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再会12

雫の目がゆっくりと奏の後ろへといく。


「瑞葉、お願いできる?」


振り返ると、いつの間にか一人の少女が壁際に立っていた。

白銀の髪。

紅い瞳。

だが、気配が感じなかった。

そこにいるはずなのに、まるで空気のように気配がなかった。

そして、寿司桶を持って黙々と寿司食べている。

「あ、醤油もらえますか?」

「え、あなたいつからいたの?」

奏は瑞葉に問う。

「あなたが来る十分前からいましたよ」

「紹介しよう。その人が、私の唯一無二の親友であり、最強! 巨乳! S系お姉さん! 火狐瑞葉です! はーい、拍手―!」

だが、拍手をするものは、雫以外にいなかった。

「誰が、S系お姉さんですか!」

「あら怖い」

瑞葉は深いため息をつき、奏に近づく。

「火狐瑞葉です」

「あ、はい」

直視できない。

胸部に視線が引き付けられてしまう。

「話すときは、人の目を見なさい」

「いや、そのー。うん。ね? あれね? 雫さーん!」

救いの手を求め、雫の名を叫ぶ。

雫は、奏の助けを求める姿を見て「ふむふむ」と、口にしながら、考え込むような仕草をする。

「瑞葉ー、青年がさ。瑞葉の胸で欲情したらしいよー」

「おまっ! 何言いだすんじゃわれぇ!」


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