至高の料理人と戦艦街 ③
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第21話至高の料理人と戦艦街③
魔力を持たない子供達
子供達はカレンのパンを食べ終わると様子は一気に変わり、カレンの体に抱きつく者やガイアの杖を振り回して遊んだり、一気に打ち解けた。
「もう、みんな落ち着いて、今から料理作るから待っててね」
カレンが再び指を鳴らすとシャボン玉が現れ、破裂すると中から大きな鍋が現れた。
「この鍋で料理作るよ! 君、名前は? 鳥の丸焼き作るから中に入れる野菜切るのを手伝って欲しいな」
カレンは服の裾を引っ張る子供に目線を向けた。
「わかった!! どうすれば良いの?」
小さな男の子は目を輝かせながら答えた。
「良い返事だね! あ! ご飯を食べる前にはまず手を洗わないとね、これ使って」
カレンはシャボン玉を出すとそれを操り、子供達1人ずつの前に漂わせた。
「この中に手を突っ込んで手を洗ってね、終わった子からにんじんの皮を剥くのを手伝ってもらおうかな」
「わかった〜〜!」
子供達は楽しそうに手を洗い始めた。
「カレン、ここは頼んだ」
「ガイアはどこ行くの?」
「ダンだよ、ロジャーダン。あいつの匂いがこの路地の奥からしてくる、俺の事を恨んでるだろうから話をつけないとね。俺が守る約束だったから、あいつも魔力を持たない子供だから料理が出来上がる頃には連れてくるさ」
「そうなの、いってらっしゃい。 人数もいるし、鳥の丸焼きとポトフスープ作って待ってるね」
「鳥の丸焼きか、美味そうだな」
ガイアはカレンの鍋から漂うポトフの良い匂いがしなくなり、ゴミの匂いが漂う路地を進み、その先に空き地に街のゴミが捨てられ、小高い丘のようなっている場所を見つけた。
「ダン! 居るんだろ、出て来いよ」
ガイアはローブを取り、その光を反射しそうな頭を出した。
「やっと来たか、嘘つきがお前のせいでうちの父さんの財産は全て取られてしまったよ」
「それは俺が全面的に悪い、謝る。 でも次の事は考えてある、俺を信じろついて来い」
「何がついて来いだ! この前も俺に任せろって言ってその結果があれだろ、住む場所も奪われて、今はこのゴミ山に住んでる。 情け無さ過ぎて涙が出るね、子供達が可愛いのが唯一の救いだよ」
「俺がお前を助けられなかった理由は勝負に負けたからだよ。それでそいつの仕事を手伝う事になったんだ」
「負けた!? あんたが!! いつも自分大好きで天上天下優雅独尊なあんたが?」
「そうだよ」
「いや、信じられない! 一騎当千とか天下無敵とかそんな事ばっか言ってたあんたが負けたのか! それは気持ちが良い」
「くどい、しばくぞクソガキ」
「わかった、わかった、とりあえず俺の機嫌は治ったよ、ガイアが負けたという事実と俺の家が奪われたと言う事実の嬉しさと悲しさを差し引きしたらあんたが負けた事実の嬉しさが余裕で勝ったよ。じゃあ最強のナルシストの話を聞こう」
「このクソガキが今回の借りがなかったからぶん殴ってる所だわ、ここの路地の入り口で俺のつれて来た料理人のカレンが子供達に魔力そのものを体に植え付ける料理を作ってる。
それをお前にも食べてもらう。それで普通の魔力のある子供になって貰うそしたらお前なんか、1人で生きていけるだろ歳のわりには頭も良いし」
「俺が頭が良いのは知ってるけど戦闘に関しての才能はゼロだぞ? 本当に、魔力も無いし」
「別にダンに戦えって言ってるわけじゃない、むしろ15歳だったけか? そんな歳のお前を戦わせようとする奴はおかしいよ、15歳なんて晩御飯とか女の事とか毎日考えてない年齢だろ?
俺はそういう生活は出来なかったけど戦うなんて選択肢を取らない普通の生活を送ってほしい」
「なんだよ、いきなり善人ぶってさ、キャラじゃ無いだろ。 じゃあとにかくその料理人の所に行って料理を頂こうかな、良い匂いして来たし」
ダンにそう言われ、ガイアが顔を上げると鳥の丸焼きのの匂いが辺りを漂っていた。




