ヒロ、砂漠都市で知る
「どうやら、破壊されているのはこの辺りだけのようです。」
「そうか、ってこたぁ、ちゃんと都市はまだ生きているのか」
「そのようね、でも、いったい何があったのかしら」
「ヒロ、まだ残っている家や人達に話を聞こう」
「あぁ、そうするか」
俺達は砂漠都市のまだ破壊されていない場所に行き、まだ生存している都市の人達に話を聞いた。その話によると、数日前からとても大きく、凶悪な魔物が何度もこの都市にやって来て、食べ物やら何やらを奪い取って行くらしい、そしてどんどんと都市が破壊されていっているそうだ。話によればもう殆どの人間が、都市を抜け出し、別の町へ避難しているらしい。
「しかし、これは良く出来てるなぁ、折角砂漠都市に辿り着いたと思ったらこれだぜ」
「どうするんですか?ヒロ?」
「決まってんだろ?そんなの魔物を退治する一択だろうが」
「でも、話を聞いていると、大きくて、凶悪な魔物って、もしかして神生物じゃないかしら」
「可能性はあるな、しかしだからなんだと言うんだ」
「それもそうね、じゃあ、そうと決まればさっさと行って終わらせましょうか」
「えーっと、でもそいつが何処にいるか聞いてないよな、聞きに行くか?」
「そうしましょう」
と、あの都市の話をしてくれた人の所へ戻ろうとすると、俺達の真後ろに、小さい中学生位の女の子が立っていた。その女の子は、俺と目を合わせた瞬間顔を赤らめながら、口を開けた
「あの、その、もしかして、貴方達って、その、勇者とその仲間達なの!?そうよね!じゃあ、この都市にやってくるあの魔物を倒してくれるよね!?そうなんでしょ!」
何だこの娘は、いきなり何なんだ!?
「あ、まぁ、そうだけど、何の用かね?」
「あの、その、ぼっ僕!勇者に憧れてるの!勇者!その貴方勇者なんでしょ!?その、あの、よかったら
弟子にしてくださいっっ!!」
続




