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【更新停止】流星に当たって、異世界召喚  作者: 八凪 柳一
第1章 冒険者篇
29/92

第20話 チートの為のランクアップ方法

いつも、読んでいただきありがとうございます。

ブックマークも増えており、一定のPVもいただき、感謝の極みです。

本当に励みになります。


誤字や、助詞の間違い等ありましたら、ドシドシお待ち申し上げております。

修正する事で、文が良くなるのです。私にとっては、一字千金の価値があります。

よろしくお願いします。


下記は、ネタバレを含む設定資料です。

いくつか項目があるので、ご注意を


http://ncode.syosetu.com/n0441dk/


2016/08/21 前書き修正

2016/10/13 サブタイトル変更

 洞窟型ダンジョン「スプリング・オペラ」の改変翌日、仁たちは、冒険者ギルドにきて、依頼を見ていた。とにかく、パーティのランクをCまであげないといけない。そうしないと、ダンジョンには潜れない。塔型にしても、洞窟型にしても、Cランクからなのだ。パーティがCランクになるには過半数が、Cランクにならないといけない。仁とリリシアは、個体能力から、Cランクになるのは簡単だ。しかし、陽斗たちは違う。どちらにせよ。Gランクでは、何もできない。


 まずは、陽斗たちに、雑用を選ばせた。庭の雑草とりやら、屋根の修理やら色々あった。割と短時間で終わるものを選んでもらう。それを完了したら、またギルドにきて、依頼票を剥がし、次をする。その繰り返しをするようにと。次に、リリシアはには、常時依頼のうち、コボルト討伐をさせる。1匹1000R。3匹で1依頼分。勿論、コボルトサモナーやアーチャーなどはE、コボルトリーダー(C)コボルトジェネラル(B)、コボルトキング(A)、コボルトエンペラー(S)などを倒せば、その分GPは溜まる。


 そして、仁はゴブリン討伐。討伐対象が違うだけで、依頼料やら、入手GPは同じである。増えすぎると生活に支障が出る為、常時依頼が出ているのだ。そして、仁は並行して、下記依頼もこなす。自分の為ではなく、パーティの為、ちょっとずるいが、よくある事。討伐依頼と違い、採掘採取はギルドカードに表示されない。いつ取ったものでも、「依頼票を見て取ってきた」と言われれば、それでいいのだ。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

モグニア草

オフィーテ草

プカリハイム草

5束ずつ、1000R

止血をする薬を作る

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

タルイムーワ草

クーバレカー草

レンボエリ草

5束ずつ、1000R

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

鉄鉱石2kg

3000R、3GP

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

銅鉱石1kg

1000R

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 現在朝9時、21時に再度、ギルド入り口に再集合という事で、陽斗たちと仁・リリシア組とは、分かられる。仁らは、西門から外に出た。リリシアに、コボルトの村がある方角4つを示す。コボルト討伐だが、途中出会った魔物モンスターは倒して行くようにと指示し、行動開始。


 まず仁は、南の森に向かう。南の森は薬草類の宝庫。紙に必要な雑草も多い。ユニークスキル「採掘採取量上昇Ⅱ」でもって、常時依頼の薬草軍を取り始める。1時間の結果はこんな感じ。


モグニア草   22500本

オフィーテ草  22500本

プカリハイム草 22500本

タルイムーワ草 22500本

クーバレカー草 22500本

レンボエリ草  22500本


 同じ数になるように、数はあえて揃えている。こんなにないだろうと思われると思うが、その通り。取り尽くす度にナスターシャの出番だ。というか、取ってる瞬間から、生やし、育てて貰っている。つまり、南の森の端から端まで取り切り振り返ると、いい感じに育った薬草群があるという事だ。と言っても、実際に必要なのは225本なので、1周するくらいか。ちなみにこれで4500GP分。Sランク昇格に、700GP足らない。そこまでは目指してないので、十分だろう。


