第31話 奴隷を買おう!
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設定資料追加あり
追加分
☆商人ギルド規定
http://ncode.syosetu.com/n0441dk/9/
☆労働者ギルド規定
http://ncode.syosetu.com/n0441dk/10/
☆魔法士ギルド規定
http://ncode.syosetu.com/n0441dk/11
☆登場するかもしれない国名・町村島の名前
http://ncode.syosetu.com/n0441dk/13/
2016/10/13 サブタイトル変更
ヴァネサらの世話は、エルナに任せて、仁は、パウラとともに、奴隷館「コラデガッ」に向かう。向かう道すがら、パウラの容姿を観察していた。
何と言うか
グラビアアイドルみたいな良い女だな
出るとこ出ていて、
引っ込むところは引っ込んでいて
うちのリリシアに
タメを張るんじゃないだろうか?
残念なのは、獣人族みたいに
尻尾が無いくらいか?
エルナや葵みたくぽっちゃりに見えないのに
良いお椀型だなぁ
「ジン様?私に何か付いてますか?」
「どうした?」
「いえ、あの、ジン様に見られて、その、ドキドキしてしまって」
「なるほどな。パウラが良い女だから、見惚れてただけだ」
「ふぁ?!私は24のおばさんです。揶揄わないでください」
「ほお、俺の好きな守備範囲だなぁ」
「はぅあ!」
パウラは地面に突っ伏した。ややウルウルした目で、上目遣いに仁を見つめてくる。
おお!可愛い
ちょっと弄りすぎたかと思ったが
こんなの見れるならいいか
「ジン様、本気ですか?」
「本当に可愛いとは思ってるよ」
「か、可愛い。はぅうう」
さっきに増して、可愛い仕草だな
「ありがとうございます。本気にしますよ」
「いいよ。ただなぁ、ライバルは多いから気をつけな」
「でしょうね〜。ジン様、お強い上に、イイ男ですから」
イイ男ですか
そんなことは無いと思うが?
最近、モテると気づいて悪ノリしてる
悪い男なんですが
仁から見て、ちょっと年上の弄りやすい女パウラを散々弄っている内に、奴隷館「コラデガッ」についた。パウラは、顔を真っ赤にしながら、通りを歩いていたが、店に入るなり、気合を入れ直したのか、商売人の顔に戻った。
「さて、仁様。今回はどのような奴隷をお求めでしょうか?」
「店舗と工房が揃ったので、アイテム作成の為の人材が欲しい。指導は俺がするから、問題はないので、若くて体力のある奴隷がいい。とは言え、すぐにというわけではない。ここだけの話、9日後に、カリメイから第三王女の快気祝いの使節団が来る。護衛を除く使節団のメンバーは、使節団としての仕事が終われば、カリメイに戻れない身分の連中だ。護衛の内12名が俺の知り合いなので、そいつらと、使節団7名の内5名、付き従っている12名のメイドをこちらへ引き込む予定だ。となると、必要な人数が決まっていない状況だが、工房新築を見てもらった通り、最終的には、あそこがフル稼動するくらいの人数が働くことになる。だから、まず5人からだな」
「凄い情報をさらっと言いましたね」
「分かってる。だから、ここだけの話なんだ。ライムントには言っていいぞ。そうすれば、きちんと王家には伝わろう」
「こちらのことも把握されているのですね。分かりました。きちんと伝えましょう。さて、ご希望の奴隷は今少ないので、また、後日となります。今日は、このまま帰られますか?」
「いや、今いる奴隷を全員見せてもらっていいか?それと。鑑定の許可をもらいたい」
「見せるのは構いませんが、鑑定については、こちらでお知らせするというのはダメですか?」
「商売柄、値切られたくはないと?」
「ジン様の能力なら、原価まで値切られると思いますので、気にしておりません。そうではなく、価値に見合わない値段が付いていると言われると痛いなと思いまして」
「それは仕方ないだろ?商人レベルが低ければ、鑑定スキルは身につかないし、仮に身につけたとしても、価値は鑑定だけでつけるもんでもないだろう?特に奴隷とかはな。相場だったり、見た目や人気だったり、あとは、元の身分だったりな。人に限らず、付加価値ってのがあるから、それが正しいと思ってつけてるのなら、間違いないだろう。そして、それは買う側にとっても同じだ。価値は鑑定で判断できるもんじゃね〜よ。正しい金額でも、買う側が高いと思えば高いし、安いと思えば安い。だから、値切られることを前提で、10〜20%高く値段はつけるだろう?」
