はじめてのおでかけ
「お嬢様、なんでまた急に街へに行こうと思ったんです?
いつものようにルシーもついて行ってはいけないのですか?お嬢様と一緒に行きたいですぅ〜〜!!」
ルシーが文句をいいながらも髪をいつものように髪を結ってワンピースを着せてくれる。
今日はシンプルにポニーテールにシンプルな水色のワンピースだ。
ワンピースの上にエプロンをつけてー、帽子をかぶりーの、カゴバックを持って完成!
これで街に溶け込めること間違いなし!
今日はお父様にお許しを貰えたのではじめての1人でのお出掛けなのだ!
あまり目立つ格好は控えたい。
「ダメよ、ルシー。今日のおでかけは1人だから意味があるの。
絶対ついて来ちゃダメですからね!」
「わかりましたよぉ〜!でも絶対危ないことはしないでくださいね!時間厳守で帰ってきてくださいね!おやつの時間までに帰ってこなかったら、ルシーはすぐこの家を飛び出して探しに行きますからね?!」
「はいはい、大丈夫ですよ。私にも時間の読み方くらいわかります。
今回失敗して二度と家から出して貰えないのはゴメンですからね。」
街に出るくらいで大袈裟なと思うが、はじめてのことなのでやはり心配するのが当然か。
私もおばあちゃんの時は子供や孫が何するにしても心配だったものねぇ。
心配してくれる人がいてむしろありがたいと思わなくちゃだわね。
それにしてもワクワクだねぇー、今までは家族でしか行ったこと無かったからゆっくり街中見たことなかったのよねぇ。
今回バッチリお出掛けして、自由にお出かけできる権利をもぎ取らなければ!!