ヒロ、アジトにて
「よし、んじゃ、行くか」
「あの〜、もう、俺逃げていい?」
「何言ってんですか?その仮面がないと、入れないんですよね?ついてきてもらいます」
「ひぃぃ」
俺達はコツコツと音を立てながら、地下へ進んでいた。
なんか薄暗くて、鼻をつく匂いがしている。
それはさておき、このアジトは結構良くできた組織のような気がする。
構成員も沢山居そうだし、こういうのは初めてだ、今までは、とてつもなく強い敵を数の暴力で、倒していたわけだが、今度は相手の方が人数は多そうだしな
しばらく進むと、階段は終わり、扉の前に着いた
扉には、仮面を置けば、扉開く、と書いてあったという事はそういう事なのだろう
「おい、えーっとヤバルト様ほら、開けろよ、ほら早く」
「くそ、分かったよ、これが終わったら俺は逃げるからな」
文句を言いたそうな顔をしながらヤバルト様は仮面を扉に掲げた、すると、扉が独りでに音を立てて開いた。
「魔法って凄いわ、当然だけど」
「うむ」
「面白いの!」
「感想は後にして下さい」
「行くぞ」
俺達はZのアジトに乗り込んだ。
「ひぃ、ふぅ、みぃ、 五人か、少ないのぉ」
‼︎‼︎‼︎⁉︎
入った瞬間、大柄な男が、突然現れた
「なっ!何だっ!!てめぇっ!」
突然の事だったので、シンプルな言葉しか捻り出せなかったが、この状況では、これが一番最適な質問だ、男は口を開いたが、それは質問の答えではなかった
「侵入者の癖に何だとは自分勝手よのぉ」
「貴様、いつの間に、私達の前に来た!?」
「さっきだよ、ついさっき来たんだよ、悪いけどウチには、魔力を感知できる仲間がいてのぉ、知らない魔力なら、何人かは分からんが、気付けるんだのぉ」
「すっとろい喋り方しやがってッッぶっ倒してやるっ!」
「悪いけど、痛い目にはあってもらうんで、まぁ、殺しはしないから、安心する事よのぉ」
刹那、男と、俺の隣にいたアミちゃんが
消えた。
そして、数秒遅れてドゴンッと、何かにめり込む音がした。
その方向を見ると、あの男と、壁にめり込み、気を失っているアミちゃんがいた
「脆いのぉ、もう気絶しおった」
「アミちゃんッッ!!」
焦って、剣を抜き、斬りかかったが、そこにはもう、男はいなかった。
バコンッッ‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
えっ?
突然の音と痛みと同時に俺の意識は闇の中へ吸い込まれていった。
失いかけた意識の中、俺は確かに聞いた
「わしの能力は、テレポート、瞬間移動ってやつよのぉ」
続




