あらすじ
人類は有史以来最大の危機に直面していた。
世界人口は300億人を突破。このためあらゆる資源が枯渇し、各地で紛争が頻発していた。
このままでは世界大戦が始まるかも知れない...
そう危惧した国連はかねてより進めていた全国家群の統一及び地球連邦の成立を半ば強引に宣言。
幾つかの小国家はこの決定に抵抗し国連を脱退したものの、列強による恫喝や国連軍の攻撃を受け次第に屈従していった。
反対勢力の鎮圧に成功した連邦政府は宇宙移民プロジェクト【かぐや】を始動。
月、火星にそれぞれ数十億人規模を移民させ自治政府が樹立された。これによって資源枯渇問題は解決され人類は束の間の安息を得たのだがそれも長くは続かなかった...
移民の開始から二十五年の時が流れた。この期間に月や火星は目覚ましい発展を遂げていき、ついには地球をも凌ぐ生活水準に至る。
これを受け、連邦政府は自身の影響力低下を恐れ膨大な額の税を納めるよう要求した。
これに移民者達は猛反発し各地でデモが発生、この動きに対し政府は大規模な軍隊を派遣し鎮圧。一連の出来事で移民者側に多大な死傷者・逮捕者が出たことにより、反連邦気運が高まっていった。
三年後、火星にて反乱が勃発。
首謀者はユリウス・フォン・エルデン大将
火星駐屯軍の司令である。彼は火星内部の親連邦勢力を粛清すると、地球連邦政府に対し宣戦を布告。人類が経験する初の星間戦争が始まった。
当初、反乱軍は連邦政府との戦力差に圧倒されるも月の参戦もあり勝利しここに八年戦争は終結する。
終戦後、ユリウスは荒廃した太陽系に未来は無いと考え宇宙空間に巨大な居住施設【スフェア】の建造を開始。またたく間に人類全てが居住可能なだけの多数の【スフェア】を完成させた。
この後、【スフェア】へと移った人類は荒廃した太陽系を捨て新天地を求め外宇宙へと旅立って行った...
時に西暦2225年
帝国暦0005年
さて、これから不定期になりますが頑張って投稿しようと思います!
これからよろしくお願いいたします❗