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【更新停止】流星に当たって、異世界召喚  作者: 八凪 柳一
第1章 冒険者篇
59/92

第46話 みんなの役割分担 後編

昨日の続きです


いつも、読んでいただきありがとうございます。

ブックマークも増えており、一定のPVもいただき、感謝の極みです。

本当に励みになります。


誤字や、助詞の間違い等ありましたら、ドシドシお待ち申し上げております。

修正する事で、文が良くなるのです。私にとっては、一字千金の価値があります。

よろしくお願いします。


2016/10/13 サブタイトルの話数変更

 葵を中心とした女性陣を宥めて、改めてデルフィーナに向き合った。デルフィーナは、やや申し訳なさそうに、それでいて、嬉しそうな顔を向けてくる。


うん、やっぱ、妹を思い出させる

まりはこんな感じだったね


いつの時代に行ったんだろうな?


『この時代にいるよ』


うを?!

モイライ?!


『うん』


この時代にいるの?


『うん、じ、ジンさんの両親も』


なぜ吃る


『な、内緒』


なるほど、家族全員揃う可能性があるのか?


『どうだろう?1人は村人だし、1人は王族だから無理かも。もう1人は盗剣士スワッシュバックラーだから、会えるかもね』


どこにいるとかは?


『内緒』


ま、いっか

ありがとう〜


『はーい』


「ご主人様?生温かく見られていると、むず痒いのですが?」

「あ、すまんすまん。質問だったな。なぜ、加護をつけられるのかって事か?」

「はい!勿論です!そんなの神様にしか出来ないです!!でも、ご主人様は、神様じゃないって、さっき・・・、だったら、どういう事なのかって、グルグル頭がこんがらがってて」

「うーむ。言っていいものかどうかだが」

「あ、いえ、ご主人様ごめんなさい。ご主人様の秘密の部分に関わる事を考えなしに聞くだなんて、配下としてありえない事を言ってしまいました。私は罪人です。ま、また、あ、アレをつけます」

「待て待て待て!!そうじゃないんだ。そうじゃないんだよ。あー、あのな。ここにいる面子はな、日の浅い面子も多いから、直ぐに話せないって言うか・・・」

「私たちはまだ信用出来ないと?!」×19

「あ、お前たちじゃない。俺の鑑定能力は、そいつの忠誠度や親愛度が見れる。お前らは、忠誠度と親愛度両方が最大値だよ。だから、信用しているよ」

「つまり、忠誠度が表示されていない輩がいると?」

「忠誠度の表示は、配下であると宣言した者だけだ。それ以外は、親愛度しか表示されない。敵対していても、親愛度は出てくる。マイナス表示だけどな」

「ジン様、それは私も?」

「鑑定が通る全員だから、マデーレンもだよ。でも、君は配下じゃないから、忠誠度は表示されない。入りたてで上がらないなら良いんだが、俺と話している奴はだいたい話している最中に最大値まで上がるんだ。19人がだいたいそう。最初から最大値だった者もいるけどね。でも、数人忠誠度が上がらない者がいるんだ。それは、他に忠誠を捧げている者がいるからだろう。だから、ここでは、なぜ加護をつけられるか言えないな」

「配下になると宣言しながら、他に忠誠を捧げていると?!それは、背信ではないですか!ジン様」

「マデーレン、落ち着いて、陪臣だったら、普通のそうでしょ?」

「あ、そ、そうですね。でも、誰たちなのか分かってしまいました。すいません」

「黙っててね」

「それは、私たちの事でしょうか?」×9

「アポレナ。どうしてそう思う?」

「父に、エウロパの英雄の嫁となれと言われてここにきましたが、その枠がなく、泣く泣く配下になりました。ならば、私たちの事だとしか思えません」


まー、分かるよね

どうしよっか

強引に上げる方法はあるけれども

そんなのかわいそうだし

別の手で行こうか


スキルはこれとこれとこれかな?


「あー、父君はそんな事を言ってたのね」

「はい」×9

「忠誠は家にあるのかな?」

「すいません。嫁になれないならと・・・」

「馬鹿だな〜。ここに住むって事は、もう家族だろ?まぁ、女性にとっては大切な事だろうけどさ。俺に親愛度最大値を捧げてくれてるのに、寂しい事言うなよ」

「え?!家族?!」×9

「そうだよ〜。ここにいるみんな家族さ。それともあれかな?奴隷とも家族とか嫌なタイプなのかな?」

「そんな事はありません!!ご主人様の事を家族と思って良いだなんて!!ご主人様の事を家族と思って良いなら、奴隷とだって家族です!!」×9


おっし!

忠誠度上がり始めた!!

あと7分半くらいで最大値!!


