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異世界転生したら女になっていました!  作者: しぇいく
第九章

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殴り合い


 「ルコ、なぜここに来た……」


 スナイパーライフルを構え、伏せていたオリバルが後ろにルコサの気配を感じてスコープを覗いたまま言う。


 「めんどくさーい事になった」


 「なぜ攻撃を止めた……?」


 「…………刀が自分から止まった」


 「は?」


 「まぁ、あれだ、試しにその引き金引いてみ?」


 「……」


 オリバルは持っていたライフルの引き金を躊躇なく引いた……だが、弾は発射されない。


 「な?」


 「エミ……どうなってる……」


 {ごめん、マスター……私、何も出来ない……}


 「ね?めんどくさい状況でしょ?」


 「確かにな……」


 「ま、それならそれで見るしか出来ないね」


 「あぁ……」




 そう言うと二人とも【千里眼】を片目に発動させた____









  「りゃぁあああ!! ゴラァ!!」


 クロエの拳が、音を裂くようにルカの頬をぶん殴る。


 「ぐっ……なんの! なのじゃ!」


 ルカも反射で反対の拳を突き出し、クロエの頬に叩き込んだ。


 「ガッ……まだまだぁ!」


 肉と肉がぶつかる鈍い衝撃音が、戦場に響き渡る。


 お互いに【プラスフィジカルアビリティ】だけ。

 再生も治癒魔法も一切なし――ただの殴り合い。


 「さっさと降参しろや!」


 「お前が、なのじゃ!」


 化け物級の威力を誇るルカの拳。

 それをクロエは真正面から受け、同じ威力で返す。


 「ぐぬ……」


 「いてぇなぁ……ちきしょう!だけどな!」


 「っ!?」


 クロエがルカに飛びかかり馬乗りになった!


 「負けねぇ! お前だけには負けられねぇ!」


 そしてそのままルカの顔をぶん殴り始める。


 「ガハッ……」




 「お前にだけはぁ!!!!」



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