第3話 コスプレ女教師風な子が?!
本話開始時のユニークスキル
「チュートリアル10」「隠蔽偽装Ⅹ」「引き継ぎ」「ヘルプ」
2016/06/30 加筆・修正
2016/09/16 文章構成の修正
ミニチュア凱旋門の終わりには、再び、精神となんとかの部屋があった。
orz
あ、少し違う
教卓と黒板がある
教卓のところに、コスプレと分かる女教師が、メガネをくいっとしながら、待っている。
メガネフェチではないのだけれど
べ、別に女教師ものとか、興味ないんだからね
教卓があるのに机と椅子がない。
なんて中途半端な
ダメな企画物の典型じゃないだろうか?
「あんたが、チュートリアル説明してくれんの?」
ぞんざいに聞いてしまった。
「まー、あの方々も過保護というかなんというか。すごいステータスとスキルですね。」
放映前だが、数年後、ここに来ていたら、「さ◯らちゃん」と叫んでいたかもしれない。そんなほんわかした声だった。
それはともかく、ステータスが見れるなど初耳だ。チュートリアル中に確認するように言われたが、ここでも、見れるようだ。それを聞いてみると、今はまだ見れないらしい。彼女が確認した内容は、現段階の最大値だとか。つまり、やりようによっては、増えると考えていいのかもしれない。
「ふ〜ん。あ!隠蔽偽装Ⅹで神々すら見えないんじゃ?」
「え?あ、あの方々からデータはいただいているのですよ〜。
(まずい!!主さまと魂が繋がってて、見えてしまったなんて、気づかれたら、奥方様たちの気持ちが台無しに!!)」
なんか誤魔化した?
いや、言えないこともあるのだろう
隠蔽偽装無効とかスキルがあるのかもな
「そっか」
「はい!」
すっげ〜ニコニコだ
誤魔化されてやるか
ん?なんかデジャブ感が半端ない
初めて会ったはずなのに?
まぁいっか
「んで?チュートリアルが10回あると聞いたけど?最初は商人でいいのか?」
「まずは、村人指定みたいですね。それ以降選べるのはこれでしょうか?」
示されたJOBは以下の通り。
・賊徒
・魔法遣
・弓士
・鍛治師
・商人
・王族
・槍士
・付与師
・賢者
「人種はランダムなので、気にしないでください」
「魔法遣い系多くない?魔法遣、付与師、賢者3つもあるし」
彼女の説明ては、付与師は魔法士系ではないとのことだった。アイテム作製や武器・武具作製の際に、属性を付与する為の生産職が付与師というらしい。彼女のお勧めは、付与師→鍛冶師、付与師→錬金術師のように、転職して、スキルを増やして作るものの精度を上げるとか、性能を増やす職種がいいとのことだった。
鍛冶師はチュートリアルにあるから
付与師→錬金術師をやってみよう
また、魔法遣と賢者とはだいぶ違うらしい。冒険メインなのが魔法遣で、研究メインなのが賢者なのだとか。別の見方をすれば、自由に生きるのが魔法遣で、宮仕えするなどの縛られた生活感があるのが賢者だとか。
「別に自由に研究しても良いのだろう?」
「そうですね。でも、ある程度名声を得るなら、宮仕えしていた方が良いかもです」
「世界に無いものを、例えば、新魔法を作るとかしちゃったら、在野でも名声は得られるだろ?」
「それは、そうですね」
「な!まー、そこはおいおい決めていくよ」
「分かりました。あ、順番を決めておきますか?」
「いや、村人の後に考えよう。チュートリアル1回終わったら、いきなり2回目に行くのか?」
「一旦、ここに戻ってもらいます。JOBチェンジがありますから、村人から商人になっては?」
「ほほ〜〜、JOBチェンジ!!いい響きだ〜〜。でもな〜〜。レベル100を超えた後につくというJOBユニーク能力とかいうのを取り終えてからだと、面倒かもな〜〜」
「JOBユニーク能力も言われたんですか?!ほんとにも〜〜、過保護ですね〜。」
「だから、100を超えたら戻ってくるよ」
「あ、100ごとにありますが、100でいいんです?」
「上限は?」
「JOBによりけりです。村人は999ですね。
900のあとに、999でも覚えます。ただ、怒らないでくださいね。」
「何に?」
「それは・・・」
「言えないならいい。コンプリートも楽しいし」
「他に聞きたいことは?」
「あのさ、王族をロイヤルって読むのはどうなの?」
「ツッコミ禁止です」
「あっそ。ところで、王族はJOBなの?」
「王族はJOBなんです。」
「って事は、JOBチェンジも可能?」
彼女曰く、第一継承者の場合は問題が発生しなければ、JOBチェンジしなくてもランクアップ表示が出るらしい。他のJOBの場合は、特殊な状況下でなら可能。だが、普通はなれないし、選択肢が出て、選ばなかった場合、二度と出て来ない可能性もあるとか。また、強制可能なJOBもあるから注意が必要と言われる。例として挙げられたのが、奴隷だった。
