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死を考える(4)

死んだらどうなるか。

ある程度予測しておきたい。


死んだら、霊魂となり、あの世に行くパターンなら。

あの世に行く途中では三途の川を渡る。

船で渡るらしい。

霊魂なら足もなく浮いているような気がするが、浮いたまま渡れないのだろうか。

三途の川に上流とか下流とかの概念があるのだろうか。

渡し舟の料金は六文ろくもんらしいが、もちろん現代には六文というお金は存在しないので、代わりのものを葬儀の際にお棺に入れたりするらしいが、ばあちゃんのときはそういったものは入れていなかった。

宗派によっては無料で渡れるのかもしれない。

渡った先は、花畑が広がり、天国へ行けるのだろう。

今までの人生で悪事は働いていないから、地獄に行く事はないだろう。

自殺は悪事なのだろうか。

もしそうなら地獄行きだ。


まったく何もない無に返るパターンなら。

本当にどうしようもない。

一番最悪のパターンだ。

しかしこういった考え方の宗教も存在しているので、パターンとしてはありえる。

このパターンはすごく無駄死に感がする。

報われない気がする。

化けてでてやろうか。


神様に会うパターンなら。

神様から何らかの指示や裁きを受ける。

おそらくそれには従うしかない。

天国や地獄といった行き先が示される場合や、もしかしたらこの世界に生まれ変わるかもしれない。

ネットで調べたら、この世界では1秒に1.8人が死んでいるようだ。

神様の元にとんでもない数の死者が現れることになる。

神様も一人一人に指示を出すのは、相当至難の技が要求されるだろう。

自分なら面倒だから自ら手を下さなくても自動的に行き先が決まるような仕組みを考える。

神が一人しかいないということもないから、余計なお世話かもしれない。


いきなり生まれ変わるパターンなら。

輪廻転生がいきなりつながるというパターンもありえる。

その場合は、気がついたら別の人格の人間か、もしくは生物なのだろう。

いや、気がつかないだろう。

自分が誰かの生まれ変わりだったということに。

今の自分は誰かの生まれ変わりだったということになる。

そしてその記憶は当然ない。

稀に“前世”の記憶がある人もいるようだが。

繰り返し生きているなら、世界の人口が増加しているのがつじつまが合わない。


やはり、今まで生きてきて一番しっくりくる、あの世に行くパターンで考えたい。

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