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第24話襲来

第24話襲来



 「イレイザ! 街の状況は? 」


 「街の真上に現れた浮遊船の砲撃により、街の中心部の住民や、建物への被害は甚大です」


 「浮遊船?」



 その時ガイアの体がゆっくりと日陰に入っていった。



 「なんだあの馬鹿でかい船は! ヒンメルの浮遊船の10倍以上の大きさはあるぞ、あんな技術を持つ国は存在しないはずだ」



 ガイアのの頭上には空に浮かぶ船の船尾の部分が浮かんでいた。



 「そうですね、でも今はとにかく迎撃するしかないみたいですね。 今探知した情報だと街の中心で止まった船から縄が垂れているみたいです。敵が上陸してくるかもしれません」


 「まずは住民を非難させながら街の中心部に向かおう。 敵が降りてきた場合は倒しながら進む。そういえば他の団員達は? 」


 「今は私が団長なので、砲撃が着弾した瞬間街の警備に充てていた部隊を市民の非難の誘導に当て、残りの隊員達は砲弾の着弾地点を遠巻きに、囲むように展開しました。」



 イレイザは木の蔦を操り、辺りの建物の補修をしながら答えた。



 「さすがだな、ていうか団長なの?  めっちゃ出世したね」


 「ありがとうございます。 ハル・ケイロスを失脚させました。腐った防衛隊を立て直すのは大変でした」



 イレイザは悪びれもせずに、真っ直ぐとガイアの目を見ながらはっきりと喋った。



 「イレイザって忘れてたけどそう言えば手段は選ばない感じの子だったよね。 ケイロスさんは典型的な悪代官みたいな感じだったから別に良いけど」



 「はい、ガイアさんを貶す発言が多かったので看過できませんでした」


 「良し、この話は後でじっくり話そう、今はあの船を落とさないとだな」


 「はい、向かいましょう」


 「ガイア! ダン君が居ない!」



 カレンはガストルの眼球があったであろう穴から顔を出してこちらに叫んでくる。



 「…………家だ、あいつは多分家族と住んでた家に行ったんだ。 あいつの家はちょうどヒンメルのど真ん中にある。 イレイザ! 事情が変わった、ダンの確保を最優先に動きその後船の対処に移ろう」


 「了解です、行きましょう」



 ガイアは走り出そうとすると気づいたように振り向き、カレンに喋りかけた。



 「カレン、本当に助かった! ここからは俺達の仕事だ。 カレンは安全な所に避難しててくれ」


 「私も戦えるよ? そりゃガイアよりかは弱いかもしれないけど」


 「弱いとかそういう話じゃない、カレンは料理人だ、戦う必要ない。 そういうのは俺とイレイザの専門だ。 安心して任せて欲しい」



 ガイアはそう言うとイレイザと一緒に走り出した。 街の住民の避難を隊員達に任せ、家の屋根に飛び乗ると次々と屋根を飛び越えながら移動していく。



 「ガイアさん、カレンさんは連れて来なくて良かったんですか?」


 「うん、今回はカレンを守ってる余裕無いっしょ、あの船の中からする気配は尋常じゃないし」


 「そうですか、危ない時にガイアさんが盾に出来る人が多い方が良いかなと思ったんですが」


 「イレイザ、そういう言い方は気おつけろよ、俺には言っていいけどお前ももう部下を持つ立場になったんだから」


 「はい、努力します」


 「うん、そうしてよ。 俺他の人にイレイザの事悪く言われるの嫌だし」



 イレイザは目をまんまると輝かせ、嬉しそうに頷いた。



 「そろそろ、着きます! 備えてください!」



 ガイアとイレイザは砲撃により、瓦礫が積み重なっている町の中心に着いた。



 「もう、ダンの家が見えるはずなんだけどな、やっぱり砲撃の被害にあってるのか」


 

 ガイアがあたりを見回すと家が潰れ瓦礫が何個かあり、その先の一際大きな瓦礫の山の下にダンが座り込んでいた。

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