第18話 洞窟型ダンジョン「スプリング・オペラ」の改変
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よろしくお願いします。
下記は、ネタバレを含む設定資料です。
いくつか項目があるので、ご注意を
http://ncode.syosetu.com/n0441dk/
2016/07/30 誤字修正
2016/08/21 前書き修正
2016/10/13 サブタイトル変更
ギルマス、ダーヴィット、サッリ、仁のパーティ5名は、対話室Sに入室した。まずは、ギルマスが、サッリに問いかける。
「ジン君のステータスに関する事と聞いたが、どういう事だろう?」
「ギルマス、サブマス、私の認識の範疇では、魔法属性の適性は、Sランクが最上にゃ。また、属性の適性を上げるアイテムやスキルはないと認識していますが、違いますかにゃ?」
「そんなの常識じゃろ」
「うん、ダーヴィットの言う通り、常識だね。それがどうかしたの?」
「ジンさん、ギルマスとサブマスにステータスをお見せしますにゃ。アドバイザー以外は、基本、見にゃいのが決まりにゃのですが、あにゃたのステータスは、私たちの常識を覆しますにゃ。よろしいですかにゃ?」
「構いませんよ。それに、その程度の事は、他の事に比べたら、大した事ありません」
「まだあるんですかにゃ?」
「ありますね〜」
「にゃんですかにゃ?」
「この世界なのか、カリメイ王国の常識かは、判断できないんですが、レベルの上限はいくつですか?」
「それは世界中どの種族でも、Lv.99が上限ですにゃ」
「それも私の認識とは違いますね」
「にゃにゃにゃんと!!」
「ついでに職歴欄を見てください」
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ジン・ミツルギ
Lv.14604
【職業】魔法剣士Lv.58
【JOB】村人Lv.999、賊人Lv.999、魔法遣Lv.999、弓士Lv.999、神官Lv.999、鍛冶師Lv.999、商人Lv.999、王族Lv.800、槍士Lv.800、近衛兵Lv.900、将軍Lv.999、帝王Lv.999、賢者Lv.999、付与師Lv.999、錬金術師Lv.999、魔法剣士Lv.58
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「にゃにゃはぁん」
サッリは気絶した。
やっぱな〜〜
属性の適性くらいなら
まだ大した事ないだろうさ
ギルマスは、ダーヴィットにサッリの介抱を任せて、一言詫びながら、ギルドカードを見る、職歴欄と魔法属性の適性を。
「Oh!Really?!」
え?
流暢な英語だ
日本人からの転生者じゃないの?
『日本にいた人ですから、
シトドラヴに転生した者は』
あ、アセト久しぶり
そうなんだ
『東京の晴海にいました』
あー、
コミックマーケット43か
なるほど
英語圏の日本アニメマニアは
日本人よりも濃いって言うわ
そう言えば
仁は、ギルマスを見つめる。ギルマスは、仁に聞く。
「ジン君は、召喚者ではないのですか?このレベル、この職歴、あり得ないです」
「英語で答えないでね。シトドラヴの言葉で答えてね。ギルマスはどこまで覚えてる?」
「ステイツから、日本に着いた日までですね〜」
「なるほどな1992/8/13か」
「そうです。そこから、気づいたらこの世界の蜥蜴人族の赤ちゃんでした」
「なるほど、なるほど。その日、俺は神界にいたよ。んで、状況をきいて、10回ロールプレイした。その後、タイミングを合わせて、召喚されたんだ」
「Oh!Really?!」
だから、英語はやめろって
「あ、すいません。でも、それはズルいです」
「仕方ねーだろ。俺に流星が当たったんだって言うだから。お前も体験したかったか?グチャって潰れて、グッチャグッチャな何かを見るの」
見てね〜けど
「Oh!Really?!」
だからそれはいいって
「あ、また。それは嫌ですね〜。ズルくはないかな?」
「分かった?職種によって上限は違うけれども、最大の職種上限はLv.999なんだよ。気絶しちまってるから、サッリに答えてやれないけれども、属性の適性を上げるアイテムやスキルはある、両方な。もっとも、アイテムは装備してね〜よ」
「「アイテムもスキルもある!?」」
「うう〜ん。夢を見てましたにゃ」
「夢じゃねーって」
「にゃんと!!」
「「スキルはどうやって手に入れれば?!」」
「魔法遣で、Lv.900になったら、『全属性適正化』っていうJOBユニークが手に入る。それは、元の属性数に関わらず、全属性適性がつく。また、入手属性のランクは元々持っていたものの平均になる。既存属性は1ランク上がる。ただし、職業や種族として覚えられない魔法は、適性が神級でも覚えないが、例外は存在する。また、同じ職種でLv.999になったら、『属性適正向上』ってJOBユニークが手に入る。それで属性の級種が1〜2ランクアップするよ」
「「無理だぁ〜、ならアイテムなら?」」
仁は、アイテムボックスから、16個の指輪を出す。各種魔法属性の適性をランク1上げる指輪と、全属性の適性をランク1上げる指輪だ。
