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人生謳歌
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「それで……これから、どうするのじゃ?」
「ん? 何が?」
「決まっておるじゃろ。これからどう生きていくのか、じゃ」
「うーん……逆に興味ある?」
「そりゃそうなのじゃ。お主は神に等しい力を持っておる。その者がどんな未来を選ぶか――気にならぬ者はおらん」
「……あはは。まぁ、確かにね。でも今は、力もほとんど制御してるよ。必要な時しか使わない。じゃないと、ふとした拍子に世界が吹き飛びかねないから」
「……なるほどのう」
「だからさ。どう生きるか、って言われても……結局は今まで通りかな」
「今まで通り?」
「酒を飲んで、笑って、散歩して……あ、そうだ!」
「む?」
「この世界をぶらり旅する! 酒を片手に、今から今すぐ!」
「は、はぁ!? 今決めたのかの!?」
「こういうのは思い立ったら吉日! 明日になったら面倒くさくなってゴロゴロするだけになっちゃうし」
「……まったく。なら、せめてたまには帰ってくるのじゃぞ? あの家は、まだあるのじゃから」
「うん♪」
「――行ってらっしゃい、なのじゃ」
「行ってきます♪」





