒼い瞳で、ジッとイナバを見つめてくる。

 イナバは少し動揺する。別に女性が苦手というわけではない。

 苦手だったらそもそも、女の子の姿をした精霊を召喚したりはしない。

 高校生の頃に1回ではあるが、女子とお付き合いをしたこともある。(1

ヵ月でフラれたが)

 職場でも女性社員達と普通に会話できる。(仕事に関する話しかしたこと

は無いが)

 しかし、こんなに可愛い女の子に、こんなに近くで、こんなに見つめられ

た経験は無い。

 何か指示を出されるのを待っているのだろうか?

 とりあえず何か言わなければ! とイナバは判断する。


「え、え~と、あのぉ……こ、これから色々と手伝いをしてもらうことに

 なると思うから、その……よ、よろしく!」


「……畏まりました。お役に立てますよう、精一杯務めさせていただきま

 す。召喚者イナバ様」


 雪乙女は、すぅっと静かに丁寧にお辞儀をする。

 イナバはホッと胸を撫で下ろす。「お断り致します!」とか言われたら、

かなりショックだっただろう。


「あ、いいよ、いいよ! 様なんて付けなくても、気楽にイナバって呼ん

でよ」

「畏れながら、お断り致します」


 そこを断るんかい!!


「主人たる召喚者様を呼び捨てにすることなど、とてもできません」

「そ、そういうものなんだ?」

「はい」


 正直、様付けで呼ばれるのはムズムズするものがあるが、雪乙女の瞳の中

に、ここは絶対に譲れない、という鋼の意志が見て取れたので、イナバはそ

の辺は諦めることにする。


「ま、まあ、それならそれで構わないけど……あ! そういえば、君の名前

はなんて言うの?」

「雪乙女ですが」

「うん、いや……それは君達の種族の名前でしょ? 君個人の名前は?」

「私達のような低位の精霊には個別にそれぞれの名前を付けるような習慣

 のある種族はあまりいないのです」

「あ、そうなんだ……でも雪乙女のままじゃ、なんかよそよそしいな……

 よし! じゃあ、俺が名前を付けても良いかな?」

「ありがたき幸せ」


 良し! それならば、とイナバは雪乙女を見ながら考える。

 そして、ふと彼女の頭にある髪飾りが目に入る。


(……雪の結晶……六角形……よし!)


「『六華(リッカ)』っていうのは、どうかな?」

「リッカ……」

「……い、嫌かな?」

「いえ……素敵な名前をありがとうございます」


 雪乙女……改めリッカは、再び丁寧に頭を下げる。

 そこには深い感謝の念が感じられた。

 それを見て、イナバは安堵する。どうやら気に入ってもらえた様だ。


(よっしゃ、よっしゃ!! これで最悪、野宿になっても……ん?)


 イナバはピクンッと耳を動かす。


「……リッカ、今の聞こえた?」

「はい。微かにですが……爆発音のようなものが……」

「やっぱり……?」


 イナバは耳を澄ませてみる。

 遠くから、リッカが言ったように何かが爆発するような音。

 さらに、獣の吠えるような声。そして先の2つに比べて、非常に聞き取り

辛いが……おそらく人のものと思われる(しかも複数の)叫び声が聞こえる。


「リッカ、獣の咆哮みたいなのと、たぶん人っぽい叫び声は聞こえる?」

「いえ。私には爆発音のようなものが、微かに聞こえるのみです」

「そう……」


 どうやら兎っぽいだけあって、イナバの耳はかなり良くなっているらしい。



(………戦闘…かな?)


 暫し、聞こえてくる音に耳を傾け、イナバはそう判断する。

 最初は人間が獣……おそらく何らかのモンスターに襲われているのかとも

考えたが、よく聞いていると人っぽい者達の叫び声は、恐怖の叫びという感

じでは無く、何となく雄々しさを感じさせる、気迫のこもった叫び声に聞こ

えたからだ。

 故に、ここから少々離れた場所で複数の人と、モンスターが戦闘を行って

いるのではないかと考えた。


(……どうするか)


 行ってみるか、行かざるべきか、イナバは考える。

 行けば戦闘に巻き込まれる危険がある。

 君子危うきに近寄らず、触らぬ神に祟り無し、身の安全を第一に考えるな

ら、ここはスルーすべきだろう。


 しかし……ファンタジーな異世界での、(おそらく)人とモンスターの戦

闘………………見たい!!

 イナバの心は、またしてもしょうもない欲求に支配されようとしていた。

 人間だった頃は、もう少し自分を抑圧できていたと思うのだが、生まれ変

わって、何本か頭のネジが外れたかな、と自嘲する。


「……行ってみるか!」

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