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異世界転生したら女になっていました!  作者: しぇいく
最終章

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639/644

【てへっ』


 『……はめたわね』


 【キャハッ♪それってどっちの意味かな?もしかしてこっちの方?』


 【……】


 【え?どっちってどう言う意味?】


 アオイが少し下品な返しをどうやらリュウトは理解してない様だ。


 【それより、2人とも……反応してるぜ、その魔皮紙』


 【……!?】


 【これは!まさか!】


 2人が起動したのは何の変哲もない冒険者なら誰もが持っている“パーティー専用の通信魔皮紙”


 {リュウトさん!}


 {リュウトっ!}


 {リュウト}


 {ますた〜}


 【みんな!】


 {ますた〜}


 【あーたん!】


 {あのね!ドーンってなった後身体がふわふわしてね!それでそれであーたんじゃない記憶をね!見てたの!}


 【お、おう?】


 {だーもう、それじゃ伝わらないわよ}


 【アンナ!】


 {久しぶりね、リュウト、こっちはアオイのおかげで全部把握してるわ、残るはソイツだけよ、こっちは私たちに任せてやっちゃいなさい!}


 {ちょっと!アンナさん!?何で話切り上げようとしてるんですか!私たちの番は?}


 【アカネ!】


 {リュウトさん、この戦いが終わっても私達の恋の戦いは終わってませんからね?だからそんな奴倒して無事に帰って来てください!あと妹ちゃんも帰ってきたら説教です!}


 【あぁ!任せろ!】


 {リュウトっ}


 【みや……】


 {ごめん、リュウトっ、今まで騙してて……}


 【いいさ、気にしてない……お前はお前で辛かったんだよな?】


 {……うんっ……}


 【でも、この状況になったのはそんな辛い思いをしてきたお前のおかげでもある、何かあったらアオイさんに責任とってもらうさ】


 {……責任?}


 【そうだな?とりあえず責任とって俺と結婚してもらうかな?ハッハッハ】


 {リュウトっ、笑えない}


 【あ、あれ?】


 {リュウトっ……アカネも入れてちゃんと話し合うからっ……早く帰ってきてっ}


 {頼みました!リュウトさん!}


 {ますた〜がんばってー!}


 {あんた達が頼みよ!}


 【あぁ……まかせろ!】


 

 そして、ヒロユキ達も__


 {アニキ!}


 「……ジュンパク」


 {こっちは__}


 「__何も言わなくて良い」


 {え}


 「……俺に言わせてくれ」


 {あら〜、珍しいわね〜}


 {ヒロユキさん……}


 {うん!アニキ!}


 {……}


 自分から話すと言うヒロユキにしてはかなり珍しい言葉を聞いて、たまこ、ユキ、ジュンパク、ユキナは言いたい事を喉の奥に押し込んだ。


 「……みんな……こんな俺と一緒に居てくれてありがとう」


 {……}


 「……そして、これからも、よろしく」


 {アニキ……}


 「……最後の頼みだ」


 {うん}


 「……後は俺に任せろ」

 

 {うん!}


 {はい!}


 {了解〜}


 {私……}


 {ユキナ、ヒロユキさんのさっきの言葉はアナタにも言ってるんです}


 融合している大人版のユキがユキナに注意するが


 {私、私}


 ユキナはそれでも何かを伝えようとしているが人間の言葉をあまり覚えていないので言葉が出なくて泣いている。


 {しっかりしろユキナ!アニキは解っててお前を行動させてたんだよ!}


 {!?}


 {ミー達が気付いていないと思った?でもアニキがそうさせたいから野放しにしてたんだ!そしてお前はここに戻ってきた、逃げようと思えば逃げれたけど戻ってきた!……いや、まぁアニキの魅力からは逃れられないのミーは知ってるけど、なんたって__}


 {はいは〜い〜そう言うわけだから〜?ユキナちゃんも〜頑張りましょうね〜}


 {……!、ユキナ、頑張る!}


 


 ユキナのその言葉を最後に全員の通信は切れる。




 【どう?元気出たでしょ?』



 その通信が終わるまで1人でピリオドの攻撃を止めていたアオイは無邪気な笑顔だ。



 【あぁ、すこぶる元気が出たよ】


 【……ありがとう、姉さん】


 【ん?姉さん?】




 【さて、じゃぁ最後の仕上げに取り掛かるよ』



 


 






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