「ありがとう。仲間も眷属も奴隷もみんな家族だよ。まー、そんな事を言う奴はあまりいないだろうけどさ」

「そうですね。でも、きちんと割り切るところは割り切ります。公の場では、きちんとメイドとして尽くしますから、その・・・」×9

「あー、妻候補の話か?そこは、葵たちと話し合って」

「あの!!私たちも参加して良いんですか?」×19

「あー、葵さん?マデーレンさん?」

「「あーっ、もう!!良いです。きちんと話し合いましょう!!」」

「やった!!」×28

「じゃー、何をやりたいかの話に戻そうか。美奈子とあんが一旦保留で、残りは結衣と柚鈴ゆずと芽衣と花音かのんか。結衣はどうする?能力値も上がる見込みも出来たし、数日後に、魔法属性については、俺がなんとかするという事で、未来が広がったろう?」

「うん、広がった!でも、仁くんが杖術使えないって言うなら、今の職種じゃ、冒険者は怖い。あの鎮圧戦本当にきつかったんだ。だから、職人さんになろうと思うの!アイテム作成を教えてね。良かったら、職種も変えて欲しい。」

「分かった。でも、レベルは1に戻るぞ?」

「構わない!!」

「なら、私も職人さんだな〜」

「え?ダメだよ。職種としても勿体無いよ〜」

「実を言えば、あの鎮圧戦が、トラウマなの。殆ど、実践が無いところに来て、あの戦闘は嫌だった。きつかったんだよ」

「分かった。2人ともあとで、付与師グランターになろうな。でも、属性が多い方がたくさん良いもの作れるから、属性についてはどうにかできるようになったら、属性増やそうな」

「「はい!」」

「次は柚鈴ゆずか。どうしたい?」

「凛は、冒険者?」

「そうだな」

「なら、ボクも冒険者」

「いいのかよ?」

「構わない。ボクの初めての女友だちを助けたい!」

「了解。じゃ、最後は花音かのんだね」

「うーん。労働者かな?」

「え?マヂで?」

「なんで?冒険者だと思ってた?」

「いや、お前、活発に動くダイプじゃん」

「そうだけど!私は、町にある商業高校に行って、高校出たらすぐ働くつもりだったの!こんな事になっちゃって、勇者とか呼ばれて、ちょっと嫌だったの!」

「え?そうだったのか。ごめん。友だち失格だな俺。全然知らなかったよ」

「当たり前でしょ!誰にも言ってないもん。お母さんだけだよ、それを知ってたのは。うちはさ、母子家庭だったからさ。お母さんを早く助けたかった。でも、それを友だちに見せるのは違うじゃん?だから、見せなかったの!地球にいるときは、仁くんには知られたくなかったし・・・」

