表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

いろいろありまして

作者: 尚文産商堂

まあ、いろいろあったんだよ。今日も。

上司に怒られたり、彼女に振られたり、なんだかよくわからん町の名前の海外へ転勤させられるし…

そんなこんなで、すまないな、急に飲み会なんかに誘ったりして。

え、別にかまわない。俺も暇だったから?いやー、やっぱし持つべきものは友人だね。

じゃあカンパーイ。


しかし、このグラスのカチンという音、いいねー。

ビールは大ジョッキだし、やっぱし、これが最高だわ。

ん?おいおい、何言ってんだよ。

別に俺はな、酔うためにここに連れてきたんじゃないぞ。

お前とはなんだか距離感があったから、つれてきただけだからな。

別にさ、ほかに意味なんてないんだよ。

なんだって、俺がツンデレに見える?

んな、アホな話があるか。

どうみても、普通の中年のおっさんだろ。

おっさんがツンデレでだれが楽しいっていうことなんだ。


ップハー。いやーでも、生はいいなぁー。

ちょっと酔ってきちゃったよ。

おい、どうしたんだ。

は?おっさんと一緒に飲みたくない?

そりゃ悪かったな。

こんなおっさんでな。

うら若き女性とおっさんでは釣り合わんわな。

俺には、子供もいるし妻もいるし、どうしようもないんだよ。

どこか知らない遠いところに飛ばされて、妻になんて言えば…

え?正直に言えばいい?そんな簡単な物じゃないよ。

子供はまだ小さいし、家のローンはまだまだ残ってるんだよ。

ったく、どうすりゃいいんだ。

あ、生お代わり。


ほんとに君はいい体してゆよねー。

いやー、妻よりもいいんじゃないぁー。

あははは、でも、妻が一番だわーほんりー。

うん、きみよるあ妻がぁ一番だぁよぉ。

あー、よーてきてしもーたわ。

今日はここらでお開きにせよーかー。

ほな、


グーグーグー………

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