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死を考える(3)

全ての生物には寿命がある。


もし自分が神なら、全ての生物に不老不死の命を与えてみる。

不老不死であれば、エネルギーを補給する必要もないし、子孫繁栄をする必要もない。

生物の入れ替わりもなくなるから、同じ生物での生活が永遠に続く。

恐ろしい状況だ。

終わらせてくれ、殺してくれ、と思うかもしれない。


死ぬということは必然だ。

絶対に逃れる事の出来ないこの世界の理。

終わりがあるからこそ儚く思うのだろう。


だからこそ、生きている間に一花咲かせようと考える。

自分がこの世界に生きた証を残そうとする。

生きている意味を探す。


自分に与えられた時間は有限だ。

何かしても、何もしなくても、時間は過ぎていってしまう。


同級生の中には。

休学して世界一周の旅に出た人もいる。

学生をしながら起業して億単位の年収がある人もいる。

アイドルとして成功して、世界中でツアーをやってる人もいる。


それらの経験はこれからの人生で誇らしく輝かしいものになるだろう。


自分はどうだろうか。

自宅、大学、バイトの3箇所をぐるぐる回る。

バイトで稼いだお金は、特に目的も無く使い、なんとなく無くなっている。

流行のアイテムはそこそこ手に入れているが、自分の周りで輝いている人は、むしろ流行のアイテムなんか持っていない。

自分は必至に先頭に追いつこうとしてもがいているが、どうやらそれは間違いらしい。

大学に入って特に思う。


“自分には目的が無い”


生きる目的。

何のためにがんばって生きているか。

自分には何もない。


今の自分に何ができるか。





死んだら、どうなるか、やってみたい。


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