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時間稼ぎ


 魔物?


 いや、これは……


 「進化した種か……」


 「ご名答ですぞ、流石【神の使徒】ですぞな」


 「リュウト達の所にいたこの子もそうだ」


 「どうやら、似た者同士対決ってとこですぞな、もっともそっちの方はもう決着がついてるみたいですぞが」


 「……」


 敵は2人、この子を守りながら戦うとなると……


 「だい、じょうぶ……」


 「そうは見えないが」


 「少し寝れ……ば治る」


 「自然治癒能力、か」


 「だか、ら時間を……」

 

 「解った」


 私は足場を少し破壊して平らにし、そこにあーたんくんを置いた。

 

 時間を稼ぐ?私の得意分野だ。


 「【武器召喚】」


 冷気とともに私の両手に武器が出現する。


 「どうやら、別れは済んだみたいですぞな?」


 「あぁ、魔皮紙もない状況でこれだけの怪我だ彼女はもう終わりみたいだ」


 そう言って、あーたんくんの周りに大きな氷の壁を作り大きな十字架にする。


 「どういうつもりですぞ?」


 「彼女も戦士だった、せめて美しい棺を用意してあげた」


 嘘だ。

 彼女の周りの壁は私の盾の魔力で作った防御壁、だが、少しでも時間を稼ぐために言葉で誘導する必要もある。


 「それに、彼女が居なくても問題はない」


 一気にその場から踏み込みムラサメに斬りかかるとマントの中から出てきた鉤爪に防がれる。


 「私が2人を倒せばいいのだからな!」


 魔力を込め、鉤爪を凍らせようとするが……


 「何!?」


 「ククク、私が何も対策を取らないと思いですぞか?」


 鉤爪は凍らず、私の剣を受け止めたままだ。


 「隙ありでおくんなまし」


 「くっ!」


 そのまま隣から攻撃を仕掛けてきたラクネの攻撃を盾で受け止める。


 「芸術は__」


 「!?」


 「爆発ですぞ!」


 2人が私から離れた瞬間、盾と剣で触れていた所が爆発する。


 「……」


 どういう原理だ?少なくとも怪しい行動は取っていなかった。

 

 「神の武器を操るのが自分達だけだと思わないことですぞ」


 「まさか!」









 「もっとも、私の武器は『女神の武器』ですぞが」







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