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部活のマネージャーとしてお手伝

「ねぇ。白中晴斗君。1つ提案があるんだけどいい? 」


 架純が野山をフッた事実を暴露した日の放課後。普段通りに晴斗は4人の美少女と雑談していた。そんな最中、玲香が真剣な表情で話を切り出す。どうやら重要な話そうだ。


「いいよ。内容を教えて」


「うん。玲香は男子バスケ部のマネージャーなんだけど」


「え、そうなの。初めて知ったよ」


 晴斗は驚嘆の声を漏らす。


「うん。私も初めて知ったかな」


 祐希も似たような反応を示す。


「まあ言ってなかったからね。そのマネージャーに関する件なんだけど、玲香1人しかいなくて。仕事量が異常に多いんだよね。以前は1人で回せたんだけど、今年の新入部員が多くて部員に仕事を手伝ってもらってるの。だから白中晴斗君に助っ人としてマネージャーの仕事にしばらく従事してもらいたいんだけど。ダメかな? 」


 どうやら大変そうだ。少なからず悩んでいるようにも見える。


「う~ん。それって放課後に仕事があるんだよね? 」


「そうだよ」


「なるほど。山本さんが大変そうなのは理解できたけど。素人の俺が手伝っても足手まといにならないかな? 」


「それは大丈夫! 居てくれるだけで助かるから! 」


 即座に晴斗に返答する玲香。そのおかげで幾分か晴斗の不安は解消される。マネージャーの仕事は何をすれば不明だ。だから、不安が付きまとう。


「いいじゃないか晴斗。ボランティアとして参加すれば。良い経験になるかもしれないぞ! 」


「うん。晴君と一緒に過ごす時間は減るのは残念だけど。《《晴君のタメになるから》》。私も部活のマネージャーの仕事を手伝うのには良いと思う」


 架純と祐希は晴斗の背中を押す。晴斗と誰よりも一緒の時間を過ごしたい2人が不思議だ。


「そうかな? 」


 不安そうに晴斗は尋ねる。

 

「ああ。絶対に晴斗のためになる」


「うちも同感かな。それに、白中君には活躍して欲しいし」


 千里も架純達に同調する。


「わかった。みんながそう言うなら、バスケ部のマネージャーやってみるよ」

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