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ヒロの想い


 「……」


 少し遠くで爆発音が聞こえる。

 

 やはり、あの程度では倒せなかったんだろう。


 「……すぅ……ふぅ……」


 不死鳥__デスフェニックス。


 クリスタルドラゴンや山亀に並ぶモンスター……最初から倒すにはこれしか無い。



 【武器召喚】____俺の使える最大最強の魔法。



 この魔法は自分が使いたい時に使えない欠点があった。


 

 「……」


 

 だが、魔神は意図的に俺とリュウトの武器を出させたのだ。


 「……」


 つまり、条件さえ揃えば出せる。


 「……」


 1つ、俺は武器召喚の時に必ず思っていることがある。


 「……兄さん」


 もうこの世界に来たのが何年前になるのだろう。


 寂しい時もピンチの時も重要な決断をする時も全部「兄さんなら」と助けられて来た。

 

 兄さんの事を忘れたことはない……


 「……アオイ」


 だが……あの時、アオイが俺に放った言葉……あれは元の世界で家族しか言われたことが無い名前。


 もしも、俺の予想が正しければ……兄さんはこの世界に来ても俺を見守ってくれていた。


 「……」


 その兄さんが今、訳の分からない奴に乗っ取られようとしてる。


 「……助けないと」


 

 ………………兄さん。





 …………今、行くよ。







 「……【武器召喚アンリミテッド】」





 俺が魔法を唱えると黒刀が動き出して目の前に浮く。




 「……」



 手に取ると黒刀は日本刀になる……だが、いつもと違い、その刀身は2メートルの長さになっていた。




 「……行くぞ」



 構え__そして



 「【神・斬】」



 思いっきり刀を横に振り__






 

 この世界の太陽を消滅させた。






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