『お邪魔しました〜☆』
「しまった!あの時既に!」
『だからそう言ったじゃん〜オウム返し〜』
「オウム?」
「……女神」
ツクヨミとの話にヒロユキは割って入った。
『…………なぁに?』
「……何しに来た」
『そんな事より、先に聞きたいことがあるんじゃなーい?』
「……聞きたい事?」
『アナタのお兄さん』
「……っ!?」
『私は知ってるわ、答えを』
女神はいたずらそうにニヤァっと笑う。
「……お、お前は__」
『でも、おしえな〜い♪』
「……!?」
『キャハッ♪全てが終わって自分で確かめなさい?』
「……全てが、終わる?」
『……』
「……どう言う意味だ」
『私がここに来たのは役割を持った神という存在でありながら肩入れしまくちゃってるその子に用事があったからよ』
そう言ってツクヨミを指差す。
「こ、光栄だね、まさか女神様が僕なんかを気にかけてくれるなんて」
『そりゃぁ気にかけるでしょ〜♪他の神ならともかく、君程の神がどうしてそんなに手を貸すのか……』
「僕は……」
ツクヨミはヒロユキをチラリと見る。
『ま、理由も知ってるんだけど♪____それを無くしたら戻ってくれる?』
「っ!?」
「……!、ツクヨ__」
それを聞いた瞬間有無を言わさずツクヨミはヒロユキ達を別の所へ飛ばした。
『……』
「この部屋も封鎖した……つまりここは僕と君の永遠の棺桶になった訳だ」
『……ふ〜ん?』
「時間はたっぷりあるんだ、話してもらうよ、君の企みを」
『君、どこかの捨てられた王子かな?まぁ__』
『私と2人っきりになるとどう言うことが起こるのか教えてあげる♡』





