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【更新停止】流星に当たって、異世界召喚  作者: 八凪 柳一
第1章 冒険者篇
33/92

第23話 Aランク昇格二次試験の旅

いつも、読んでいただきありがとうございます。

ブックマークも150件超えました〜〜

PVも回復しました〜、感謝の極みです。

本当に励みになります。


誤字や、助詞の間違い等ありましたら、ドシドシお待ち申し上げております。

修正する事で、文が良くなるのです。私にとっては、一字千金の価値があります。

よろしくお願いします。


下記は、ネタバレを含む設定資料です。

いくつか項目があるので、ご注意を


http://ncode.syosetu.com/n0441dk/


2016/08/21 前書き修正

2016/10/13 サブタイトル変更

 ルヴィータを加えた「アラウンド・ザ・ワールド」のメンバーは、西に向かって旅立った。とはいえ、道なりに行けばいいだけだ。3日ほどで着く。メイドたちには、屋敷の管理を任せ、暇なときは、好きにするように伝えた。眷属たちは、全員連れて行く。街中では人型、旅の途中は小型化させるが原型、アニルバに近づいたら人型になってもらう。広域鑑定の結果、オーガはまだ倒されていない。というか、もう一つの可能性の方だと分かっている。


 初日の野営の日に、ルヴィータの提案で、ルヴィータが正式に弟子入りしたという話は、当面伏せておくという事になった。現在の状況は、はなはだ公平性に欠く、Aランク昇格試験な状態なのだ。その事をすっかり、失念していた仁は、ルヴィータの提案を全面的に受け入れた。


 その話を聞いていた陽斗たちも弟子入りしたと言うのは言うまでもない。ついでに言うと、陽斗には「剣神けんしんの弟子」、葵には「弓神きゅうしんの弟子」、凛には「拳聖けんせいの弟子」、楓には「槍神そうしんの弟子」という称号がつく。ルヴィータや陽斗らを驚かす結果となってしまった。


 凛が、ちょっと拗ね気味に聞いてくる。


「みんなは、何とか神の弟子なのに、私とルヴィータさんは、『拳聖けんせいの弟子』なの?」

「他のは、いつ手に入れたか、明確に覚えてるんだ。でも拳聖けんせいって、いつ手に入れたか知らねーんだわ。可能性としては、この○聖とか○神ってのは、JOBユニークとして手に入れるか、対人戦で戦いまくるか、○聖とか○神を持ってる奴を倒すしかか、武道大会みたいなところで、栄誉として与えられるしか無いわけ。拳聖けんせいをJOBユニークとして手に入れてないし、100連勝も拳で語った経験もない。まして、武道大会に出た記憶も無いので、拳聖けんせいを倒したのだろうとしか分からない。と言っても、殺さなければ、称号は手に入らないし、相手は喪失しないから、どこかで拳聖けんせいを拳で殺したんだろうね。覚えて無いけど」

「うわー、殺された拳聖けんせいって人不憫。○聖は、対人戦で100連勝って事で良いの」

「ああ、それで良い。確か別に殺さなくても良いはず。対人戦連勝記録で○聖を手に入れるなら。ちなみに○神は1000連勝だったかな?まぁ、俺の記憶で、1000連勝で、手に入れた奴を聞いた事無いけど」

「って事は、○神を殺して手に入れた人ばかりって事?」

「まぁね。有名なところだと、伝承にある剣神けんしんの弟子たちは、最終的に剣神けんしんと殺し合いを演じて、剣神けんしんを殺して称号を手に入れてるって話だよ」

「でも、その話だと○聖とか、○神って、複数可能って事?」

「だね。対人戦1000連勝が複数いればって話だけど。100連勝は、行けそうだけどw」

「○神の弟子と、○聖って、どっちが強い?」

「○に何が入るかにもよるけど、同じものが入るなら、○聖だね。スキルの補正に差があるから。補正はこんな感じだね。


  「○聖の弟子」Lv.2底上げ

  「○神の弟子」Lv.3底上げ

  「○聖」Lv.5底上げ

  「○神」Lv.10底上げ

  ※上位称号を入手後、下位称号は消失します


だいぶ違うでしょ?」

「だいぶ違う。○に入る武器系スキルが、上がるって感じで良いのかな?」

「そだね。拳聖けんせいなら、格闘、打撃、打撃からの派生した拳での技、蹴撃、蹴撃から派生した蹴り技、怪力とかかな?」

「ふーん。仁が持ってないなら仕方ないか。仁が拳神けんしんになったら、私たちも拳神けんしんの弟子になるのかな?」

「ごめん。それは分からないや。と言っても、悪いけど、拳神けんしんになる予定は無いよ?魔法剣士マジックソードマンなのに、拳で1000連勝とか・・・、ねぇ?」

「それもそっか。ごめん。無いもの強請ねだりだった」

魔法剣士マジックソードマンをレベルMaxになったら、考えよう」


 魔法剣士マジックソードマンレベルMaxの件で気になる事があるのか、ルヴィータが、質問してくる。


「ジンさん、今、JOBレベル幾つだ?剣士ソードマンの上級職だとは思うんだが、並の剣士ソードマンよりかなり強い。さっきの話で、スキルのレベルの補正が10ついてる事もあるんだろうが、レベル幾つなのか、相当気になる」