「奴隷!?なんとかならないの?」
「強制奴隷は犯罪ですし、基本はありえないですし、対処法はありますよ。」
「なら、いいか」
「他に聞きたいことは?」
「チュートリアルも10回あるし、次の機会にでも」
「分かりました。では、行ってらっしゃいませ」
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「あ、お疲れ様でした。おかえりなさい」
「もう、なんなのあれ!!」
「ひぃっΣ( ̄。 ̄ノ)ノ」
「何のいじめだ!レベル上がるごとに、それぞれ1しか能力値上がらないとか!!」
「怒らないで下さいねと、言ったじゃないですか(>_<)」
「ああ、そういう事」
orz
村人999のJOBユニーク
100 経験値10倍
200 必要経験値1/10
300 消費MP減少Ⅰ
※消費MPが1/2になります。
※村人は魔法が使えません
400 入手スキルポイント10倍
※村人は一定レベルまで労働系・一部運動スキル以外覚えません
500 消費スキルポイント減少Ⅰ
※スキルレベル向上やスキル獲得に際し、消費するスキルポイントが1/10になる。ただし、村人は覚えられるスキル自体が少ないので、余剰しても知りません。
※基本的にスキルポイントという概念がないのが普通。ここまでになって、スキル習得やスキルLv.向上をスキルポイントを割り振ることにより、獲得・向上させることができると気づくことができる。しかし、村人の戯言と誰も信じてくれない。
600 体力強化Ⅰ
※体力値が10倍になる。ただし、村人はレベル600から体力値1/10補正がつきます
700 腕力強化Ⅰ
※腕力値が10倍になる。ただし、村人はレベル700から腕力値1/10補正がつきます
800 魔力強化Ⅰ
※魔力値が10倍になる。ただし、村人は魔力値0なので、変わりません
900 完全耐性
※全ての耐性スキルを覚えます。すでに、状態異常がある場合は、治るわけではないので、自力で回復してね。
999 アイテムボックス
※魔力値分のフォルダに収納可能。保有最大数は1フォルダ辺り1000個まで振り分け可能性
また、入手アイテム等は自動収納。振り分け設定可能。
もちろん、村人は魔力値0なので、使えません。
【隠しステータスの開眼】
☆「努力」と「指導力」の開眼あり
☆努力
JOBの一つのレベルが最大になった場合に、開眼する。初期値は100。以降は、他のJOBレベルごとに増加する。
☆指導力
称号に「○神」または「○○王」など、その道を極めた者または、「○聖」のように一定の成果や栄誉を得た者が、10人弟子を取ると開眼する。値は1人につき10、1指導につき1上がる。これまでの指導回数も開眼時に、発現する。ただし、孫弟子以降は数に入らない。あくまで、直接指導した者に限る。
【隠しユニークスキルの開眼やランクアップ】
☆指導力強化の開眼あり
☆指導力強化Ⅲ
弟子などが50人を超えると獲得する。指導力値が1000倍になる。
※なお、隠しステータスと隠しユニークスキルについては、仁はまだ、ユニークスキル「上位鑑定」を覚えていない為、見ることが出来ない。
「魂の残量を確認しますね〜、・・・な?な?何したんですかぁ?9,364億9999万9980年って!!減るならいざ知らず、こんなに増えるなんてありえません!!」
「見てたんじゃないの?」
「見た範囲で、分からないから、聞いてるんです!!」
「確認は出来ないの?」
「あ、ちょっ、ちょっと待って下さいね。ん〜、あー、領主を含めた貴族や王が・・・。なんて事を」
「理不尽な要求を繰り返すから」
「どーやって・・・、あっ!ああああ!!
なんでそんな裏ワザを?!」
「教えないといけない?」
「あ、いえ。
(どーせ奴が!!私がついて行ければ、こんな事には・・・、あ、させるかな?どうにか魂の残量も増やしてもらえないと一緒になれないし)」
ビクビクしながら、コスプレ女教師が聞いてくる。
「では、チュートリアル2回目にいきますか」
さっきの会話は?
ま、いっか
「次は何がいいですか?」
「何がオススメ?」
本話終了時ののユニークスキル
「チュートリアル9」「隠蔽偽装Ⅹ」「引き継ぎ」「ヘルプ」「経験値10倍」「必要経験値1/10」「消費MP減少Ⅰ」「入手スキルポイント10倍」「消費スキルポイント減少Ⅰ」「体力強化Ⅰ」「腕力強化Ⅰ」「魔力強化Ⅰ」「完全耐性」「アイテムボックス」
※仁に見えないユニークスキル
「指導力強化Ⅲ」
チュートリアル中に名前は出てきますが
コスプレ女教師風の女の子は「リリシア」という名前です。
リリシアの声は、丹下桜さんを想像しながら書きましたw