ヒロ、馬鹿丸出し
俺達は、魚人を連れて、川に沿って歩いて行った。その際に、なんか色々と魔物がヤッフィー!みたいに出てきたが、そんな事をいちいち紹介していくのもキリがないので、取り敢えず、俺達は、魚人の行きたがっていた場所に辿り着いた。
という言い方は本来正しくはないが、まぁ、魚人の群れというべきなのかな?まぁ、その群れに、連れて行った。
そこの魚人達は、俺達が助けた魚人の事を心配していたようで、結構良心的に、俺達に接してくれた。
「なぁ、俺達は、この川を越えたいんだけど、なんか船みたいなの持ってないか?」
「船、ですか?私達魚人は基本川は泳いで渡りますからね」
「そっか、まぁ、そうだよなぁ~」
これは少し困った事になってしまった
俺的には今までの計算されたような展開的に、魚人から、助けたお礼に船を貰える、みたいなのを想像してたんだけど…
と、俺の右隣にいたアミちゃんが、俺の耳元に口を近づけて口を開けた
「これは困った事になりましたね、私的にはこれまでのご都合展開のように、魚人から、船が貰えるとばかり思ってました」
なんだこのシンクロ!?アミちゃん、俺と全く同じ事考えてた!?
「まぁ、別に気にやむことはないだろう、なるようになるだろう」
「そうね、でもどうするの?泳ぐ?」
「マナさん、言葉に出すのは簡単だけど、実際にやるのは厳しいんだぞ?」
「そうなの!マナさん酷いの!」
とは、言ってもだ
実際方法がない、やはり泳ぐしかないのかもしれない。
俺は泳ぐのは結構苦手だったりする、この世界にくるまで、水泳は全くできなかったしなぁ
そう考えていると、先刻、船みたいなのないか?と聞いた魚人の青年が、俺達に声をかけてきた
「あの、川を渡りたいんですよね?」
「えぇ、まぁ、仰る通りで」
「さっきから船とか、泳ぐとか言ってますけど、この川、普通に橋ありますよ」
「え?今なんと?」
「もう一度言ってください」
「うん、もう一回」
「頼む」
「お願いなの」
「だから、この川、普通に橋ありますよ、ここよりもう少し右に...」
落ち着け俺、
よくある事だろう?そんな川に橋が架かってるなんて、当たり前じゃないか。
えっ、気づいてなかったのかって?そんな訳ないだろう?
そう!当たり前!当たり前なんだよ、川に橋が架かっている、当たり前だ。
唯一つ言いたい事がある、言っていい?
死ね、数分前の俺
続
次回は来週の土曜です




