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生徒会室でイチャイチャ

「なぁ晴斗。一旦、生徒会の仕事は休みにしないか」


 架純は生徒会長の作業に勤しむ晴斗に馬乗りして抱きつく。


「うぉ。いきなり抱きつかないでよ架純」


 いきなりのことに驚いたのか、ビクッと身体を震わせる晴斗。


 女性には慣れていないため、身体が触れ合うだけですぐに身体が熱くなる。興奮している証拠だ。股間も架純の身体に当たる。


 そんな晴斗の反応を見て、満足げな表情を浮かべる架純。


「いいじゃん別に~! 大量に仕事あるんだから。休みは必要だろ」


「えー……」


 晴斗は不満そうな声を出すが、決して嫌ではない。



「ずるい! 架純! 晴君に抱きついて!! 」


 いつの間にか名前で架純を呼ぶようになった祐希が対抗するように晴斗の右腕に抱きつく。


「ちょっ! 二人とも!? 」


 突然のことで驚く晴斗だが、顔は満更でもないようだ。異性には相変わらず慣れていないが、少しずつ耐性は付きつつある。


「確かにうちも疲れたかな。白中君に癒してもらおう」


 ニコニコしながら、千里は晴斗の頭に柔らかい双丘を載せる。


 ポヨンッと程よい2つの柔らかい塊が晴斗の頭上で跳ねる。


「ちょ、ちょっと橘さんまで……流石にやりすぎ!」


 恥ずかしそうに抗議する晴斗。必死な様子だ。


「あぁん♡ 可愛いね白中君は……もう食べちゃいたい」


「ちょっと変な性癖出てるよ! 」


 千里の発言に慌てふためく晴斗。


「あぁ~。玲香も画面できなくなっちゃた」


 チュッ。


 晴斗に駆け寄り玲香は晴斗の左頬にキスをする。


(は? )


 晴斗の頭がショートする。


(今さっき…。確かに柔らかく温かい感触が頬に…)


「つい勢いでやっちゃった! 」


 玲香は無邪気な笑みを浮かべる。


「おぉー! 玲香やるなぁー! 」


「大胆だねぇ~」


 女子達は一斉に盛り上がる。


 一方、晴斗はあまりの出来事に思考停止状態に陥っていた。


「あれ? 大丈夫? 白中君」


 心配した千里が声をかける。


「うん。なんとか……」


 徐々に晴斗は我に返り始める。


「そっか。良かったよ」


 ホッとしたような表情を浮かべる千里。


「玲香だけではずるいからあたし達からもキスしないとな」


「賛成~」


「うちも! 」


 チュッ。チュッ。チュッ。


 架純からは左の手の甲。祐希からは右頬。千里からは額。各々の部位にキスされる。玲香と同様に柔らかく病みつきになる感触だった。


(これは夢なのか?)


 晴斗は起こったことが信じられない。美少女4人からキスをされた。こんなこと現実ではあり得ないことだ。しかし、唇に触れた温かさは紛れもない事実である。


「ははっ。晴斗真っ赤になってる」


「そんな晴君も可愛いよ! 」


 一方、美少女4人は平然とした態度を崩さない。


 この日を境に、晴斗はモテ期に突入したのであった。

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