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第452話 豪華な船旅 11 大スクリーンでのゲーム 6

 朱莉がコマンドを入力すると魔法少女優香理の衣装が変化する。


「この強化フォームでザンギルを倒したんだもんな」


「確か先輩の魔法少女が優香理に渡したお守りがステッキだったなんてな、しかも優香理に適合して強化フォームになるなんてな」


「てっきり魔法少女一人につき一つのステッキだと思ってたら、まさか二つのステッキを使えるなんて思わなかったな、ヒーロー番組でもよくある主人公だけがパワーアップするみたいな奴だな」


「強化フォームになった事で今までよりもさらに強くなってザンギルを圧倒して倒したんだよな」


「そう、こんな感じにな」


 朱莉が必殺技を放つと体力がなくなり朱莉が勝利する。


「私の勝ちだな」


「やるな」


「さっきの必殺技で倒す時の優香理のセリフも良かったな」


「ああ、確か、お前に殺された先輩や全ての魔法少女達の無念を思い知れ、だったな」


「ああ、最高にカッコいいって思ったよ」


「確かに僕も原作だけでなくアニメで聞けた時も良いって思ったよ」


 そして二人は次のキャラクターを選択する。


「今度は僕が優香理を使うぞ」


「なら私は優香理のラスボスであるラゴスで行くぞ」


 二人はそれぞれキャラを選択する。


『やはり、お前も復活していたか、ならもう一度倒すまで』


『形などどうでもいい、お前とまた闘える事に喜びを感じているぞ』


『FIGHT』


「ラゴスは強い相手との殺し合いを楽しむために色々な星を襲っていたんだよな」


「ああ、それで優香理のいる地球にも来たって言うし、強い相手と戦いたいって言う点はダグラと似ているよな」


「ただ、ダグラと違うのはこっちはちゃんと組織のボスとしてしっかりしているって点だよな」


「確かに、現に魔法少女を殺して奪ったステッキを改造させて自分達の部下が使える強力な武器にしたりとか、殺戮が好きな残虐集団でもきちんとそれぞれに隊長がいて各国の魔法少女と戦ったりとか、組織としての動きはしっかりしていたな、優香理がいる日本がメインだったから他の隊長達がどんなのだったかはわからないけど」


「セリフから存在が確認されただけだからな、姿も性格も使っている武器は何なのかもわからないままでラゴスが倒されて残党達が倒されていくって感じで物語は終わったしな」


「僕は魔法少女の中では優香理の事結構気に入ってるんだ」


「そうなのか?」


 朱莉が聞くと真央は頷いて答える。


「優香理って常に努力を怠らないだろ? 強化フォームを手に入れても頻繁に使わずにいつも通り自分のステッキだけで戦ってたし」


「あれは驚いたな、ヒーロー番組だと強い力を手に入れたら次からは当たり前のように使ってたのに、優香理は頻繁に使わなかったな」


「仲間からも問われていたしな、強化フォームを使えばすぐに倒せたのに何故使わないのかって、そこで優香理が言った理由は、強い力に頼ってその力に溺れてしまえば自分自身を壊してしまう、話には出て来なかったけどそう言った力に溺れて散っていった仲間がいたって感じのセリフがあったしな」


「そう言えばあったな」


「だからこそ、ザンギルとの戦いで強化フォームの強すぎる力を自身で感じ取ったからこそ、いざって時以外は決して使わないと決めた時はなんかいいなって思ったんだ、強くなっても努力を惜しまない優香理はいいと思うんだ」


「なるほど、仲間を失うって言えば、優香理の過去って凄かったよな」


「確かに、優香理って最初は今みたいなクールな感じじゃなくて、戦いとか好きじゃない気弱な感じな子だったんだもんな」


「ああ、それで最初は満足に魔法少女としての戦いができなくて仲間達にも迷惑を掛けていたしな、まあ仲間達もそんな優香理を気にするなと言って励ましていたりしてたな」


「仲は良かったのに、まさかある任務で優香理以外の仲間が全員やられて生き残ったのが優香理だけと言うとんでもない展開だもんな、これ小学生に人気の作品なのにこんな展開にして大丈夫なのかと思ったよ」


「まあ、週刊連載だったし、子供向けに描いたわけじゃないし、それにセリフでは無残な姿と語られているだけで描写はされていないし、セーフなんじゃないか?」


「確かにそう言われればそうかもな、話は戻すが、そんな事もあってかこれ以上仲間を失わないために強い力に頼りすぎずにどんな敵が来ても倒せるように努力を怠らない優香理がいいんだ、僕は努力を怠らないのは嫌いじゃないからさ」


「なるほどな」


 真央の言葉に朱莉は頷く。


「さて、そろそろ決着をつけようか」


 そう言って真央はコマンドを入力すると先程朱莉がしたように強化フォームの優香理に変化する。

 そしてそのまま必殺技を放つと相手の体力がなくなりダウンする。


「今度は僕の勝ちだな」


「くっそー」


 今度は真央が勝利するのだった。

投稿が遅れてすみません。

身体の調子が悪くてとても書ける状態じゃありませんでしたがようやくまともになりました。

もしかしたら今後の投稿が不定期になるかもしれませんが、頑張って投稿するつもりです。


どうか今後ともよろしくお願いします。


読んでいただきありがとうございます。

面白かったらブクマと評価をよろしくお願いします。



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