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獣のウワサ 二


「おい、知ってる?例の奴隷のレンタル券、ついに使ったやつが出たらしいぞ」



「は?マジで?そんなん当たるやついたのかよ」



「いるらしい。まぁ、レンタルだからそのうち戻ってくるだろうけどな」



「つまり、次は俺らの番ってこと?な?そうだろ?」



「お前、夢見すぎ。どうせ仕組まれてんだよ。人を引き寄せるための餌だっての」



「まぁ、確かにそうだよなー。でもさ、誰が当たったんだ?」



「どっかのじいさんだってよ」



「じいさん?なんでまたじいさんが……どうすんだよ、そんなの」



「いやいや、年取ったって性欲はあるもんだろ?知らんけど」



「はっはっは、生き急ぐじいさんね。で、そのじいさん、どこに住んでんだ?」



「町の外だってさ。山奥、誰もいないとこ」



「そりゃそうだ、人間なんて追い詰められたらそんな場所しか住めないしな」



「人間ってほんとに哀れだよなぁ。あーあ、でも『アオイ』って今、どうしてんだろうな」



「『アオイ』……。」



「あいつか……。いや、考えるだけ損だろ。どうせ俺らの手には届かない」



「そうだな。俺らは俺らの世界で楽しむだけさ」



「うーん……なんかモヤモヤすんだけど、ま、いっか」


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