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【更新停止】流星に当たって、異世界召喚  作者: 八凪 柳一
第1章 冒険者篇
38/92

第28話 オーロラの希望の落とし所

いつも、読んでいただきありがとうございます。

ブックマークも増えており、一定のPVもいただき、感謝の極みです。

本当に励みになります。


2016/10/13 サブタイトル変更

 屋敷内で、オーロラと仁らの話し合いが、続いている。ちなみに、龍神に会うという話は、方法が分からないという。龍神の加護があるから、祈っていれば、いつか声が聞こえるのではないかと思っているとのことだったが、生まれてこの方、声を聞けた事はないという。


龍神ワヲサヤヅか

召喚できる事は黙っておこう


『なぜですじゃ?』


やっぱり

くると思ったよ


『呼んでいいと思いますぞ』


いや、人種ヒトシュになられては困る


『なれませぬぞ』


え?

なれないの?


『私にその権限はありませぬぞ』


ほぉ

ん?

権限?

権限を持つ神がいるって事?


『おりまする。創世神様と生命神様の両方が、権限者ですぞ』


創世神って今行方不明なんだよな

って事は、生命神が決めるの?


『仁様が、拒否すれば、肯定はされませぬぞ』


俺が?

そんなに権限が高いの?


『そ、それは』

『それ以上はダメ』

『あ、生命神様』

『仁さん、ごめんね。言えない事なの。それより、思考やめた方がいいよ?オーロラちゃん呼んでる』


え?

あ、ありがとう



「・・・さま、旦那様?ご加減がお悪いのですか?」

「いや、ちょっとな」

本当ホントですか?」×21


みんなに心配されてしまった


「すまんな。ちょっと、龍神と話をしててな」

「え?」×3

「ああ、神様と話してる時って、黙ってる時間長いからね〜」×18

「ちょっ、ちょっと待って下さい。旦那様は、龍神様の声が聞こえ、しかも会話が出来ると???」

「できるよ。俺に加護を与えてくれてる45神の全員話せる」

「えええ???そんなに?そ、それで、その人種ヒトシュにはなれると?」

「なれないらしいよ。神々には、それぞれ力が及ぼせる範囲があって、種族変更はその力の範囲外だから、出来ないらしいよ」

「そんなぁ〜」

「仁君、どうにか出来ないの?」

「葵?どうした?人種ヒトシュになれるのには反対ではなかったのか?」

「最初はね。ううん、妻になるなんて、今でも反対だよ。でもね、仁君が、龍族だった頃に会って12000年以上経ってるんでしょう?」

「そうだな。そのうち2000年くらいは、妻で、一緒にいたよ」

「2000年間も妻・・・」

「やっぱり、反対だろう?あの時は龍族だったし、世界に魔法を定着させるためには、権威が必要だった。龍王になる為に、娶ったようなもんだから、いい夫だったわけではない」

「仁君、その嘘は良くない。出会った頃、そして、別れた頃のオーロラさんに会いたいからって、禁忌魔法を使えるんだから、好きだって事は、分かってる。悔しいけど、それは本当の事でしょう?」


 オーロラが若返った事に対して、ジンビール時代に作った十三禁忌魔法である事と、封印した理由(500万ほどの魔力が必要)も説明してあった。


「う、まぁ、そうだな」

「なら、そんな言い方はないよ。多分、それも本当の事なんだろうけど、言い方が悪いよね。ちょっと悪い感じの仁君も好きだけど、そういう言い方は良くないよ。だからさ、なんとかできるじゃないの?」

「葵殿本当か?旦那様は、何か隠していると?龍族だった時の顔と違う為、機微が掴めん。教えてたもれ」

「オーロラさん、一緒に過ごしてれば、分かるようになりますよ。まずは、一緒に過ごしましょう」

「エルナ殿。ありがたい。それだけでも、妾は、幸せじゃろうな。じゃが、すまぬな。まだ、旦那様を求める心は抑えられぬ」

「なら、ライバルです!」

「負けないわ」

「私たちもです」×4

「奴隷だけど、私も!」

「従者だけど、負けない」×2

「眷属を差し置いて、何を言うのか、と思わなくもないけど、私たちだって負けないわ!」×5

「楓殿、凛殿、イアヴァスリルさん、イドリアルさん、エアルウェンさん、エゼルミアさん、ケレブリンちゃん、アナスタシアさん、ヤロスラーヴァちゃん、リリシア様、ナスターシャ様、テルビンド様、ベルデ様、ラシシーフローラ様・・・、うう、ライバル多すぎです。でも負けません」