「分かった。職も変えるか?」

「うん!変える!じゃ、何がいい?労働者ギルド規定だと、付与師グランター薬師ヒーリングブダハ錬金術師アルケミスト鍛冶師スミス裁縫師シームレスがあるな」

「仁くんの弟子になるには?」

「どれでもなれるが、他の人と同じが嫌なら、錬金術師アルケミスト鍛冶師スミスかな?」

「鍛冶師って、ハードなイメージがあるけど、女の子でもなれるの?」

「まー、召喚者の腕力なら可能だろう。でも、レベルは上げないとな。世界初の人種ヒトシュ初の女性鍛冶師になれるな」

「んー、この世界の歴史的に見て、仁くんは、どちらが有名だった?」

「んー?どっちもどっちだなー。クリーンなイメージなら、鍛冶師かな?」

「なら、鍛冶師で!美奈子も鍛冶師どうよ!」

「え?あたし?んー?それでもいいけどね〜。仁は?どうしたらいいと思う?」

「やっぱ、仁くんに追随するのかぁ。ダメだよ自分を持たないと!」

「え〜〜、でもぉ」

「美奈子、鍛冶師いいんじゃ無いか?世界一になれるよw」

「そう!?じゃーなる!」

「2人は転職は?」

「「する」」

「了解。じゃー、保留になってた、あんだな。労働者でいいか?」

「うん、馬車馬のように働くよ!!」

「何がしたい?」

裁縫師シームレスかな?出来そうなの裁縫くらいしか思いつかないや」

「職種変更は?」

「する!」

「分かった。一応、裁縫スキルLv.10あるから、裁縫師にはなったことが無いけど、色々教えられるかな?」

「本当に何でもできるね〜」

「まぁな。スキル200くらい持ってるからな」

「ほわっ!!すご〜い」

「ありがとう」


 カリメイから合流した12名のうち、冒険者6名、労働者6名となった。内訳は以下の通り。


  飯田 佐知子  冒険者

  宇野 希美子  冒険者

  大野 慧香   冒険者

  神田川 美奈子 労働者[ 鍛冶師スミス

  相馬 美陽   労働者[ 付与師グランター

  手塚 さくら  冒険者

  十束 すみれ  冒険者

  平田 杏    労働者[ 裁縫師シームレス

  真鍋 結衣   労働者[ 付与師グランター

  向井 柚鈴   冒険者

  百道 芽衣   労働者[ 付与師グランター

  弓丘 花音   労働者[ 鍛冶師スミス


 ここで、メイドらを並べ、今月分の給金を渡す。旅の途中で、一度渡したっきりで、失念していた事を謝る。


「エルナ。君はメイド長なんだから、他のメイドより大銀貨1枚分多くしような」

「ふえ?!いやいやいや、そんな高いですって、今までですら、カリメイ王宮並みの給金なんですから!」

「どれくらいなのです?」

「ロシータ様、一月大銀貨4枚と小銀貨5枚です」

「一月大銀貨4枚と小銀貨5枚?!」×17

「エルナさん、様付けはやめて、同僚なんだから」

「すいません。つい癖で」

「まぁ、いいわ。一月大銀貨4枚と小銀貨5枚かぁ、多いわね〜」

「そうなんです、ロシータさ・・・ん」

「それを増やしてくれるんだ。エルナさん、ご主人様って、すっごいお金持ちなのかしら?」

「初めてのお会いした時、神金貨を40枚ほど見せて頂きました」

「神金貨40枚?!」×20


あれ?

マデーレン聞いてたの?


「はい。一部だって、まだ、2000枚は持ってるって」

「神金貨2000枚?!」×44


あれ?

他にも聞いてたの?


「ふわ!国ごと買えちゃう!そんなにあったら、カリメイ連合国全て買えちゃう」


サトゥルニア

発狂した人みたいに言わないで


「ねぇねぇ、仁くん」

「何かな?すみれ」

「さっきからみんなが驚いている神金貨って何?」

「あれ?座学で習わなかった?」

「硬貨だったら、星金貨までは聞いたよ?神金貨って聞いたこと無いんだけど」

「まぢか。まー、普通使わんからな。星金貨10枚で、神金貨1枚分だ」

「ほぉう!10億Rの金貨を2000枚以上?!」×16


あら?

召喚者たちも反応した

本当は2692枚とか言わん方がいいな

星金貨と白金貨の枚数とかも含めると

神金貨1万枚近いってのも

言わないほうがいいな


「あーし、よく分からないんだけどさ」

「何が分からないんだ?さくら」

「だいたいルルードって、日本円でいくらぐらい?」

「だいたい1R10円だね〜」

「おっほ!!20兆円くらい持ってる感じ?」

「まぁな」

「すご〜い。あ、だからって、あーしが仁を好きなのは、お金持ちだからじゃ無いからね」

「知ってるよ」

「ん、ならいいんだ」

「んー。大銀貨4枚と小銀貨5枚の給金って高いと思ったけど。それを聞くと、まぁ、そんなもんかって思っちゃうね。まぁ、市民の15ヶ月分の生活費くらいの金額なのに」

「市民の15ヶ月分の生活費?!」×3


お、ようやく王族が分かった感じ?


「「ご、ご、ご主人様?私もそんなに貰っていいのでしょうか?まだ、仕事を何も知らないんですが」」

「エルナ?新人とか研修期間とかは給与どんな感じだった?」

「3ヶ月は無しでした」

「無しはあんまりだな。デルフィーナ、サトゥルニア、大銀貨3枚と小銀貨5枚のでいいか?」

「「ええっと?、ええっと??、ええっと???」」

「何を計算してる?」

「市民の何ヶ月分かなと思って」

「ああ、11ヶ月と20日分だよ」

「え?一瞬で?!」×43


オーロラが驚かなかった

まー、昔から知ってるからな


「スキルだよスキル。頭の中で、計算ができるの。多分、召喚者はみんなができるよ」

「はわはわはわ。強くて頭良くてお金持ちでカッコいいって、凄いです。ご主人様!!」


まりも驚くとこんな感じだったな

やっぱキャワユイなデルフィーナ


「はっ!11ヶ月と20日分も貰っていいのでしょうか」

「俺が決めたんだ。いいんだよ。奴隷たちも同じ金額だし」

「奴隷に給金が?!」×29

「当たり前だ。他は知らん、うちじゃ俺がルールだ」

「すいません」×28

「素晴らしいです、ジン様」


 色々なやり取りを経て、全員に給与を渡した。今後忘れるといけないので、アイテムボックスから、大銀貨と小銀貨のフォルダを1つずつ解放し金庫に入れた。その金庫の鍵と給金一覧表をエルナに渡し、管理してもらうことにした。

次回、母 あまね登場です

ギルマスの名前がようやく出てきます。

今、決めたんですけどねw

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