表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
596/644

『まだ足掻くのね』


 『さて、と』


 ピリオドはもう一つの倒れている身体に向かってゆっくり歩きだす。


 『神と私で作り出した最高の身体……私の魂が入るはずだった身体……』


 「……」


 その身体は何も答えず綺麗に目を閉じているままだ。


 『この世の美の終着点、だけどもう必要ないわね』


 アオイを中心にゆっくりと巨大な魔法陣が展開されていく。


 『だって、この世界はもう終わるんだから♪可愛かったって意味ないからねぇ♪』


 次の瞬間____


 『消えろ、イレギュラー』


 凄まじい轟音と共に空から夥しい数の隕石がアオイに向かって落ちてきた!


 『キャハハハハハ!!!!!』


 次々と落ちてくる隕石は地面に衝突と同時に地形を変えていく。


 『消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ粉々になって一片も残さずに消えろ!お前の存在は私を揺るがす!消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろイレギュラーが!!!!』


 天変地異……その言葉がふさわしいだろう。


 もはやピリオドの周りは原形を無くし、隕石が作ったクレーターに海水が流れているだけの風景になっていた。


 『…………キャハッ、世界が滅びるのは確定してるのに……面白いわね……いいわ、遊んであげる』





 ピリオドはそう言って“自分の影”に入って行った。



 』



 

 

 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー 小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