「あ、まだまだ、ライバルはいるよ?この街の女獣人ケモミミたち全員と、イアヴァスリルの里に6人、他の国に12人いるから」

「誠か、葵殿?!何人受け入れてくれるのかの?」

「全員でしょ」×16

「そうだよね?仁君?」

「なんの話してる?仲間とか、友だちとしてなら、全員迎え入れるけど、そんな話じゃないでしょう?」

「分かってるの?分かってないの?」

「怖いよ凛。話の流れから察するに、妻になるとかならないとかでしょうか?」

「そうです、仁さん!」

「楓、近すぎだ。いや、嬉しいけど。」

「「仁 (君・くん)!」」

「いや、男の子だし」

「で、何人娶れるの?」


隠しステータスのアレって

幾つだ?


7472802か

強化Ⅲだから

7472802000だよな


7472802000人とか

答えるわけにいかないし

どうしよっか


ここはヘタレよう


「結婚したいと思った人数だけ?」

「何で!全員と言わないの仁君!」

「くっつくな葵」

「うふふ。元気な仁君も好きだよ」

「やめろ!」

「はむ。そこは、全員と答えるところでしょう。世界中の女は俺のものだくらいの事を言ってよ」

「あ、葵は、何を・・・、俺に何を求めてる?」

「・・・?」

「首を傾げるな。いや、可愛いけど。そうだな。今は、考えてない。だから、全員かもしれないし、100人かもしれないし、38人かもしれないし、10人かもしれないし、それ以下かもしれない。分からないよ今は」

「おっと?想定した人数全員が、3番目にきた?どういう事?他にもいるの?」

「凛さん?怖いよ」

「なんで私だけ、2人とリアクションが違う!仁くんはこれがいいのか。これが!」


 凛は葵と楓の間に入り、両手を広げて、両手で、2人のスイカとメロンを揉みしだく。


やめろ!

いや、やめなくてもいいかな?

揺れる揺れるぅ〜


「いや、それは、ち、違うよ?」

「旦那様!嬉しいです。私も希望が見えてきました。葵殿とテルビンド様、リリシア様には負けそうですが、楓殿やベルデ様の対等にいけます!上位を目指します」


やめて!

俺のチュートリアル中の妻の選択基準を

バラさないで


いや、凛くらいのがいなかったわけじゃないよ?


「ちょっ!私もないわけじゃないのよ!オーロラさん」


そうだよ!


「確かに、あるの〜〜」

「ひぁ!ふぁん。やめて、女の子に揉まれても、気持ちいいだけで、嬉しくないの!」


やや百合っぽいなその発言


「うむ。これくらいの胸も、旦那様は嫌いではないはずじゃ、4人の側室も、他種族の愛人たちもそれくらいじゃった」


うひょっ!

多種族の愛人!

なぜ知ってるし!


「愛人・・・かぁ、愛してもらえるなら、それでもいいかな?」


凛さん?


「うん、ごっくん。愛人もありなら、今は、決めてないで、いいにしておいてあげる。」

「葵、上からのお言葉ありがとう」


 結論として、オーロラは、人種ヒトシュになれるかどうか論は、きれいさっぱり忘れられていた。仁としてはほっとしたが、違う論議は、ずっと続くようだ、水面下で。ちなみに、オーロラは、エルナと並んで、秘書をする事になる。秘書としての仕事がないときは、メイドもする。常に、人化している事が条件だが、特に問題ないという。一応、龍に戻っても大丈夫なように、別棟で、家を作っておく。元々あったミニチュア王城の石材を材料に、宙に浮いていない龍王の城に模してある。作ってあげた当初は、非常に喜んでいたが、葵らが「愛人になれば、あんな立派な家を作ってもらえる」の言葉にかなり凹んでいた。


 一応、収束したし、初ダンジョンを労う会と称して、宴会を催す事にした。何人か知り合いを招待し、飲み会を楽しんだ。参加してた、サクヤ・サッリ・テルヒッキら10数名の獣人やニコルやスザナジュリアら女冒険者10数名などが、ライバル宣言に加わって、女の子たちが大盛り上がりしていたのは、見なかった事にした。その中に、ナディヤが混ざっていたのが、一番頭痛の種だったが。

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