第三話
貯まってたのを見つけたので投稿します。
第三話
クレルドが去ってから、俺は彼奴に貰ったカードを弄くっていた。
「確か、裏の端にある四角い囲みに指を置けば良いんだったよな?」
俺はそう言うと囲みに指を触れた。
すると、突然音声ガイダンスのような女性の声が聞こえ、カードがア○パッド並みに大きくなった。
カードをもう一度見ると、アイパッ○のようになった画面 (?)の中に、メニューがあった。それは次のような物だった。
…menu…
・所有者データ
・マップ、現在地確認
・O W W W検索
・所有者口座の残金確認
・所有者口座の利用
・通話機能
・神
・設定
・ヘルプ
・カードをもとに戻す
「…俺はつっこまないぞ!?絶対につっこまないぞ!!」
…一番目から六番目と八番目から十番目はまあ、良いとしよう。(つっこみたいところがあるが)
だが!七番目のは違う!明らかに狙っているだろう!?これは!?神って何だよ!?神って!?
「…ヘルプ押そう…」
もう、疲れた… 驚くのに…
そして、俺はヘルプをを押して説明を読み始めた。
--30分後--
ん〜… 代々必要なところだけ話すと、
この世界の名前は、"第282世界、フェランディス"
因みに、他にも世界があることはみんな知ってるらしい
通貨はクオルというらしくて、カードから引き出せるらしく、預金金額は晶貨から鉄貨まで全て千枚あった。(すごい大金だけど、もう驚かない)
で、この世界には三つの陸上大陸と一つの空中大陸と一つの地下大陸があるらしい。(うわっ、テンプレ!)
その大陸たちには、空中大陸以外には三つずつ国があるらしい。
で、その一つ一つの大陸には"大陸主"と呼ばれる国があって、大陸を治めてるらしい。
一つ目の陸上大陸、"デルラゴ大陸"には、大陸主の"ロスヤナフ帝国"と"ムトニス共和国"と"自由カイムアンヘルト共和国"が、
二つ目の陸上大陸、"サラザールス大陸"には、大陸主の"スルトニス共和国"と"ユーリアット魔術科学皇国"と"シュタイナー公国"が、
三つ目の陸上大陸、"サドーラ大陸"には、大陸主の"ギルロッド王国"と"ウェルダンド公国"と"ツェルプストー公国"が、
地中大陸の"クラウザット大陸"には、大陸主の"ヌルメンガード帝国"と"ケルベス王国"と"トルフィーヌ王国"が、
空中大陸の"ウィスカイム大陸"には、大陸主の"ラスナムス神皇教国"がそれぞれあるらしい。(ラスナムス神皇自治領は首都の名前らしい)
で、ギルドがあって自分は何気なくZクラスらしい(Gクラスは目立ちすぎるから格下げしたようだ)
で、今俺がいるのはサラザールス大陸のシュタイナー公国の東部にあるシュタイルベルグ公爵領のようだ。
必要なころはこんなところかな。
「…物凄い、大陸名と国名に気になるところがあるな。」
ゼ○の使い魔ですか?ハリー○ッターですか?バ○オハザードですか?
あと、ドラッ○オンドラ○ーンの登場人物いますよね?
…気にしてたらきりがないな…
もう気にしないのが一番だな、やっぱり。
「さてと、クレルドが言ってたことをやろうかな?」
そうして、俺はクレルドに言われた、能力の創造を行おうとした…が、
何故か軍人 (兵士)に囲まれました (笑)
ハハッ!!テンプレだね!
…とか言ってる場合じゃねぇな…
明らかに殺傷能力のある魔法らしきもの (水でできた二メートル位の槍)が突きつけられてるしなぁ。
と考えていると、周りの人達より勲章を多くつけた軍服を着た代表らしき20代後半くらいのイケメンが話しかけてきた。(美女じゃないのか…)
「θζαιοτν!?Зяхцч┐диоёёодЮЬкЗЖБ!?Вдлжаячфпчмлкд!」
う〜ん、言葉が通じないし、取り合えず創るか (能力を)。
と、思ったとたん頭のなかに
"神の能力管理"、
"神の絶対服従…能力制御"、
"神の絶対なる会話・筆記・説得・交渉・生活術"、
"神の特定人物接触術"を創造…
と出てきた。
簡単だし便利だな〜。でも、取り合えず今は効果を切っとこう。
さてと、言葉がもう通じるはずだし、話してみるか。
「すまない。もう一度いってくれないか?言葉が通じなかったから、今能力を発動させたところなんだ。」
「では、もう一度言う!お前は何者でなぜここにいる!?ここがシュタイルベルグ公爵邸の庭と知っての無礼か!?答えによっては殺すぞ!」
「(ふーん、こんな風に言ってたんだ)いや、すまない。実は他世界から来たくちでね。たまたま転移したのがここだったんだ。だが、ここがシュタイルベルグ公爵邸の庭なら、ちょうどいい。公爵と会わしてくれないか?」
「バカが!貴様のような平民が公爵様が会える訳がなかろう!言うことがそれだけなら、さっさと死ね!」
やっぱりそうなるか。まあ、仕方がないか。
今の俺の服装は黒いTシャツに白い上着にジーパンに胸にかけた十字架のネックレスにスニーカーだしな。平民に見えるか。
…でも、これを見せれば良いよな?
