第447話 豪華な船旅 6 大スクリーンでのゲーム
「ここがその場所らしいぞ」
朱莉が大スクリーンでゲームができる施設があると言われてついて行く事にした真央はその場所と思われる場所に辿り着くのだった。
「中に入るぞ?」
「ああ」
朱莉がドアを開けると中は賑やかに音が鳴っている。
「おお、ゲームの大イベントの会場に来たみたいだな」
「新作のゲームを先に体験できる感じのアレだな」
「見てみろR、早速ゲーム好きの子達が遊んでいるぞ」
朱莉が指差すとそこにはゲームをしている子達がいた。
「色々なゲームがあるな、こっちの子達は四人対戦の子供も大人も楽しめる人気のパーティーゲームのようだな」
「家族でも楽しめるゲームだしな、有名なゲームキャラクターやその仲間や敵だったキャラも操作できるしな」
「こっちはホラーゲームみたいだな」
真央と朱莉はホラーゲームを見る。
『アアー』
『ヴー』
「凄いな、大スクリーンでゾンビが迫って来るなんて迫力があるな」
「ホラーゲームが苦手な子なら気絶しそうだな、現にやってるあの子もめっちゃビビってるぞ」
朱莉が指差すと確かにホラーゲームをプレイしている子が震えながら操作をしていた。
「怖くてもやりたいって感じだったんだな」
「ああ、あるな、怖いとわかっていても見たくなるって言うあの不思議な感覚」
「お、イベントシーンになったぞ」
イベントシーンに入る。
主人公が進んでいると何かの気配を感じたのか背後を見るとそこには何もいない。
しかし再び前を向くと突然目の前から敵が現れて戦闘に入るのだった。
「何か来ると思っていたが、大スクリーンだと迫力ありすぎてびっくりするな」
「ちょっとしたホラー映画を見ている感じだな、プレイしている子はもちろんだが、見ていた他の子達もビビッて悲鳴を上げてるよ」
「普通のテレビでも驚くと思うし、大スクリーンなら尚更だな」
「まあ、何て言うか、頑張れ」
「だな、頑張れよ」
怖がりながらプレイしている子に二人は声援を送ってその場を後にするのだった。
「あそこではパズルゲームをしてるみたいだな」
「大スクリーンでやるとパズルゲームも迫力あるな」
「あ、こっちの子が大量にコンボを決めて消したぞ」
「お邪魔パズルがたくさん出たな、あ、こっちの子が負けたな」
「勝負は時の運とも言うしな」
「だな、さっきの大量連続コンボは運の要素も強かったしな、今回はあっちの子の方が運が良かったって事だな」
二人はその後も色々なゲームを見て回る。
「さて、あかりんご、そろそろ僕達も何かしようか?」
「ああ、そうだな、どのゲームも楽しいが、やっぱりお前と戦うとしたらこのゲームがいいだろうな」
そう言って朱莉はとあるゲームで勝負をする事を決める。
「このゲームは」
朱莉が選んだゲームは格闘ゲームだった。
読んでいただきありがとうございます。
大スクリーンでのゲームは迫力がありそうです。
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