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リュウトvs『女神アオイ』

 《ステージ 『幸せの場所』》


 …………一瞬見てすぐに目を前に向けた、俺の隣に居るのは勇者であり、俺の好きな人であり、この世でもっとも美しい女性であり________『女神』


 その顔を見続けると呪われてしまう可能性がある。

 

 「どうしてこんな事をしたんだ」


 俺がそちらを見ずに前を見ながら語りかけるとアオイは同じようにウェディングドレスの姿で前を見ながら話す。


 『私は悪の象徴『女神』よ、殺しを楽しんでて何か疑問があるの?』


 「そうだ」


 『……』


 「殺しを楽しむのなら俺達が成長する前に殺してもお前なら問題無かったはずだ、その力で魔王達全員を倒せるほどの力はあるはず、なのに俺達は生かされていた」


 『……』


 「【アオイ】の事だってそうだ、お前ならいつでも人格を乗っ取ることが出来ただろう?」


 『……』


 「これは推測だがお前は____」


 そこで割って入るようにアオイが口を開く。


 『知ってる?私のエネルギーの源』


 「エネルギー?」


 『えぇ、それで例えるのが1番分かりやすいかと思ってね、人間は色んなものを摂取して動いてるでしょ?それをまとめてエネルギーとして考えるなら私のエネルギーは…………『人の感情』」


 「感情……」


 『そう、感情よ、例えるなら私はアオイちゃんとアオイちゃんの周りの感情をダイレクトに摂取できるの……そしてそれは、感情の揺れが大きければ大きいほどいっぱい摂取出来る』


 「なるほどな、勇者として異世界に転生された俺達は元の世界とのギャップもあって感情が揺れる事は多かった、つまり、利用されていたのか」


 『ご名答♪』


 「そうか……」


 俺の手には【黄金のレイピア】が握られる。


 『…………ところで、さっき何を言おうとしてたの?』


 【いや、俺の考えが甘かっただけだ、気にしないでくれ】


 『…………』


 【…………】


 静かな空間____そして




 【俺のアオイから出ていけ!女神!】


 




 俺と女神の火蓋が切られた!





 

 

 

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