1/17
共通 世界変動
――――少女が目を覚ましたとき、視界はまっ暗闇だった。
なぜ自分がここにいるのか、それを考えながら手探りで歩き進んだ。
まわりに壁や障害物はなかった。であればここはどこだろう。
奥に一点の光がみえて、彼女は視力を喪ったわけではないことを知り、少女は立ち止まる。
《ようこそお嬢さん》
男か女かもわからない不思議なそれは、声すら耳に通らず。
―――ただ頭に言葉を紡がれた。
《君はここに今、生まれた。まだ自我も芽生えていないようだね》
少女はたしかに居るのに、その存在を人には認められるようにはなっていない。
《名前、どれがいい?……まあ、名前なんて飾り。全て君なのには代わりはない。だけどないのは不便だから仕方がない》
【日中春花】
【茂野ユミ】
【日向かな】
《では、君はどこにいきたい?》
(わたしは―――――)




