第87話 ウィッチ族vsウィザード族
今回は、短めです。
「死ねえええええええええええ!!」
ベールは、火属性の攻撃魔法を放つ。
「はあ」
リズは、ため息混じりに防御魔法を発動する。
リズの前に透明な壁が出現し、ベールの火属性魔法を簡単に受け止め消滅させる。
「な!?」
「良いですね、料理をするには、ちょうど良い火加減ですね」
リズは、笑みを浮かべて言う。
その笑みは、どこか馬鹿にしているかのような笑みだった。
「私の魔法が料理だと、ふざけるなあああああああああ!!」
怒ったベールは、さらに攻撃魔法を放つ。
今度は、さらに威力が増した火属性魔法を放つ。
しかし、これもリズの防御魔法で簡単に受け止め消滅させる。
「肉の丸焼きには、ちょうど良いですね」
「貴様、ならこれならどうだ!!」
ベールは、火属性魔法にさらに風属性魔法を加えて放つ。
風の力が加わりさらに威力が増した火属性魔法、この工場を焼き尽くす程の業火である。
「まあ、大変」
と言いつつも、リズは水属性魔法を放ち、業火を打ち消し、さらにベールに水を浴びせる。
ベールは、水属性魔法を受け、体も服も水でびしょびしょである。
「あらあら、良かったじゃないですか、人間界には、水も滴るいい男と言う言葉がありますよ、あなたは、今いい男ですよ」
「貴様ぁ、私を馬鹿にするなあああああああああああああ!!」
ベールは、やけになり攻撃魔法を連発する。
「やれやれ」
敵は、もはや冷静さを失っている。
そんな奴の相手をするのは、リズにとっては、造作もない事だった。
「ハア・・・ハア・・・」
ベールは、息切れを起こしていた。
魔力を使い過ぎたのだろう。
「あら? もう魔力切れですか? 情けないですね」
対してリズは、余裕だった。
「き・・・貴様」
ベールは、リズを睨んでいる。
屈辱を与えられ、激しい怒りを抱いている。
「これでは、弱い者いじめみたいですね、しょうがないですからあなたの魔法を受けてあげますよ、さあどうぞ」
「貴様・・・なら、これでも喰らえ!!」
ベールは、リズに魔法を発動させる。
リズは、魔法を受けるが攻撃魔法では、ないようだ。
「ふふ・・・ふふふふ・・・ハァハッハッハッハッハ!! 受けたな!! その魔法は、私が生み出した怒りの感情を増幅させる魔法だ!!」
ベールが使った魔法それは、一連の事件の原因となった魔法である。
「さあ!! 貴様の中の怒りを爆発させるが良い!! 怒りをぶつけたい相手になあ!! さしずめ貴様の仕える魔王にでもぶつけて仲間割れを起こすのも面白いな!! ハッハッハッハッハ!!」
ベールは、勝ったと確信し高笑いを上げている。
「これが、あなたの切り札ですか? だとすれば拍子抜けですね」
「は?」
そこには、何ともないリズがいた。
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