 次に、南の森から、西に向かったところに廃坑が4箇所ある。Aランク級の魔物モンスターが出た為、廃坑になっているだけで、鉱脈はまだまだある。勿論、討伐対象だが、ダンジョンで稼げるのに、わざわざ倒すのも割に合わないという理由と、他にも利用可能な坑道はあるという理由で、討伐されていなかった。広域鑑定を地下に伸ばした事でわかった事だか、2つはミスリル鉱脈、残りの2つは金鉱脈が眠っていた。普通に、鉄鉱・銅鉱・銀鉱もある。上位ランクの依頼として受ける事はできない。ただし、例外はある。別の依頼中に、倒してしまった場合である。


 廃坑1つ目に入って、仁はほくそ笑んだ。Aランクと言うからどんな魔物モンスターかと思えば、鉱石喰らいのスライムだった。何がそんなに嬉しいかというと。長らく放置されている。鉱石系スライムは、入手出来る経験値とスキルポイントが異常に高い。


こいつ1匹で、レベルが15位上がりそうだ。

うむ。同じだといいな

同じなら、4つの坑道で、

41位上がりそうだ。


 レベルが上がれば、当然必要経験値も上がる。だが、仁には、ユニークスキル「入手経験値100倍」と「必要経験値1/100」と「入手スキルポイント10倍」とがあり、愛刀「岩通イワトオシ」を使えば、入手経験値5倍・入手SP4倍がある。SP=スキルポイントなので、500倍の経験値が入り、レベルアップに必要な経験値は100分の1になる。また、入手スキルポイントは40倍なのだ。


やっほー!

でも、GPは全部で200GPにしかならない

ゴブリンは倒さないとダメか〜〜

レベル100超えちゃうな〜〜

まぁ、仕方ねー

今度のJOBユニークは何かな?

魔法士系かな?

剣士系かな?

希望は剣士系だな!


 仁は後で、要らんフラグを立てたと後悔する。さて、4つの坑道でスライムたちをスパスパ倒し、Lv.99。ここまでは、予定通り。銅鉱石4500kg、鉄鉱石3000kgを入手した。


こないだ手に入れた魔法道具袋マジックバック

超使える!!


