異世界への一歩でして
ハイペースはここまで。
次回の更新はたぶん明日かな。
テスト勉強しなきゃ(しない
二人は異世界で生活するためにウィシュセントラの中心部にある武器屋に入店した。
「いらっしゃいませ」
内装は日本とあまり変わらないが、武器が置いてあって物騒である。
国王も同伴で入店したが、姿を消す魔法を解き現し店員に告げた。
「彼らに合う最低限の武器を選んでやってくれ」
「かしこまりました」
そう言って店員は雪斗とくれはにどのような武器が好みかを聞いた。
「では雪斗様、我が国が誇るこちらの拳銃はいかがでしょうか」
「持ち運びに便利そうだな」
雪斗が希望したのは拳銃。携帯性に優れる面で選んだ。
「いくら?」
「二千メイルです」
国王は通貨の単位を言い忘れていた。
千メイルが金貨一枚、つまりはここでは金貨二枚になる。
「くれは様、ご希望の魔法の杖です、安物ですが」
「千五百メイルね、金貨二枚でお釣り貰えるかしら?」
この魔法の杖は主に氷を扱う魔法を使用できるらしい。ただ、安物なのでたまに誤作動が起きるとかなんとか。
魔物が出てこない限り使わない、いわば護身用だから大丈夫か。
「そろそろギルドに行きますか」
「そうね、なんか慌ただしいわ」
「じゃあ国王としての仕事があるからここで失礼するよ」
国王は先に店を出てゆく。
ギルド登録から仕事をこなし『願い』を叶えるまで自分達で、自力で冒険をするわけだ。
なんのスキルもないのにか。
面白いじゃねぇか。
明日かな、またね~




