表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
37/306

第五話 賭けの予想

 ユアンはケント達の賭けに勝つために賢者達に会いに行った。賭けをしているのは、レイン、バーン、アーク、ソイル、ヴァント、陛下の六人だ。ヴァントとは風魔法を使う賢者であってケントに風魔法を教えた人物だ。ユアンとは話したことがなく、一回だけ賢者の会議に参加したときに顔を見たことがある程度だ。

 ユアンは賢者がいそうな会議室に足を運んだ。会議室にはバーンとアークが椅子に座っていて雑談をしていた。


 「あれ?ユアン君どうしたんだい?」


 ユアンが会議室に入って来たのをアークが気付いた。それを聞いてバーンはユアンに視線を移す。


 「おっユアンじゃねーか。どうした?」


 「いえ、陛下と賭けをしたって聞いたので少し話を聞こうかなと思って」


 「はは。それは言えないよ。賭けは陛下も参加してるからズルはできないよ」


 「そう言うことだ。そんなことしたらつまんーからな」


 バーンとアークは誰に賭けてたかは教えてくれなかった。けど、ユアンにはスキル「未来予知」がある。その人を見れば誰に予想したかなんてすぐにわかる。バーンとアークはユアンが首席になると予想してることがわかった。ちなみに陛下もユアンと予想している。


 「わかりました。では結果を楽しみにしててください」


 ユアンはそう言って部屋を出た。これでユアンが首席になればほぼ勝ちは確定だがユアンは首席になるなんて微塵も思っていなかった。ユアンが探しているのはケントに賭けた人だ。ケントに賭けている人が見つかれば、試験である程度力を抜いて調節すればケントが首席になる可能性がある。実際ケントを「未来予知」で見たがケントが首席でユアンが次席、アイが三席という未来だった。ただこれを信じてそのままを信じていると未来が変わってしまう場合もある。それにならないように全力でケントを首席にしなければならない。

 ユアンは他にも賢者がいないか城中を走り回った。午前中の時間を全て使って賭けをしている人全員を見たり話したりして、ユアンのスキルを使うことができた。結果はレインがアイと予想して、ソイルがユアン、ヴァントがケントと予想していた。これでユアンはヴァントを賭けに勝たせるために全力でケントを首席にさせるだけだ。

とりあえず、ケント達には誰が賭けに参加をするのかを言って情報を共有した。


 「とりあえず、賭けに参加してる人はこの六人だよ」


 「さすがユアンだな。仕事が早いな」


 「ほんとだね〜。この六人の人から当てればいいんだよね?」


 「そうだな。この人数だから複数回答が出るかもしれないよな」


 「まぁとりあえず適当に決めて運に任せるわ」


 そう、これは運が必要になってくる。実力で当てるなどほぼ不可能だ。ユアンを除いて。部屋を出る際、ユアンは勝ち誇ったように心の中では余裕で勝てると思っていた。ユアンの勝ちを確信した瞬間だった。

 

今回は短い文ですがよろしくお願いします。少し忙しくなったので書く時間があまりなく投稿ができませんでした。近いうちにまた更新するのでその時は読んでくださると嬉しいです。面白かったらブックマークと評価をお願いします。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