「…そうか…では、これを見ても俺は平民に見えるか?」
「なっ…!それは神の指輪…!」
そう、俺が見せたのはクレルドに貰った、"24"と刻まれた神の指輪だ。
さっきヘルプで見たとき、この指輪は所有者のみが身に付けることができて、
大抵の人に見せれば何処にでも通してくれるほど凄いものらしい
(国の機密研究所とかどうなんだろう?今度試してみるか…)
この話が正しかったら、大丈夫だと思ったからだ。
…あれ?この代表の人の髪型、モ○ハンの髪型の一つのレウスレイヤーじゃないか?…よし、これからこの人の呼び名はレウス隊長だな。
「すっ、すみません!まさか、筆頭中級神様とは思わず!了解いたしました!只今、公爵様にお伝えします!おぃっ!早くしろ!」
言ったら言ったで、レウス隊長 (仮)達が慌て出した。
そりゃあそうだよなぁ… 殺すぞって言った奴が、そこそこの地位の神様だったんだから。
…ちょっとかわいそうだな。大丈夫っていっとくか。
「いや、別に構わない。気にする必要はないよ。いきなり現れたらそりゃあ警戒するだろうしね。君達に落ち度はないよ。」
あれ?今気づいたけど何故か口調が変わってる…?クレルドが変えたのか?神にふさわしいようにと。…気にしたら負けか…
そう考えてたら、レウス隊長 (仮)達がひざまついて、
「筆頭中級神様の寛大なお心に感謝いたします!
たった今公爵様と連絡がとれ、直ちにお会いしたいとのことです!
ご足労ですが公爵邸まで来ていただけないでしょうか?」
と言ってきた。
「(取り合えず今は公爵と会ってウェスカイム大陸に行く手段を見つけないとな。
となると、ここで印象を良くしておいた方がいいか)いやいや、ご足労などとは私に似合わぬ言葉ですし、私達の立場は平等ですからひざまづかないで下さい。」
「…! は、はい!ありがとうございます!」
「では、すみませんが公爵邸まで案内してくれませんか?」
「はい!只今!
おい!筆頭中級神様を公爵邸まで案内するぞ!直ぐに移動用魔法陣を用意しろ!粗相のないようにしろよ!」
「「「「「はい!」」」」」
う〜ん。これでよかったかな?
しっかし、口調がいつもと違うと何か違和感あるな〜。
と思っていると、レウス隊長 (仮)が話しかけてきた。
「すみません、筆頭中級神様。私の名前はヴィルクス・ナルム・リルレウスといいます。
シュタイルベルグ公爵様の元でシュタイルベルグ騎士団の騎士団長をしております。レウスとお呼びください。
突然で失礼ですが、筆頭中級神様のお名前を教えてくださらないでしょうか?」
「(名前もレウスかよ。てか名前か…他にも世界があるんだし、日本に似た国も在るだろうから普通にいっていいかな?)
別にいいぜ。俺の名前は野川 楓だ。あと、あんまり堅苦しいのは嫌いだから敬語じゃなくていい。」
「野川 楓様ですね…。…いえ、立場上敬語で話さなくてはいけないので… すみません…」
「いや、別にいいぜ」
そんな風に離していたら、移動用魔法陣が完成したらしい。
「じゃあ、移動するぞ!?」
「「「「「了解!」」」」」
「(さてと、じゃあ公爵に会いに行きますか次はどんなテンプレがでるのかな?)」
足下の魔法陣が煌めき、俺達の姿は広大な大地から姿を消していた。
俺達が消えた瞬間、辺りに一瞬、閃光が走ったのに気づく者は誰も居なかった。
今回でた奴の説明を…
ツェルプストー公国…使い魔の物語のゲ○マニアの辺境伯の名前。
ヌルメンガード帝国…針ぽったーの例の人が殺した先代の闇の魔法使いが作った監獄の名前。
デルラゴ大陸、サラザールス大陸、サドーラ大陸、クラウザット大陸、ウェスカイム大陸…
とある生物災害ゲームの4に出てきたキャラ達の名前。村長の名前は忘れた。
自由カイムアンヘルト共和国…
俺が知っている鬱ゲーの中でもかなりの上位に食い込んでいるゲームの一作目の主人公達の名前。赤さんは怖かった軽くトラウマ。
でも2の最後で感動した。
だいたいこんなところですかね?まだあったら連絡よろしくお願いします。