「ジン様、さすがです。そこまでお分かりでありながら、なぜ、鑑定されたいと?」
「信頼出来るパウラにだけ話す。これは、ライムントにも話してないが、鑑定スキルの上位版を使える。これなら、そいつに眠っている魔法の才能が分かる。魔法の才能があれば、何日かかるけど、発現可能だ」
「な?!そ、そんなことが?!」
「ああ、可能だぜ。俺の弟子を公言している奴してない奴いるけどな、弟子全員が三種魔法士になってる。ここ数日で、労働者ギルドの鍛冶屋から魔法剣が何本か出来てるだろ。魔法剣ってのは、魔法の素養がねえと出来ね〜。さらに言えば、属性が発現してないと良いものは出来ね〜。魔力量の問題で、1日1人1属性限定にしてるがな。寝込んで良いなら、3人1属性ずつか1人3属性までいけるがよ」
そう、仁が話した通り、現在スリギアの街では、魔法剣の話で盛り上がっている。アウルヴァングルを弟子にした後、全員に対して、上位鑑定をしたところ、全員が火土水風のうちの三種持ちであることが分かった。しかも、発現しているのは、皆火属性のみという悲しい現状であった。半永久的に魔力を放出し続ける「魔力の宝珠」という魔道具を使い、魔力を供給しながら、アウルヴァングルを含む18名を、その日のうちに三種魔法士にした。その結果、全員がそれぞれ魔法剣を鍛造すると言う、あり得ない出来事が、連発した。おかげで、弟子入り希望者が後を絶たない。
「ほわ〜〜。やはり、ジン様は神様ですかね〜」
「まぁ、それに近いのかもな。45柱の神々の加護を持ってるからな」
「そんなに?!」
「おう」
「それで鑑定をされたいということですね」
「おう。良いか」
「はい」
「では、全員見たいとのことですが、性奴隷も含めてですか?」
「才能を見るだけになるかもしれないが、そうだな。エルフとかいれば、性奴隷は良いかな」
「エルフはおりますよ。ただ、だいぶ傷ついているらしく、何も喋ってくれません。本人の意思でも家族の意思でもなく、奴隷として売られたようで、心を閉ざしていまして。ほとほと困ってます。元々売られていたのは、カリメイにほど近い辺境だったのですが、数十年以上なかなか買い手がつかなくて、うちに回ってきた感じですね〜。私がギムレット商会に入った時からいますので、少なくとも10年以上いますよ。エルフなのに、捨値にちかい金貨15枚ってところですし」
「それは性奴隷として金額か?」
「性奴隷として役に立つかわからないので、単なる労奴扱いですね」
「労働奴隷か。しかし、性奴隷として使えるか分からない?性奴隷として買い上げることもあるだろう?そんな場合はどうしてるんだ?その言い方だと使えない場合は、泣き寝入りして労奴にしているみたいに聞こえるぞ」
「そこは、企業秘密ですが、まぁ、10人に一人は泣き寝入りになりますね。それに、性奴隷としては買い上げないですよ。労奴として買い上げます。それを行けそうなら、性奴隷に仕立てます」
「それでも10%は失敗するのか」
「そうですね」
「失敗しない方法があるとしたら聞くかい?」
「性への魔道具のことですか?国によっては、姦通の腰具とか罪人の証とか呼ぶ、アレでしょうか?」
「なんだ知ってるじゃないか」
「そりゃ勿論、ただあれは魔力を常に注入してないと機能しないので、燃費が悪いんです」
「それを解消する方法の方は?」
「え?そんな方法が?サクヤフフーリエさんは知らなかったですよ。ジンビール氏の作品なのに」
「あー、まー、セットで使うとヤバすぎるし、単品でも凶悪なアイテムと言えなくないから、知らないか」
「ん?何かサクヤフフーリエさんでも知らないジンビール氏の作品の使い方を知っていると?」
「まぁ、そんなところだ」
「ジン様はなんでもご存知なのですね」
「そんなこたぁねーよ。使ったことがあるものとか作ったことのあるものだけだ」
「なるほど、それはどんな代物ですか?」
「『魔力の宝珠』っていう、半永久的に魔力を放出し続けることが可能な魔道具だ」
「ああ、それなら知ってます。扱い方が分からなすぎて、ゴミ同然の価値しかない魔道具ですね。ずっと魔力を放出してるか魔力が切れたのか飾りとしてしか使えないという。魔力放出しっ放しの時は、他の魔道具に影響が出続けて、使えないという」
