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第26話 連続爆破

第26話 連続爆破




 「そんなものは効かない」



 ゴリアテは瓦礫を体で受けて止め、体に傷は一切ついておらず。地面に拳を振り下ろして石のかけらを作った。



 「今度はこっちからいくぞ!」



 ゴリアテは石のかけらを手に持つと、体をのけぞらせて大きく振りかぶった。


 「ちょっと待て、お前よく見たら結構若いな、何才だ?」



 ガイアはゴリアテのどこかあどけなさが残るその顔を見て、大きく手を広げてゴリアテを静止した。



 「俺は15歳だ、それが何か関係あるか?」


 「お前、15歳ってゲミュー! お前らは15歳も戦いに駆り出す組織なのか?」


 

 ゲミューはガイアの言葉を無視して、腕を組んでいる



 「あいつだけは絶対に殴り倒してやる。 ゴリアテお前は良いのか! 何も無い人を危険に晒してるんだぞ!」


 「俺はみんなに、恩を返す」



 ゴリアテは顔を鬼のようにし歯を食いしばり、振りかぶった腕を振り下ろした。その石はガイアに直撃し、ガイアの背後の家ごと破壊した。



 「タフなのはお前だけじゃない、俺が教育してやるよ。イレイザ! 周りの兵士達を頼む! 砲弾の跡地を蔦で囲って兵士達を出れないようにしろ! 2人だから慎重にいくぞ」



 ガイアも石をものともせずにイレイザに指示を出した。



 「すぐに倒して援護に入ります」


 「頼む! ダン! 俺から離れるなよ」


 「言われなくても、そうするよ。 なんなのあの、真っ黒な鎧みたいなのを纏った人たちは」


 「地球の技術だろうな、どういう仕組みかは知らないけどとにかく殴り倒すだけだ」


 「やらせるか」



 ゴリアテは土煙を上げながらガイアに迫ってくる。



 ダンが居るから避けれないな、ゴリアテが近くを通り過ぎて少し触れただけでも、普通の人間なら即死だろう。正面から受け止めるしかないか。



 ゴリアテがガイアに振り下ろした拳をガイアは掴み、両手の指を絡ませ、お互いの足が地面にめり込んだ。



 「力なら俺は少し自慢があるんだよなぁ!」



 ガイアの皮膚の色が赤く変わると、ガイアの倍近くあるゴリアテの体がゆっくりと反っていきブリッジの様な体勢になっていく。



 「俺は負けない」



 ゴリアテは鼓膜が揺れるほどの雄叫びを上げると手を真上に上げ、ガイアの体が宙に浮いた。



 「死ね」



 ガイアは腕を持たれると、鞭のようにしなりながら思い切り地面に何度も叩きつけられ

た。



 「ガイアさん!」



イレイザは地面から蔦を生やし、ゴリアテの体を縛り上げた



ゴリアテは体に力を入れると筋肉が盛り上がり、蔦を引きちぎりすぐにガイアに拳を振り下ろしたが、ガイアの姿はもうなかった。



 「ガイアさん、大丈夫ですか?」


 「助かった、もう全身ボロボロだ。力比べで負けたのは初めてだよ。イレイザ、もう一度一瞬で良い。ゴリアテの体を止めれるか?」


 「あなたに頼まれたら何でもやります」



 イレイザは蔦を伸ばし、隙をつくとさっきよりも強くゴリアテを縛り上げた。



 「助かる! ダン! 俺から離れてろ!」



 ガイアは縛られているゴリアテが蔦を破ったと同時に手を握った。



 「ゴリアテ、死んだらごめんな」



 ガイアは赤く燃え盛った。



 「体燃焼・連続爆破」



 ガイアの体から爆炎と凄まじい振動が巻き起こり、辺り一面を吹き飛ばし、ひとすじの煙がガイアから上がった。



 「まだまだだ」



 ガイアの体はもう一度爆発を巻き起こし、地面をえぐり、大気を揺らした。 それから何度も何度もガイアは手を握ったまま爆発を起こし、お互いの指の先が黒く炭化した時ガイアはゴリアテの手を離した。



 「死んではないな」



 ガイアは黒い煙が所々から上がる、ゴリアテの首に指を当てると、そう呟いた。



 「こいつ、あれだけの爆発で人の形を保ててるだけで化け物だな。 イレイザこいつは防衛隊の基地の牢に入れておこう。 そんなに悪い奴じゃなさそうだ」


 「今はそんなこと、どうでも良いです! そんなに怪我して! 死んじゃったらどうするんですか!」



 イレイザはすぐにガイアの体を蔦で覆った。



 「イレイザ、顔まで全部覆うなよ、前が見えなくなるだろ」


 「あぁ、ごめんなさい」



 イレイザは慌てた様子でガイアの顔から蔦をどかした。



 「戦士の気が1番緩む時は勝った後これは地球もここも、昔も今も変わらないな」



 ゲミューがそう言った瞬間ゲミューの体から灰色の龍が現れ、一直線にダンに向かって行った。



 「えっ……?」



 ダンは龍を見ると気の抜けた声を発した。


 ガイアはイレイザと顔を一瞬合わせ、爆発で傷ついた体を酷使し、出来る限りの最高の速度でダンの元に向かった。 

 ガイアは龍がダンに当たるギリギリでダンをとび蹴って龍が口を開く先からどかし、そこをイレイザが蔦でダンを引っ張ったが龍は大きな口を開き、ガイアの体とダンの右腕を通り抜けた。



 「これで終わり、少々計算が狂ったな」



 ゲミューは腕につけた時計のタイマーを止めた。


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