「これは手に入れたもんじゃね〜よ。作ったもんだ。滅多にねーが、稀に王宮級素材があんだろ。それを鍛冶師Lv.700で覚えるJOBユニーク『採掘採取等級上昇Ⅲ』で素材集めすれば創世級素材に成る。それと鍛冶師Lv.400で覚えるJOBユニーク『鉱物精製EX』で、精製すりゃ、創世級鉱物精製が出来る。それを使って、錬金術師Lv.500で、覚えるJOBユニーク『魔道具作成EX』を使い、創世級の魔道具を作ればいいよ。ま、売れば、天文学級の金額になるだろうな。1つで」
ま、無理だろうがな
俺は10桁の成功運があるから楽だったが
ギルマス、ダーヴィットは気絶寸前、サッリは再び、気絶していた。
「「無理だ〜〜」」
「んで、サッリまた気絶しているんだけれども、ここに呼ばれた理由ってのはステータスの件だったよな。どうすんの?モデルケースとして公表されるのは避けたいが、レベル上限が職種によって違う事、最大の上限はLv.999である事。JOBユニークは100毎に覚える事、ただし、上限がLv.999の職種は、Lv.999でも覚える事。魔法属性の適性には、神話級の上、創世級がある事。これくらいは公開してもいいかな?」
「どれ1つをとっても、USSにランクアップするための条件である偉業達成レベルの情報なんですが」
「じゃー、魔法属性の適性の件だけ公表するか?まー、上手くやらないと面倒くせ〜事になんぞ、俺が。面倒くせ〜って思ったら、敵対するからな」
「ギルドと?」
「いや、最初に神召喚した時にも言った話だがよ。神を含めた世界と敵対する」
「「「こわ!」」」
いつ起きたサッリ
そしてまた気絶かサッリ
器用だな
「まぁ、アドバイザーとかは要らね〜から、自由に冒険者させてくれ」
「サッリが不満なら、テルヒッキに変えようか?」
「テルヒッキ?誰だ?あの兎人族の子か?兎人族は、語尾と『ふ』が『プゥ』になる種族って認識しかないから、ふふふとか笑われると、非常に腹立つ種族だよな?いや、誰がって話じゃねーよ。さっき、10回ロールプレイしたって話はしたよな。そのうちの4回で、洞窟型の方は、踏破してんだ。特にアドバイザーは要らね〜よ」
「過去の4回ともジン君だと?」
「だな。過去の4回、ダンジョンが改変されたのは知ってっか?」
「はい。踏破されるたびに、ダンジョンマスターが変わり、ダンジョンの内容が変わってます」
「そらー、認識違いだな。ダンジョンの最深部にあるダンジョン核は、ダンジョンマスターを魂で認識している。だからこうやって、ダンジョン改変パネルを呼び出せば、いつでも改変可能なんだ」
そこまで言うと、仁は、冒険者ギルドの対面室Sで、タッチパネルを展開させた。月光神セレネの声が、室内に響く。
この声誰の声かと思ったら
セレネか
『はい、最初の踏破者が男性だったら、私
女性だったら太陽神が担当する
取り決めとなっております』
ふーん
また今度色々聞きたいから
召喚した時にな
『お待ちしております』
≪ダンジョン改変を行いますか?Y/N≫
「Yだな」
「「ちょおっ!!」」
「大丈夫」
≪ダンジョン内の冒険者を一旦外に出しますか?Y/N≫
「階層の増加だ必要ね〜。N」
「「え?」」
≪どこの階層を増やしますか?≫
「100階の後。+100階層」
≪承りました。魔物は変更なさいますか?≫
「勿論。100階層ボスをAA3匹に。101〜120階層雑魚をAAに。110階層ボスをAAA1匹に。120階層ボスをAAA3匹に。121〜140階層雑魚をAAAに。130階層ボスをS1匹に。140階層ボスをS3匹に。141〜160階層雑魚をS。150階層ボスをSS1匹に。160階層ボスをSS3匹に。161〜180階層雑魚をSSに。170階層ボスをSSS1匹に。180階層ボスをSSS3匹に。181〜200階層雑魚をSSSに。190階層ボスをUSB1匹に。200階層ボスをUSA1匹に改変。」
≪承りました。内部設定はどうされますか?≫
「(時間による変遷は) あり」
「(変遷中の冒険者保護機能は) あり」
「(出現 魔物の学習機能) あり」
「(出現 魔物の集団戦術) あり」
「(罠のランダム変更) あり」
「(宝箱からの出現アイテム最上等級は) 創世級」
「(最上等級の出現率)0.003%」
※( )の中は読み上げておりません。
≪承りました。自由設定はどうしましょう?≫
「不要」
≪アナウンスはどうしましょう≫
「あり。内容はこれで」
≪承りました。表示された対価をお支払いください≫
「ほい」
≪神金貨200枚受け取りました。改変は以上です。またのご利用をお願いします≫
「「「ええええ?!」」」
あ、3人も気絶した
まー、起きるまで待つか
その後、スリギアの洞窟型ダンジョン「スプリング・オペラ」の改変がスリギアと世界中のダンジョン内に流される。
『スリギアの洞窟型ダンジョン「スプリング・オペラ」の改変が行われました。100階層のボスがランクダウンします。また、階層が100階層追加され、最終ボスはUSAランクとなります。なお、運が良ければ、創世級アイテムや武具などか手に入ります。これにより、ダンジョンランクがUSSににランクアップしました』
世界中の冒険者は、スリギアを目指すことになる。
例によって、仁が関わるものには、ジンに関する名前のものが使われております。
今回は「スプリング・オペラ」です。
詳しくお知りになりたい場合は、
Ginベースのカクテルをググってください
ナンセンスで申し訳ありません。