「そんな評価なのか。飾りとして使っているのはオフになっているからだ。放出しっ放しになってる奴は、オフ設定にすりゃ良いのに」
「え?オフに出来るんですか?」
仁は偽装用の魔法道具袋に手を入れ、アイテムボックスから、オフ設定になってる「魔力の宝珠」を取り出した。それをパウラに渡す。
「ほれ、オフ設定してある」
「ほわ!オフなんですか?」
「うん、試してみろ」
パウラは、店内にある魔道具の周りをウロウロしながら、だんだんと喜色を表していく。
「確かに飾りとして使っているものと同じでした。これをオンに出来るし、オフにもできるんですね。凄いです!ジン様。ギムレット商会の倉庫に、これが幾つか眠ってますが、結界を張って、魔力の放出を抑えてます。その結界も、何年かに一度張り替えないといけない。赤字必須のアイテムなのに?!」
「じゃ、後で、その倉庫に行こうか?部外者が入れる?」
「ジン様なら問題ないと思いますが、会長に一緒に来てもらいましょう」
「そうしようか。それで、オン設定の仕方と、魔力供給設定の仕方も教えようか?」
「魔力供給設定?!なんですかそれ?!?」
「文字通り、特定の魔道具に対して、魔力を供給するための設定だよ。台座の裏側を見てくれるか?4色の突起とその周りに透明な10個の突起があるだろう?各種設定はその4色の突起で行う」
「これ何の意味を持つ装飾だろうと思われてました。装飾なのに、見えないところにあるから。ふんふん、設定の為の部位だったんですね。なら、見えないのが当たり前ですね〜」
「そりゃ評価が低いはずだ。装飾かぁ。あれでも、ジンビールの13封印魔法関連の一つなのに」
「そうなんです。封印に値する何かだろうということで、発掘されても、破棄出来なくて、ある意味ジンビールらしい呪いの魔道具だと」
「まぁ、ある意味正解か。基本的に、あれを使えば、連結魔法も必要なくなるからな」
「ええ??!マヂですか?」
「だって、魔力が足りなくて、24人以上で連結を組むわけだろ?魔力操作で、自分に魔力を取り込みつつ、魔法を使えば、連結はいらねーよ」
「ヤバい!そんな貴重な物品を倉庫の肥やしにしてたんですね」
「食いつくところは、そこなのな。やっぱ、魔道具は、軍事関連が売れ筋か」
「そうですね〜。そこが一番ですかね〜」
「まぁ、残念なお話をすると、魔力操作スキルで、魔力を自身に取り込みたいなら、スキルレベルを10まで上げないと無理だよ」
「そんなに?なら、やはり使えないのかなぁ。あ、いや、魔力供給設定がある。それなら良いかも」
「別にオン設定でも、弱設定なら、他の魔道具にはほとんど影響でないだろ?」
「オン設定に強弱もあるんですか?」
「あるよ。強中弱の3種、オフ設定と魔力供給設定最大10個。それが、『魔力の宝珠』の売りだ。わりかしオン (強)設定とオフ設定が簡単だから、どちらかしかないのだろうけれど」
それから1時間ほど、仁はパウラに「魔力の宝珠」の使い方を説明・実演して見せた。
「これでさらに奴隷館の売り上げが伸びそうです!会長職はアヒムが持って行ってしまいますが、ジン様を支える一人として、ギムレット商会の幹部職の維持が可能になりました。ありがとうございます」
「いいよ。でも、すまんね。アヒムとの出会いが先だったから、アヒムに商業神の加護がついたようなもんだし」
「いえいえ、そんな。出会いも運です。運も実力のうちです」
「そっか、ありがとう。さて、奴隷を見せてもらおうか。エルフが居るんだろう?ギムレット商会の倉庫にも行くから、その子だけで良いや」
「はぅあ!すいません」
「いいからいいから、連れてきて」
「はい。お待ちください」
しばらく応接室で、ぼーっとしていると、パウラが、痩せこけたエルフを連れてきた。この世に失望した目だ。だが、仁はそれよりも気になることがあった。ケレブリンにそっくりなのだ。肌の色こそ違うが、出会った頃の笑わないケレブリンにそっくりである。
ケレブリンはずーっと、奴隷だったせいか、初めは、ほとんど笑わなかった。旅を続けているうちに、感情豊かになり、今では笑顔を絶やさないいい子になった。だが、目の前にいるエルフは、あの頃のケレブリンを彷彿させる。
すぐさま、鑑定を発動。
名前は「アングラリアン」か
一致してるな
家族構成は?
母「アイナノア」
娘「ケレブリン」
間違いない!
即決で買いだ!!
