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星空のユーリ  作者: 春人
第一章
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入学式:中編

「ゴルルァァア!挨拶せんか糞ガキ共!」


校門の内側には両側に上級生が3人ずつ並び奥には鬼の形相で一人の軍人が仁王立ちしていた。

彼の名前はワルター・べリオン中尉

この軍学校の教官だ。

彼の前には挨拶をせず通り過ぎようとしたのだろう新入生達数名が説教されていた。


「貴様等は将来この軍学校を卒業し栄えある帝国軍人になるのだ!にもかかわらず目上の人間に対してロクに挨拶も出来んとは何事か!」

入学初日から鬼教官様は激オコぷんぷん丸だ。


「もっ申し訳ありません!!(泣)」

怒られている新入生達が必死に謝っている。中には今にも泣き出しそうな...というか泣きながら謝っている子もいる。


「ふん、もういい。入学したらみっちりしごいてやるからな、覚悟しておけ!さぁ行け」

怒られていた子たちはそそくさと校内へと入っていった。


「...なぁ」


「うん」


俺達はこの教官の前を通り過ぎるとき大声で

「おはようございます!!!」と挨拶し一礼

鬼教官はウムと言うだけでニコリともしない。俺達は足早に校内に入った。


「あ~ドキドキした」

そう言うわりにはあっけらかんなエリカ


「はぁ~入学初日から胃が痛いよ」

あーゆーのがゴロゴロいるのだろうか。

そう思うと余計にキリキリ痛む。


「えーせーへー!」


「エリカ!?」


「えへへっなんだか急に言いたくなっちゃって」


「...」


「とっとりあえず教室に行こうか」


ということで教室に入った。俺は1-E組なのだが


「マジで三人同じクラスになるなんてな」


「あぁエリカの世迷い言...じゃなかった予言が当たったな」


「えっっっへん!」

別に威張らなくてイイです


「にしても大勢いるな。確か一クラス50人だったな」

この学校の新入生は全員で800人つまり16クラスある。


(まだ式まで時間はあるしクラスメイトがどんな奴か見ておくか)

あたりを見渡すと・・・


「俺氏はハルハバラ星系から来たのだがお主は?」

うん、あいつはヲタクだな。とゆーかヲタクの聖地が出身地って

※ハルハバラ=秋○原みたいなところです


「どーだぁ俺様の筋肉は!」


「すっごーい」


「ちょっと触らせて」

きゃーきゃー黄色い悲鳴が聞こえると思ったら筋肉質な男が己の筋肉美を見せ付けている。


(このクラスにまともなのはいないのか...ってうん?)


一番前の席を見てみると


「なぁアンディあの子」


「どうしたアレン...!?」


なんとツインテ女子がいた。


「おっ!シャトルのあの子じゃ~ん。これはもう運命ね」


「別にうれしくもないけどな」

見るからにアンディは不機嫌そうだ


っとそこへチャイムが鳴り教室の扉が開く。皆あわてて席に着いた。

そこへ入って来たのはあの鬼教官ことワルター・ベリオンだった。


「よし全員いるな、これより講堂で入学式を執り行う。二列に並び俺に付いてこい、移動中の私語は慎め。いいな!」


「オッッッッス!!!」

全員で一斉に応える


「俺は組長じゃねぇ!!」










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