表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
人は俺の事を勇者と呼ぶ  作者: ヴァ汁
ファーストブレイブ 召喚勇者
4/53

ヒロ、目的が出来る

四話目です

俺達はチャラ爺の部屋に案内された。チャラ爺の部屋にはカエルやらヤモリやらなんかよくわからない生物の死体などが綺麗に?飾ってあった。


「よく召喚されてくれたよ、えっと、勇者ヒロ君、」


「あぁ、まぁ、でもさ、俺達は具体的に何をするべきなんだ?教えてくれよ爺さん」


そう俺が言うと、チャラ爺は少し考えたような表情をして、納得したように喋り始めた。


「アミに聞いてなかったんだね、実は僕の個人特有能力は《占観》っていうんだ」

「占観?」

「簡単に言えば、占い師なんだよ、僕は、だから、ヒロ君達が何をすればいいのか占うことができるんだけど、今の状態だと確率が五十パーセントなんだよね、だから、具体的に何すればいいっていうのは分かんないんだよねー」



終わったなコレ、


いや待てよ、


「爺さん、アミちゃんに、俺を召喚しろって言ったのはあんたなのか?だとしたら何で俺を召喚させたんだ?」


俺の質問に簡単にチャラ爺は答えた。


「僕の祖父の祖父は大魔術師だったんだ、彼の遺書にあったんだよ、【もし世界が滅ぶという未来が見えたなら、その時は、全く違う世界の人間を連れて来い、さすれば、破滅の未来は免れる】ってね、」


「成る程ね、コレでやっと繋がってきた、でも、何したらいいのか分かんないんだったら救うも何もできないだろーが」


そう俺がチャラ爺に言うと、アミちゃんが会話に入ってきた


「ふっふっふ。馬鹿ですねヒロ、話はしっかり聞きましょうね、お爺ちゃんは、『今の状態なら』そう言ったんですよ?つまりっ!!占いを100パーセント当てさせるアイテムとかがあればっ!私達が何をするべきかが、分かるんじゃないですか?」


「そんな都合のいいアイテムとかあんのか?」

「あるよ」

「あんのっ!?」


何て都合がいいんだよ、これでいいんだろうか?


「唯、...



そのアイテムの名前はアタールっていうんだけれど、そのアタールは、この町を南に行った先にある。洞窟に住む魔物の角と、この町の西の山に住んでいる魔女が持っている薬草が必要なんだ。」

これまた面倒くさそうな素材を集めなきゃいけないのかと思っているとふと気が付いた、

「何で、そんな事知ってんの?あんた?」

そう聞くと、チャラ爺が言った、


「占いさ☆」


やっぱり、って事はつまりこれも的中率50パーセント、あぁ、


こんな事言うの失礼だけど、






超不安だ



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