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人生謳歌
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「それでどうするのじゃ?」
「ん?何が?」
「これからなのじゃ」
「うーん、逆に興味ある?」
「そりゃそうなのじゃ、お主の力は神に等しい、そんな人物が今後どう生きていくか気にならない者はおらんのじゃろ?」
「あはは……確かにそうだけど、今はもうほとんど制御してるよ」
「制御?何の為に?」
「いや、まぁ自分が危ない時とかは流石に使えるけどそんなしょっちゅう使ってたらふとした拍子に大事故になってしまいかねないからね」
「ほう?」
「そうだなぁ、どうするか?って言われてもパッと思いつかない、今まで通り、酒を飲みながら外を散歩……あ、そうか!」
「む?」
「酒を飲みながらこの世界をぶらりぶらりする!今から今すぐ!」
「えぇ!?今決めたのじゃ!?」
「こう言うのは思い立ったら吉日!明日になると身体が動かなくてゴロゴロするだけの人生になるからね」
「たまには帰ってくるんのじゃよ?あの家はまだあるのじゃから」
「うん♪」
「行ってらっしゃいなのじゃ」
「行ってきます♪」