 銅鉱石は魔法道具袋マジックバック3つ。鉄鉱石は魔法道具袋マジックバック2つ。持っている分には、重さを感じなかった。


 これで、陽斗たちのノルマは達成である。あとは、自分の分4300GPを稼がなければならない。その時、リリシアから念話が入る。


『主様、コボルトの村4つ討ち漏らすことなく殲滅しました』


「討ち漏らすことなく殲滅?それなら、討滅でいいんじゃないか?それで内容は?」


『では、討滅した内容は、

ノーマルコボルト  2000匹

コボルトサモナー  100匹

コボルトソーサラー 100匹

コボルトアーチャー 100匹

コボルトアクスマン 100匹

コボルトソードマン 100匹

コボルトスピアマン 100匹

コボルトリーダー  50匹

コボルトジェネラル 20匹

コボルトキング   5匹

コボルトエンペラー 1匹

以上です』


多いなぁ〜

流石、村4つ分か


「ご苦労。解体し素材を確保せよ。だが、残念ながら、目標GPまでに184GP足らない。どこかでノーマルコボルトを552匹討て」

『畏まりました』


 リリシアの報告により、仁が討たなければならないのは、下記の通り。


ノーマルゴブリン  1952匹

ゴブリンサモナー  100匹

ゴブリンソーサラー 100匹

ゴブリンアーチャー 100匹

ゴブリンアクスマン 100匹

ゴブリンソードマン 100匹

ゴブリンスピアマン 100匹

ゴブリンリーダー  50匹

ゴブリンジェネラル 20匹

ゴブリンキング   5匹

ゴブリンエンペラー 1匹


 仁は運動系スキルを駆使し、街からかなり離れたところに行く。そこで使うのは、ユニークスキル「呼び寄せ」。集団暴走襲撃スタンピードをゴブリンに対し起こす、上記の数だけ。だから、どこそこのゴブリン村では、バランスに欠く状態になるのだが、知った事ではない。あとは広域鑑定で、奴らがいた村の位置を把握しておかなければならない。キング以上は、冒険者ギルドに報告の義務がある。街から離れたところで、討伐するが、街から遠くないところにあるゴブリンの村々を対象とするという、とても面倒な事が起こった。まぁ、運のいい事に、仁も4つ分の村を討滅する事で済んだ。


 ゴブリン200匹倒したあたりで、Lv.100を超えてしまう。最終的に153まで上った。Lv.100に上がった時のアナウンスはこうだ。


≪魔法剣士のレベルが100になりました。JOBユニーク「MP自動回復」を取得します≫


持ってるorz


≪既存ユニークスキルのため、スキルレベルが上がり、MP自動回復Ⅱとなります≫

≪効果は、自身の加算後ステータスのMPを1分間で2%回復するというものです≫


でもきっと続きがある


≪しかし、既にユニークスキル「消費MP減少EX」を所持している為、無駄スキルです。残念賞≫


やっぱりorz


 チュートリアルで、村人だった頃を思い出して泣いた。最後のフレーズあたりは、村人の時に何度も、涙した流れだ。これを設定したのは、創世神だと聞く。


ぜってーブッコロす


 お昼15時に、途中で合流したリリシアとスリギアの街に帰る。屋敷に戻り、ギルドでの合流時間にまだ時間があるので、リリシアをモフった。1時間ほどで、リリシアが気絶してしまったので、合流時間まで、エルナらと紅茶もといエチウカサ茶を飲むなどし、時間を潰す。エチウカサ茶とは、地球のダージリンにとても似ている茶葉で、味も変わらない。シトドラヴで、広く親しまれているお茶である。仁は緑茶よりも、コーヒーや紅茶を好んだので、特に緑茶が飲みたいという欲求にかられたことはないのである。


 さて、もう少しで21時か。リリシアが、すっきりした感じで起きてきた。まだモフりたいという欲求を抑え、ギルドに向かう。ギルド大通りで、サクヤが手を振っていたので、振りかえす。喜んでいるようで、良かった。


 陽斗たちは結構頑張っていた。3つくらいの達成と思っていたが、1時間1件ペースで、依頼をこなしたようで、4人とも10枚の依頼書に達成済みという印がされていた。


 雑用依頼は、地味だか、とても重要な仕事である。達成率が高ければ高いほどギルド内での評価は高まりやすい。討伐依頼なぞよりもだ。また、民衆からの評判も高くなる。顔も売れて、指名依頼なども入りやすいのだ。


 それはそれとして、4人にご褒美だと言いながら、幾つかの魔法道具袋マジックバックを渡す。「何これ?」と聞かれたので、4500GP分の常時依頼素材と答えて、驚かせる。そして、がっかりされた。「また、仁の足手まといになってる」と言われる。だから、雑用依頼の重要さを説明すると、皆満面の笑みに戻った。


 6人で冒険者ギルドに入った。この時間帯は初めてなのだが、こんなに冒険者がいるのかというほど、ごった返していた。まるで、地球の仁たちが住んでいた町の祭りの日みたいだ。人口は数千人と少ない町だか、祭りのある2日間だけ人口が、10倍になるのだ。葵ら3人娘もそう思ったのだろう「祭りの日みたい」と手や服の裾をつかんできた。


 どの列も忙しそうだったが、サッリがカウンターにいたので、サッリの列に並んだ。30分ぐらいかかったか、ようやく仁たちの順番になる。まず、仁とリリシアがギルドカードを提示する。


