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獣のウワサ 五!

「うい〜、おっさん。今日は久しぶりに来たぜ」


「お、久しぶりだな。らっしゃい」


「お? 厨房に見知らぬ奴が……____人間?」


「ごっくさっす〜」


「こいつは商人だ。ミクラルから【ヒートスイマー】っつー名前のアヤカシの肉を注文したんだ。こいつの所でしか扱ってない食材でな」


「いつも毎度っす」


「ふーん? ま、俺はそんなに人間嫌いじゃないからいいけど、この国には人間嫌いも多いから気をつけろよ?」


「うっす」


「そんなことより、今日は1人か?」


「おう! いつもの相方は、つい最近ハゲ山になった所に仕事があるんだってさ」


「あぁ、爆発があったとこか」


「すっげぇ爆発だったよな。町から見ててもわかったぜ……っと……あら? 今日もいないのか? ルコサとルダの姉ちゃんは?」


「あいつらは旅人だからな。この前、国を出て行ったぞ」


「えー、ルダの姉ちゃん、今日の夜は相手してくれねぇのかぁ。楽しみにしてたのになぁ」


「お、なんだ? やることやってんのか」


「1日相手されると、3日は腰が抜けちまってヘロヘロになるくらいのテクニックよ。あれはすげーぜ」


「はん、まぁ、一杯やりな。話は聞いてやる」


「店長からの『一杯やりな』ってことは無料かなー?」


「バカいえ、ハッハッハ」


「くっそー、ま、今夜もいただくぜ」


「……あの2人、最後まで不思議な奴だったなぁ」


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