『まだ足掻くのね』
『
『さて、と』
ピリオドはもう一つの倒れている身体に向かってゆっくり歩きだす。
『神と私で作り出した最高の身体……私の魂が入るはずだった身体……』
「……」
その身体は何も答えず綺麗に目を閉じているままだ。
『この世の美の終着点、だけどもう必要ないわね』
アオイを中心にゆっくりと巨大な魔法陣が展開されていく。
『だって、この世界はもう終わるんだから♪可愛かったって意味ないからねぇ♪』
次の瞬間____
『消えろ、イレギュラー』
凄まじい轟音と共に空から夥しい数の隕石がアオイに向かって落ちてきた!
『キャハハハハハ!!!!!』
次々と落ちてくる隕石は地面に衝突と同時に地形を変えていく。
『消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ粉々になって一片も残さずに消えろ!お前の存在は私を揺るがす!消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろイレギュラーが!!!!』
天変地異……その言葉がふさわしいだろう。
もはやピリオドの周りは原形を無くし、隕石が作ったクレーターに海水が流れているだけの風景になっていた。
『…………キャハッ、世界が滅びるのは確定してるのに……面白いわね……いいわ、遊んであげる』
ピリオドはそう言って“自分の影”に入って行った。
』