「ジンさんにゃ。昨日ぶりだにゃ。昨日はありがとうございましただにゃ。ギルドカードの提示ということは、常時討伐かにゃ?確認するまでもにゃいけど、にゃんでお二人は、AAAトリプルエーランクまでGPギルドポイントを貯めているにゃ?どういうことかにゃ?」


 元々、木目調だったギルドカードは、プラチナにほど近いゴールドだった。


「にゃ?!にゃんですとぉ〜〜。ゴブリンキング5匹?!ゴブリンエンペラーまで??!ゴールデンスライム4匹もいる!?こっちはコボルトキング5匹?!コボルトエンペラーもぉ??!」


なぜだか

語尾が「にゃ」ではない

とってつけた感がある猫語のようだ

サッリはなんちゃって猫人キャット族だったのだろうか?


「ゴールデンスライムはどこで倒したのかにゃ?」


 ジンは、地図を出しながら、一つ一つ指し示して行く。


「ゴールデンスライムは、南の森のはずれにある廃坑で。こいつらには、薬草採取や鉱石採掘をさせたから。そん時護衛で。」

「そのスライムって、Aランク討伐依頼のかにゃ?!」

「そうだな。別依頼途中だったから、臨時事後受付可だろ?ギルド規定によれば」

「そ、そうですにゃ。ゴブリンやコボルトはどこですかにゃ?ゴブリンやコボルトの討伐はされたのですかにゃ?」

「全部討滅完了してるよ」

「討滅?!討伐じゃなくて?討ち漏らすことなく殲滅したという意味の討滅?」

「そうだよ。それで、ゴブリンのエンペラー1匹とキング2匹がいたのが、ここ。あと、こことこことここが、キングが1匹ずついたところ。そんで、コボルトの方は、エンペラー1匹とキングが2匹いたのが、ここ。あと、こことこことここが、キングが1匹ずついたところ」

「かなり街から離れてるにゃ?どうやって?」

「スキルを駆使して、走った」

「リリシアさんと一緒にかにゃ?」

「いや、リリシアとは別行動」

「それぞれソロで狩ったと??!」

「ん」

「はにゃん」

「気絶するな。気絶解除魔法フォースリング

「強引だにゃ。とりあえず、お2人は、DDダブルディーまで、ランクアップさせとくにゃ。Cランク試験はどうするにゃ?」

「受けるよ。てか、GPギルドポイントを消費して、2回試験できないか?Aランクは、試験依頼があるから、無理としても」

「ふにゃ〜〜ん。用意はしとくにゃ。明日受けてもらうにゃ。明日朝9時ギルドに来てほしいにゃ」

「分かった」


 仁は、4つの廃坑の鉱脈についても、報告しておいた。採掘しやすいように、地球の技術を模した魔法で、坑道も広げてある。


 次は陽斗ら、まず雑用依頼。10枚ずつで、多いのだが、その前の規格外過ぎる規格外のせいだろうか、サッリがほっこりしていた。続いて、採掘採取の常時依頼。


「買取カウンターに移った方がいいのか?」

「ここで受け取るにゃ、このギルド特製受取籠に入れるにゃ。ギルド特製受取籠は、きちんと数を数えて、GPギルドポイントに換算してくれるにゃ」

「最大容量は?」

「なんでそんなこと聞くにゃ?にゃにかあるのかにゃ?」

「護衛とはいえ、俺が手伝ったから、量が多くて」

「最大容量は薬草なら1000本、200束までにゃ。鉱石は、100kgまで行ける優れものにゃ!!どんとこいにゃ!」

「やべ!薬草135回か。鉱石は75回。かなり面倒メンドくさ!」

「にゃにゃにゃ、にゃんと!ふにゃん」

「はいはい、それはもういいから、気絶解除魔法フォースリング

「ジンさん扱いが雑過ぎるにゃ。モテにゃいにゃ」

「はいはい」

「フニャーー!!」


 結果として、23時くらいに集計が終わった。明日朝9時から、6人全員が、ランクアップ試験に臨む。

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