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狐は幻想の英雄でして  作者: 榛乃チハヤ
北国行脚でして
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長い夜でして

 酔うとこうなる、大きな収穫だ、一生酒を飲ませない。

 雪斗が服を着て立ち上がり、三人が落ち着いたころ、列車はウィーストまでの旅路の丁度半分まで到達した。


 「雪斗、一人増えたってことはさ、」


 「うん」


 「三人でこのベッド乗っかれってことよね」


 ベッドは一応二人対応だが、これではハーレム系の図でしかない。


 「わたしはしぇんぱいのうえにのっかりますからぁ」


 そうか、上に乗れば、ってなに俺は年下の少女を俺の上に乗っけようとしてんだ。

 落ち着け俺、さっきので頭が吹っ飛んでる。


 「しぇんぱい、このくにはとししたといせいふじゅんこうゆうしてもつみにはならないんですよ?」


 「今国境過ぎてダメになった」


 「こっちもらいじょうぶですよぉ」


 「なぜバレた」


 愛さえあれば問題ない世界ではなく、中学生と高校生がそういうのをするのは大変問題なのだ。まぁ、そりゃあ、可愛いが、いけない、じゃん。そう、ダメなんだ。


 「もうすぐ寝ましょ、明日朝の到着早いらしいし」


 「おう、おやすみ」


 「おやしゅみなさぁい」


 この日だけだからな、俺の上で寝ていいのは。


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