ヒロ、異世界に来る
どうも、ヴァ汁と言います小説を初めて書いてみました。下手ですが宜しくお願い致します、楽しんで読んでもらえれば嬉しいです。
ギラギラと地面を焦がすんじゃないかって位元気な太陽の光を浴びて、広い草原に立っている俺と謎の女の子、
ちょっとした沈黙が流れた後、俺は口を開いてこう言った。
「嫌だ、面倒くさい」と
時は今から30分位遡る。
俺は桜井ヒロっていう唯の高校生だ。まわりからは空気が読めないだとか、デリカシーがないとか言われてるけど、それは俺の性格であって、俺は全く特別な人間ではない。
そんな俺は帰宅部である。
何時もの様に退屈な学校を終え、いつもの帰り道を歩いている時だった。
俺の眼前に赤でもなく白でもなく黒でもない不思議なモノが広がり、俺を飲み込んだ。そのまま俺は気を失った。
目が覚めると俺は草原の冷たい湿った地面にキスをしていた。
そうしてまだあんまし覚醒してない寝ぼけた状態の俺が顔を空に向けると、其処には見覚えのない蒼い綺麗な短い髪の女の子が俺の顔を見つめていた。
そんな状況で、寝ぼけているにもかかわらず俺は冷静にこんな事を言ってしまった、
「うわっ!ちっちぇ胸っ!!」
そう言った瞬間再び俺の意識は強烈な一撃と共に吹き飛ばされた。
再び俺の意識が現世に戻って来ると、目の前はまだ草原で、まだ女の子が立っていた。
その女の子をぼーっと見てると、女の子が声を出した
「やっと目覚めましたか?さっきの事は寝ぼけてたって事で許してあげます。ただしもう一度私の胸について何か言ったら今度は殺しますよ 。本当に貴方が世界を救えるか疑問ですよ私は」
何を言ってるのかサッパリ分かんない。
最初の胸の事は覚えてるけど、世界を救うってなんだ?
ってかこの女の子誰?
「何が何だか分かんないって顔してますね。そりゃそうですよね、貴方からしたらいきなりこんな所に飛ばされて混乱してるに決まってますよね。簡単に言うと貴方、この世界に召喚されたんですよ」
は?何言ってんだこいつ?イかれてるのかこの状況で
ってか今気付いたけど、
「此処何処だよ!?」
俺は今更自分がおかれている状況を理解した。
ちょっとこの娘に確認を取ろう
「あーつまり、俺は君に異世界に召喚されちゃったって事?」
「はいそうです」
う、嘘だろなんだよコレ?俺今日のアンパ○マン見れてないのにっ!いつも見てないけどっ!こんな事になるならケータイ持ってくりゃ良かった!いや俺ケータイ持ってねーよ!
「だいぶテンパってますね、貴方ww」
「wwじゃねーよ‼︎何してくれてんだ!」
「はいはい、落ち着こーね〜」
「落ち着けるかっ!ふざけんなよこの貧乳おんnタコスッ!」
「おい、何か言ったか?コラ、蹴るぞお前」
「もう蹴ってんだろーがっ!暴力反tアゴシッ‼︎ぶべっ!ホビャランっ!」
「落ち着きました?」
「はい、すいませんでした」
つ、強えええっ!この娘強えええっ!この中学時代剣道部だった俺を、こんなあっさりと!(殆どサボってたけど)
「あ、そうだ、名前聞いてなかったですね、貴方、名前なんて言うんですか?」
「人に名前を尋ねる時はまず自分から名乗るのが礼儀じゃないのか?」
「あーそうですね私はアミと言います。アミちゃんって呼んでください」
「アミちゃんね、じゃ俺も名乗るけど、俺は桜井ヒロってんだ」
「わかりました、しかし変な名前ですね〜、サクライヒロッテンダですか、長いので、ヒロと呼ばせてもらいますね」
「おい待てお前、何か勘違いしてるだろ」
「それじゃあヒロ、本題に入りますね、貴方が何故この世界に来てしまったのか、覚悟はいいですか?私は出来てます」
「いや、お前が覚悟する必要ないでしょ」
「貴方がこの世界に来た理由、それはっ!」
「無視かよ」
「ズバリっ!貴方に、この世界を救って頂きたいのですっ‼︎分かりやすいでしょう?」
とんでもない事を言われているのだけれど、俺の心は氷のように冷静で、その解答を口に出した、
「嫌だ、面倒くさい」と.....
続
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