「あー、それな〜。ギルマスに言っても良いか、確認するわ」

「え?え?え?ギルマスに許可がいるのか?ジンさんのレベルを誰かに伝えるのって」

「常識の範囲外のレベルだからな」

「え?え?え?まさか100?」

「今は内緒だ」

「えー?もしかして、それ以上って事か?」

「だから、内緒だって」

「そうか、仕方ねーか」


申し訳ねーな

ギルマスやダーヴィットの反応だとな〜

言えね〜〜んだ


 残念そうに、ルヴィータは引いてくれた。初日の夜は更けていく。


 2日目朝、凛・ルヴィータ相手の乱取り。と言っても、同級生の不良たちと隣の中学校に喧嘩しに行くのについていた事があるくらいと、授業で受けた柔道と空手くらいで、元々武道をしていたわけでは無い。だから、喧嘩闘法か体育の延長でしかない。割と先読みスキル頼りだが。


 続いて、陽斗・楓ペアとの模擬戦、仁は一剣一槍スティンガースタイル。剣には剣で、槍には槍で対応。陽斗・楓ペアは、逆を狙って、攻め寄るも必ず同じ武器相手になってしまう事を口惜しがっていた。


 最後は、葵と近場の森で、狩り競争。魔物モンスターでも動物でも可。弓だけで対応。勿論、葵の位置把握はしてあるので、危機には駆けつける。残りのメンバーは、朝食の準備。と言っても、出発前にメイドたちが準備してくれた弁当を、陽斗のアイテムボックスから取り出し、皿に盛るくらいだが。


 朝の鍛錬が終わると、乱取り・模擬戦・狩競争の時の、反省会。反省会後に、今後の打ち合わせとなる。まずは、仁が話し出す。


「アニルバに明日着く。今回の『依頼、オーガ3頭出現につき、討伐を依頼する』というものだが、残念ながら、それでは終わらなさそうだ」

「ジンさん、どういう事だ?まさか、最悪のケースか?」

「ルヴィータ、最悪とまでは行かないが、ジェネラルがいる。出現ポイントと言われている位置の後方5kmあたりに巣がありそうだ。広域鑑定によると、その周囲1km以内をウロウロしている」

「キングはいないという事だな。とすると、オークやゴブリン等も率いている可能性があると?」

「いや、いないな。おそらく、つがいでは無いかと思う。だいたい2頭のジェネラルが一緒にいるからな」

「それはちょっとやばいな。片方を倒すと片方が狂暴化するパターンだ。オーガクラスの狂暴化でさえかなり苦しい。それがジェネラルでは、相当危険だ。一旦引き返すか?」

「いや、この広域鑑定は、俺のオリジナルスキルだ。証拠にならない。一旦は、様子を確認しないといけないから、引き返せない。アニルバの街に入らず、このまま、ポイントに向かう。試験的には、ルヴィータは監視者だから、最後尾。陽斗・凛前衛、リリ・俺中衛、葵・楓が後衛。楓は投擲での戦闘だ、回復役も葵とともにしてもらおう。何か質問は?」

「俺はねーな。お嬢ちゃんらは?」

「ありません」×3

「ハルトは?」

「ねーかな」

「では、出発だ。今日は陽斗が馭者な」

「うへぇ。操馬苦手なんだよな」

「スキル上げろよ」

「SP足んねーよ。剣士スキルに上げまくってるし」

「バランス悪いな。前に言ったろ?バランス考えろって」

「ちぇっ」


SP今俺幾つだ?

165万ちょっとか

分けようか


「陽斗握手」

「え?いいけど?」

「それ使って、スキル上げな。余った分で、覚えられるスキルは覚えて、上げられる奴は上げときな。ただし、いつも言うように一気に上げるなよ。感覚が狂う。その感覚の狂いは命取りになる」

「SP1、10、100、1000、10000、20万?!ありがと」


 既に、陽斗に背を向けた状態で、手を振り、葵・凛・楓に同じ量のSPを渡し、同じ注意をする。


85万ちょっと残るな

余るんだよね〜

ルヴィータにも1万くらいやっとくか?

黙って渡すとか

オーガ戦の後でいいかw

あ、偽装使って、成長スキルも

隠して渡したろ


終わったら、奪えばいいw

一緒に冒険するとレベル効率が

半端ないとか思わせれば

次の試験とか楽そうだ


≪悪戯神の加護を得ました≫


『やっと接触出来たわ』


誰?


『私は、悪戯神ロキ』


あれ?ロキって男神のイメージなんだけど?

そして、子神なイメージだけど


『ふふふ、神の姿なんて、思い通りなの』


えーっ?

結構、好みなのにあなたを含めた女神たち


『え?私も?ふ、ふん。別に好きになってはやらないんだからね』


あれ?

逃げるようにいなくなった

まるで、め○ん○刻の音○○子さんか

きま○れオレ○ジ○ードの○川ま○かさんみたい

ま、いっか


 さて、仁たちは、道なりに進まず、広域鑑定して見つけた、オーガ集団ポイントに進む事にした。おそらく、明日昼には着く。オーガの察知範囲外で、野営をしなければならない。オーガ集団の察知範囲の半径にさらに活動範囲の半径を足し、展開しているmapにマーカーをつけ、道なき道を進み始めた。

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