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第5話 魔王は人間界へ、そして

「これから人間界に行く、リズ転移魔法の準備を」


「承知しました」


 レイアの命令により転移魔法の準備をするリズ。

 ウィッチ族であるリズにとっては造作もない事である。


 ウィッチ族とは魔法に長けた種族であり人間達からは魔女と呼ばれている。

 

 その中で特にリズは天才であり《大賢者リズ》と呼ばれている。

 その名の通りリズは次々と常識はずれな魔法を編み出す、例えば洗脳系や魅了系の力を無力化させる魔法、記憶を操作する魔法、認識を阻害させる魔法、他人の現在の居場所を知る魔法などを編み出している。


 それもすべては自身が仕える主に危険が及ばないようにありとあらゆる状況を考えて作り出されている。

 まあ、中には興味本位や趣味で編み出した魔法も多く存在する。


「ところで大丈夫なのか? 転移と言っても今回は別の場所ではなく別の世界に行くという事、僕は魔法はあまりわからないが確か転移魔法って一度行った場所のイメージがなければダメなんじゃないのか?」


「御心配には及びません、レイア様」


 レイアの問いにリズは問題なく答える。


「確かに転移魔法は一度行った場所じゃなければ難しいですね、何故なら次に行くときにはどう言った場所だったのかがわかりやすくイメージできれば少ない魔力で繋ぐ事ができますから」


 ですが、とリズは言い。


「何も転移魔法は決して一度行った場所じゃなければできないとい言うわけではないんです、一度も行った事がない場所でも行く事は可能です、()()()()()()()()()()()があれば」


「情報?」


 リズの言葉に疑問の声を上げるレイア。


「はい、その場所には何があるのか、有名な場所、おすすめの場所、目印になるもの、目立つもの、言い伝えとか伝説などと言った細かい情報があればあるほど時間は掛かりますがその条件に合った場所を探し出し繋げる事ができます」


「細かい情報って」


 そこでハッと思い出すレイア。


「そうか、アイシスが渡したこの紙に」


「はい、その紙には細かい情報が書かれているのでその情報をもとに探せばレイラ様の子供がいる場所に転移する事ができるはずです、そのために時間も掛かると思いますがよろしいですか」


「ああ、頼む」


「では、さっそく始めます」


 リズは転移魔法を発動させる。

 レイアはアイシスが渡した紙に書かれた情報を読みリズに伝える。

 リズはその情報をもとに探し始めるが行ったことのない場所を探すのでかなりの魔力を消費する事になる。


 そして。


「見つけました!!」


「本当か?」


「確信があるかはわかりませんが条件に合う場所はここしかありません」  


遂に転移場所を見つけ出す事に成功しすぐに転移場所との空間を繋ぐが繋いだと同時にリズは片膝を就いてしまう。


「大丈夫か? すまない、無理をさせたようだな」


「いいえ、確かにかなりの魔力を消費しましたが問題ありません」


 リズは問題ないと言うがさすがに別の世界に繋ぐにはかなりの魔力を消費する事になった。


「この先が、人間界か」


「はい、情報に間違いがなければ」


 レイアの問いにリズは答える。

 人間界に行った事がない二人にはアイシスの情報だけが頼りで情報が間違ってなければ目の前にある空間の先には人間界がある。


「行くぞリズ」


「はい」


 二人は空間の中に入っていく。

 そして空間は小さくなり消えていく。

 その部屋には誰もいなくなり静寂だけが流れていた。



~side人間界~


「ここが人間界」


 レイアは人間界に着いた。

 そして周りの光景にただ驚きを感じていた。

 

「何ですかここは」


 それは隣にいるリズも同じように驚いていた。


「何だ、この周りの建物は? そしてなんだあの走っている鉄の塊のようなものは? よく見れば人が乗って操作しているのか? 馬車のようなものか、いや明らかに馬車よりも早い」


「それだけではありませんね、よく見ると建物だけではなく人間達が歩いている地面が綺麗に整えられています」


「まさか、これを全部人間達が作ったのか?」


「馬鹿な!? もしそうだと言うなら人間界に住む人間たちは私達が知っている人間達よりも高度な存在いやこの技術力は鍛冶や工芸に長けたドワーフ族よりも優れていますよ!!」


 普段は冷静なリズもレイアの言葉には驚きの声で返している、それほどこの状況は受け入れがたい現実なのだ。

 何故なら彼女達の知っている人間達は理解力のない下等生物だと言う認識だったからだ。


「まあ、色々気になるが、今はそれどころじゃないな」


「ええ、そうでしたね」


 そう、ここに来た本来の目的。


「なるほど、人間界の人間達は魔力がないのか、それならすぐに・・・リズ!! 認識阻害の魔法を!!」


「はい」


 レイアの命令にすぐさま魔法を唱えるリズ。


「レイア様、認識阻害の魔法を唱えましたこれで私達の存在は認知されません」


「そうか、なら急ぐぞ、姉貴と同じ魔力を感じた」


 だが、と言い続けて。


「同時に別の魔力も感じた、明らかに敵意を持っている」


 


 



 


 

読んでいただきありがとうございます。

ようやく、あらすじの内容に入ることができました。

 

それから、転移魔法についてですが本作品では、ネット検索のような感じで行ったことない場所でも、情報で絞り込むという設定になっています。 テレポートよりはゲートに近いです。

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