「パウラ、金貨15枚だったな。本当にそれでいいのか?食費とかの商品管理費が必要なら、倍でも三倍でも良いから払うぞ」
「え?どうしたんですか?」
「さっきの話の続きだ。買い手にとって安いと思うのなら、安いんだよ」
「それは分かりますが、なぜそのような?」
「俺のところに奴隷を含めて、エルフが、5人いるのは知ってるか?」
「はい、存じ上げております。ジン様のお屋敷で、宴があった際に、私やラウレンツは、他の街におり、伺えませんでしたが、お話は聞いております」
「そのエルフ全員の親類だ。奴隷の子に至っては、このエルフの娘だ。エルフたち全員、俺の家族だ。家族の家族は、俺の家族だ!」
「なんと!でしたら、金貨15枚で良いです!『魔力の宝珠』の扱い方を習いましたし、金に糸目をつけず、独占するようにと指示もいただきました。星金貨1枚以上の価値をすでにいただいておりますので、それ以上の増額は致しません」
「恩にきる。話しかけても良いか?」
「応えるかどうかは保証致しかねます」
「エルフ語で話せばいいさ。それでも反応しないなら、うちに帰ってエルフたちを連れてくる」
「エルフ語を?!本当にジン様は凄いです。いいです、話しかけてやってください」
≪アングラリアンさん≫
≪エルフ語?!なぜ私の名を?≫
≪失礼、パウラの許可を得て、鑑定しました。あなたはアイナノアの娘で、ケレブリンの母ですね≫
≪ケレブリン!!私の愛しい娘!!何処にいるの!!!会いたい会いたいよー≫
ダムの決壊が如く、突然喚き出し、大声で泣き、娘を求めた。残念ながら、先ほどの鑑定で、夫が死んでいる事は分かっている。様子を見ていたパウラは慌てた感じで話しかけてきた。
「こんな彼女は初めてです。どうしたのですか?」
「娘の名前を伝えたのですよ」
「ああ、なるほど。感情の発露ですか。なら、いい傾向かもしれないですね」
≪アングラリアンさん。娘さんに会いたいですか?≫
≪会えるの?会えるなら、あなたの性奴隷でもなんでもする!あなたの子どもは産めないけど、死ぬまで、私はあなたのものになるから、ケレブリンに会わせて、今すぐが無理なら、何時まででも待つから≫
アングラリアンは、跪いた状態から、ガッと移動して、仁の腰に食らいついた。仁は優しく引き剝がしながら言う。
≪大丈夫ですよ。私の屋敷におります。出会った時が、野良奴隷だったので、私の奴隷メイドとして働いております≫
引き剝がされた後、四つん這いになったり、服従のポーズをとったりと、迎え入れる準備万端な彼女を優しく起こして上げて、さらに言う。
≪娘を普通の奴隷として扱うのに、母親を性奴隷にはできません。あなたは、労奴として、買い取ります。親子で私の元で働いてください≫
アングラリアンは、泣き崩れた。うんうんとうなづいている。仁は金を払うと、契約スキルを発動。所有者をギムレット商会から、仁に切り替えた。
「パウラ、ギムレット商会の倉庫に行くのは、一旦戻ってからか、後日でいいか?」
「後日で構いません」
「すまんね」
「いえいえ、気になさらず〜」
アングラリアンの貫頭衣は、とてもいい絵になるのだが、色々マズイので、アイテムボックスから、エルフの民族衣装を取り出し、着替えてもらい、屋敷に帰った。
屋敷では、エルフたち全員が、アングラリアンに抱きつき、泣いていた。ケレブリンは母親の顔を知らなくて、最初困った顔をしていたが、みんなの様子や、優しく抱きしめるアングラリアンにいつしか、涙が止まらなくなったようで、エルフ6人がワンワン泣いていた。エルナや葵らは「宴会だ!」とヴァネサらも巻き込んで食事の準備をし、楽しい夜を過ごした。
魔力の宝珠の説明と使い方
半永久的に魔力の供給をしてくれる魔道具。半永久的に魔力供給をする理由は、幻想生物や魔物の素材をふんだんに使っているため。オンオフ設定可能。また、最大10個魔力供給設定も可能。台座の裏に黄色、赤色、青色、緑色の突起があり、それの周囲に10個の透明な突起がある。
魔力の宝珠の設定
台座裏にある黄色、赤色、青色、緑色の突起を押すことで、オン設定とオフ設定が可能。また、オン設定は強弱可能で、オン設定中に強弱を変えることも可能。
【オン設定】
下記順番に押すことで、オン設定や設定変更が可能。弱設定と中設定は順番を間違えても設定変更やオンにならない。設定失敗に上限はない。
弱設定:緑→黄→赤→青→黄→赤→黄→青→赤→緑→黄→赤→緑→青
中設定:青→緑→赤→黄→赤→青→緑→黄→黄→青→赤→緑
強設定:黄→赤→青→緑→黄→赤→青→緑→黄→赤→青→緑
【オフ設定】
緑→青→赤→黄→緑→青→赤→黄→緑→青→赤→黄
【魔力供給設定】
一旦、オフ設定をした後、4つの突起を同時に5秒押し続けると、黄色、赤色、青色、緑色の順に明滅する。その状態で、魔力供給を行いたい魔道具に接触させると、台座裏の4色の突起の周りにある透明な突起が白くなる。透明な突起が白くなることによって、登録が完了し、魔力供給を開始する。魔力供給解除する場合は、白くなっている突起を10秒押し続けると、解除可能。