第446話 豪華な船旅 5 昼食
『おおー』
昼食の時間となったため真央達はレストランへと向かう。
豪華客船と言うだけあり、レストランも豪華なものとなっていた。
「まるで、お高いレストランに来たような気分だな」
「高級レストランって感じだよね、私達大丈夫かな? マナーとか見た目とかなってなかったら追い出されたりしないかな」
彩音が不安そうに言う。
それほどこのレストランは豪華なものだったのだ。
「バイキング形式ですから、あまりにも下品に食べたりとか他の方の迷惑になるほど騒いだりしなければ問題ないと思いますよ」
唯がそう言うと彩音は少し安心する。
「それにしても、色々な料理があるな」
真央が置かれている料理を見ながら言う。
「確かに、和食に洋食、おまけに中華まであるな」
「あ、皆見て、あんなのもあるよ」
真理愛が指を差すとそこにはチョコレートが滝のように流れていた。
「チョコレートフォンデュですね」
「凄い、テレビで見たけど、あれにフルーツやマシュマロやスポンジケーキなどをつけて食べるんだよね?」
「ええ」
彩音の問いに唯は頷く。
「チョコレートフォンデュだけじゃなくてケーキとかも色々あるぞ、しかも一口サイズだからたくさん食べられるって感じだな」
「ケーキバイキングですね」
「あ、プリンにゼリーにヨーグルトにフルーツポンチもあるし、クッキーも色々あるよ」
四人はたくさんのデザートがある事に目を輝かせている。
「皆、デザートに目が行く気持ちもわかるが、ちゃんとご飯を食べてからにしなよ、食後のデザートなんだから」
『はーい』
真央がそう言うと真理愛達はデザートから離れてパンやご飯やおかずが置いてある場所へと向かうのだった。
それから各々が自分の好きな物を皿に盛り席に着く。
「うわぁ、真央姉さん凄い量だね」
彩音の言うように真央の皿にはたくさんの料理が盛ってあった。
「ああ、旨そうなものがたくさんあったからついな」
「とても子供が食べる量とは思えないのに真央なら問題なく食べられるんだよな」
「真央ちゃんが盛った量を見て船内のスタッフさんが心配そうな顔してたね」
「私達は真央さんがこれくらい余裕で食べられる事を知っていますけど、真央さんの事を知らない人達からしたらそんな反応になりますね」
そして真央達は昼食を食べるのだった。
昼食も食べ終え、真央達はそれぞれが自由行動をする事になったので現在真央は一人で船内を見学しながら歩いていた。
「よお、R」
「おお、あかりんご」
船内を移動していると真央の前に朱莉ことあかりんごと出会うのだった。
「R、これから一緒に行かないか?」
「行くってどこにだ?」
「この船内にゲームができる施設があるんだよ」
「ほお」
「しかも大スクリーンがあってそれでゲームができるらしいぞ、ゲームのイベントとかeスポーツみたいな感じの奴がな」
「なるほど、それは面白そうだな、なら行くか」
「そうこなくちゃな」
真央は朱莉と一緒にゲームができる施設へと移動するのだった。
読んでいただきありがとうございます。
昼食を食べ終え、各自自由行動へ。
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