表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
574/644

『お邪魔しまーす♪』

 《ツクヨミの部屋》


 「はぁ……はぁ……」


 この部屋ではツクヨミは具現化されていて、ネオンライトが点灯しているバーの様な部屋には冷や汗を出して息が荒いツクヨミがまる椅子に寄り掛かるようにして床に座っていた。


 「……どうした?」


 「……」


 その光景を心配そうに見ているジュンパクとヒロユキ。


 「ら、らしくないじゃん、いつもの調子はどうしたの?ビッチみたいな」


 「フ、フフ……たしかに……僕がこんな風になるなんて……何年ぶりだろ」


 「……何があった」


 「………………あの時、不死鳥を僕の世界に飲み込んだ瞬間、声が聞こえたんだ」


 「声?」


 「うん……」


 「その声って?」


 「彼女の声……女神の……」


 「何て言ってたの?」


 ツクヨミはジュンパク達を見ずに言った。


 「…………『やっぱり私が行かないとダメかぁ』って」


 その瞬間、ドアがバタン!と言う音が部屋に響いた。


 「「「!?」」」


 振り向くとピンクハートの装飾がされた可愛いドアがあった……それを見てツクヨミが慌ただしくなる。


 「知らない!僕はこんなドア知らない!」


 「……と言うことは」


 「女神!?」


 


 「…….…」


 「………」


 「………」



 3人とも神経を張り巡らせる。


 

 そして____



 「「「!!!!」」」



 ドンドンドンドン!ドンドンドンドン!と外から扉を叩く音がして一気に静寂が破られた!


 「ツクヨミ!」


 「うん、今やってる!くっ!何て力だ!」


 「……」


 ツクヨミの力でドアが開くのを押さえつけようとするがドアはカタカタと少しずつ開いていき、外からおぞましい殺気が部屋中に流れてきた!


 「……ジュンパク!」


 「うん!」


 すかさずヒロユキとジュンパクはドアを押しに入る。


 「……」


 「……閉まった?」


 「……」


 3人の力でようやくドアは閉まり殺気も遮断され、音も無くなった。









 ______だが











 『キャハハハハハ♪ひっしすぎ★こう言うのアオイちゃんの世界では必死すぎワロタって言うんでしょ?♪』







 「な!?」






 「……いつのまに」




 

 『え?最初からだよ?だってみんな気付かないの?最初に聞こえた音は____』














 『“ドアがバタン”と言う音だよ?』














 




 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ツギクルバナー 小説家になろうSNSシェアツール
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